横山孝史 Live at CAVE 1999.7.25


横山孝史:Vo.Key.Prg
横山智子:Vo.Per
guest
鈴木宏幸:G.Cho

 梅雨も明け、7月の暑い日曜の昼下がりに、ゲストミュージシャンとしてライブに参加してきました。何度か人前には出たことがあるものの、きちんとチケットを売って演奏をお聞かせするって言うのは初めてのことだったのでちょっぴり緊張もしておりました。
 横山”ねじまきとかげ”孝史さんとは、Niftyのオフコース関係のセッションで知り合い、その後彼が出演するバンドのライブやソロライブにお邪魔して親交を深めてまいりました。その中で、ソロの時にギターも入れたいという話がありまして、もし私で良かったらと言ったところ、今回のライブへの参加となりました。


ライブへの道のり
 正式にお話をいただいたのは5月の始め。まずはライブの日程決めからでした。ギター向けにアレンジの変更や、新曲の作成っていう事情もあり余裕をみて7月にしました。(実際にやってみたらもう1ヶ月くらい欲しかった^^;)。いざ始めてみたものの5月は扁桃腺で寝込んでしまって、またFairwayのライブの準備もあって活動をはじめたのは6月に入ってから。横山さんの家でアレンジを練り直しながらライブへの構想を考えるといった作業が6月末くらいまで続きました。横山さんのヘッドアレンジがよくできているので私はそれに合わせてギターをかぶせるといった感じでそれほど苦痛な作業は無かったです。ただ、普段自分では滅多に弾かない(爆)コードが多かったのでそれを確認するのがけっこう大変だったかも。(今回は無理でしたが^^;)暗譜にはそのあたりが難関になりそうです。
 ある程度固まったところでスタジオに入って練習です。私は当初はギターのみと考えていたのですが、「コーラスできます?」と聞かれたので「簡単なものでギターが楽なところだったら」と応えたところ、新しく渡された譜面には全曲にわたりコーラスパートが^^;。なんとか練習をしたものの、結局当日の出来次第では「口パクコーラス(爆)」にしようと心に誓っていたのでした(爆)。
 ある程度構想が固まったところで、ライブの構成(選曲)の検討に入りました。セッティング・ばらし込みで1時間という時間なので正味40分程度と考えておかないといけません。どうしても外せない曲を一応(爆)確認しておいて、検討に入ります。私の頭の中にはやっぱり「某バンド(爆)」があったので、あたまにインストを持ってきて入場しよう!とアイデアを出して、「こもりうた」をインストにするように提案。インストが流れる中、入場しようと考えました。また、「superboy」は頭にバスドラを入れてMCをかぶせて曲に入っていくほうがかっこいいだろうと思いそれも提案。また、曲の構成もだいぶ変更してしまいました^^;(果たして横山さんはどう思っていたのだろう...)。「手をのばしたら」もバラード仕立てに。こっちのほうが気持ちがこもって私は好きなのですが、歌うSATOちゃん曰く「息継ぎが難しいから前のほうが好き」だそうです^^;。曲順もあれこれパズルをやって決定。「rain」を一曲目っていうのはどう?と提案したところ、そう来ますか?といわれてしまいました(横山さんの頭の中にはあまり無かったらしい)。準備も整って(?)、いよいよ当日へと向かいます。

ライブ当日
 梅雨も明けて良いお天気です。というより良すぎ(爆)。朝から真昼並みの太陽が照り付けていました。実は、前日はとあるライブを見に行っておりまして、その都合で都内に宿泊していたのです。やはりなれない枕だと疲れるせいか、ちょっと朝から疲労気味。 10時に現地へ集合していよいよリハーサル開始です。
 ライブはもう1バンドとの対バン形式で、私達が先の出番ということでもうひとつの出演バンド「kommma」が先にリハーサル。アコギによる男二人女一人のユニットで、コーラスがなかなかきれいです。曲調はCSNを彷彿させる感じでけっこういけてます。滞り無くkommmaのリハが終わったところで、私達のリハです。キーボード関係のセッティングにちょっと時間がかかりましたが、それもなんとか解決して演奏へ。鬼門(爆)となっている「rain」をやってみます。が、モニターから自分の声が返らなくて何を歌っているのか判らない状態(;_;)。モニタをあげてもらって聞こえるようになりましたが、コーラスにちょっと不安が^^;。なんとかリハも終了して、あとは開演時間を待つだけとなります。
 12時開場となり、お客さんが徐々に集まり出します。お客さんはどちらかといえばkommma関係の人が多かったでしょうか。横山さんのところは親戚の方々も来ております。私は友人に声をかけてみたものの、やはり暑さのためか誰も来ず(爆)。50人弱くらい集まったところでいよいよ開演時間を迎えます。

開演
 オープニングですが、インストが流れる中入場ということにしたかったのですがオペレーターがいないために横山さんは先にステージへ、SATOちゃんもそれに吊られる様に上がってしまい、結局私もあがることに、それからインストが流れるということになりました。そうなると、ちょっとインストが長すぎたなぁと思います。次回以降は会場の方々も含めて事前に構成を確認しておきたいと思いました。
 いよいよ「rain」へ。演奏はまずまずだったのですが、コーラスの時に、やっぱり自分の声が聞き取りづらい(;_;)。なので、途中でコーラスを入れるのを断念しました。続けて2曲目は新曲。こちらはコーラスは私だけしかいないので、やるしかない!と思ったところまぁまぁ聞こえます。演奏がシンプルなので聞こえやすいのでしょうか?
 観客席はけっこう冷房がきいていたのですが、ステージ上は照明のためかけっこう暑くなっていました。「手をのばしたら」ではギターが入らないので、その間にタオルで汗をぬぐいます。そしていよいよ後半戦へ。盛り上がりのうちに、最後の「superboy」へうつります。私のコーラスは個人的事情(爆)によりなし。でも、なくてもお客さんには判らないと思います^^;。そしてエンディングとなりました。

おわりに
 いろいろ初めての経験も多く、コーラスも途中手抜き^^;となりましたがなんとか終わることができました。ただ、お客さんにはどういったふうに聞こえていたのかが心配です(ビデオ収録したあるのですが見るのがちょっと怖い)。
 次回ライブは未定ですが、当面はレコーディングに集中することになります。でもって、新しいアルバムができたら発売記念ライブになるのかなと(少なくとも、私がライブに参加するのはそのくらいになりそうです)。
 次回への抱負としては「立って演奏する(爆)」ですかな、やっぱり。コーラスは期待しないでください>バンマス殿(爆)。
song list
1.こもりうた(inst)
2.rain
3.ポケット
4.朝
5.SELF-BOUND(or "strange song")
6.手を伸ばしたら
7.La-La-La
8.なつやすみ
9.アンテナ
10.superboy

おまけ(一部のマニアの方向け(爆))
 今回のライブでの私のセッティングです。普段はコンパクトをぎっしりつめた(爆)ボードを持ち歩くのですが、今回のライブでは音色も多く切り替えも複雑なのでZOOM3000というマルチを使用しました。付属していたペダルは使用していません。アンプはJCをレンタルしてマイクで拾っています。ZOOMの歪とJCは結構相性がいいような気がします(少なくとも、JCってエフェクターをかませる時はすごく使いやすい)。
 ギターはスペアのことも考えて2本準備しました。

Ibaneze AR-300CS→Ibaneze VL-10→ZOOM3000→JC-77
Varey arts M4

それでは、さらにマニアックに(爆)曲毎の解説です。

・rain(AR-300)
 歪はLEADを使用。3000の歪の中ではこの音が一番好みです。曲を通してコーラスをかけています。ソロでDELAYをON。

・ポケット(AR-300)
 BDで軽く歪ませています。あとはリバーブのみ。リバーブは全曲通してかけています。
・朝(M4)
 アコースティックシミュレータのモードを使用してフロントPUでアコギっぽい音を狙いました。そこそこの音はするのですが、ノイズがちょっと気になります。

・SELF-BOUND(or "strange song")(M4)
 ARに持ち替えたかったのですが、構成の都合でMCが無く(爆)M4のまま。この曲ではカッティングもあるので、ストラトの音でもいいんですけどね。クリーンモードではPHASEREを薄くかけた音とDETUNE CHORUSをかけた音の二つを使用。歪みのパートでは揺れ物はかけていません。

・手を伸ばしたら(休憩(爆))

・la-la-la(M4)
 単音リフにはPHASERE、途中のコードにはFLANSEREをビブラートっぽくかけています。ソロでは揺れ物なしのストレートな音(OD)です。

・なつやすみ(M4)
 「朝」で使用したアコギの音にコーラスをかけています。

・アンテナ(M4)
 歪みは「OD」を使用。クリーンパートはFLANGERで揺らしてます。エンディングはFLANGER、DELAYをきつめにかけてスライド・バーも使ってSEっぽさを出しました。

・superboy(M4)
 全編通して「BD」の歪みです。当初はもっとこりたかったのですが、勢いを重視しました。

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