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1月31日(月) はれ 「Captain's Journey/LEE RITENOUR」

 巨大なES-335が印象的なジャケットです。トローリングで釣り上げられた魚を自慢するようにリー・リトナーが写っています。リーリトナーの人気を、そしてフュージョンの人気を決定的にした1枚ともいえるかもしれません。
 それまでのギターの音と比べると幾分マイルドになり、コンプを基本にオーバードライブ、コーラス、フェイザーを絡めた音色というのはここで確立されたように思います。私もフュージョン系の音づくりをするときには参考にしています。ギターのほうも写真のES-335を始めとして、ストラト、アコギ、ギターシンセまで幅広く盛り込まれています。ギターシンセに関してはフュージョン界でも取り入れたのは早いほうではないでしょうか?
 バックを務めるメンバーも豪華でフュージョンシーンを担っている面々が勢ぞろいしています。また、ビル・チャンプリンがコーラスで参加していたりとフュージョンだけには止まらない面子も参加しています。こういった面々がギターとの絶妙なバランスで絡んでいます。

1月30日(日)はれ 「私をスキーに連れてって(ビデオ)」

 毎年必ず冬になると見ている作品です。これまではβのテープでしか持っていなかったのでデッキが壊れて2年ほど見ていなかったのですが、今年ついにVHS版のテープを買ってしまいました。時期的に自分がスキーをはじめた頃にダブって、何度見てもあのころのことを思い出させてくれます。
 どこがいいかっていうと、エンターテイメントに徹しているからかな。笑い有り涙有りハラハラドキドキ有りと、それで最後はほろ苦さもありながらハッピーエンド。見終わってスキーに行きたいって思わせてくれます。初めて見たのはスキーに行く夜でした。出発時間が深夜なのでその時間つぶしにみてしまったのです。はまりましたね。スキーに出発するときは「サーフ天国スキー天国」、ちょっと急な斜面をすべるときは「ブリザード」が頭の中でBGMとして流れていました。
 社会現象まで起こしたこの作品、ファッション、装備類は今となってはちょっと流行遅れなのですが、でもやっていることは変わらないですよね。
 この映画では前述のようにユーミンのナンバーが使われています。実に効果的に。そのため、「SURF&SNOW」が発売からずいぶんたっていたのに売れちゃったりしたんですよね。名盤はいつの世でも受け入れられるってことを証明した一作でした。
 ああ、スキーに行きたいよ〜

1月29日(土)はれ 「Millennium/Yuming+Pocket Biscuits」

 最近のバラエティ番組の流行として、本職ではないものにいろいろとチャレンジしてその過程を楽しませるといったものが多いと思う。そして、この曲が生まれた「ウリナリ」もそんな番組のひとつで我が家でも楽しませてもらっている。音楽面へのチャレンジも旺盛で、特に「もてないブラザーズ」と称してウッチャンとカツマタくんが「春よこい」のピアノ伴奏を見事つとめた時にはちょっと目頭が熱くなった。そして、今回もユーミンとの企画である。しかも、ユーミンが新曲を書き下ろし年越しライブまで登場してしまった番組のレギュラー達である。特に、この新曲は千秋のボーカルがユーミンと絡んでも違和感がないというところがすべてだと思う。歌い方ががにているのだろうか。とにかく、今回のこの企画は大ヒットであったと思う。それにしてもユーミン、自分のアルバムに書いた曲より出来がいいと思うのは私だけではないと思うが、もったいぶらないでもっとこんなガツンと来る曲を聞かせてください。
 ちなみに、この時のライブは大晦日に放送されました。そして、そのドキュメンタリーをその後放送したのですがそっちは見逃してしましました。どなたか録画された方がいらっしゃいましたら私に見せてください。お願いします。

1月28日(金)はれ 「SONGS/Sugar Babe」

 日本ロック界の歴史に残る名盤ですね。山下達郎と大貫妙子という二人のシンガーソングライターを中心に結成されて、大滝詠一のいバックアップによりナイアガラレーベルの第一弾として発売されました。そして、これがSugar Babeにとって最初で最後のアルバムとなりました。
 はじめてこのアルバムを聞いたとき、オープニングの「SHOW」のこれからはじまるぞっていうドキドキ感、永遠の名曲「DOWNTOWN」のウキウキ感。この2曲だけで私はまいってしまいました。全体的にはメンバー全員の音楽性と大滝詠一の趣味が一体となったその後のメンバーの基礎になった音を聞くことができます。SSVもこんなふうな名盤を残すことができたらいいねぇ。あ、「SHOW」みたいなライブのオープニングをかっこよく飾れる名曲も待ってますよ>バンマス(爆)。

1月27日(木)はれ 「I'm gonna take this CHANCE / Char」

 昨年発売された最新アルバム。はじめてTVで見た頃は「闘牛士」なんかをアイドルっぽくやっていてそれほど興味はなかったのですが、自分がギターを弾くようになってチャ−のカッコ良さが判って来ました。基本的にはロックなんだけれどもカッティングも上手いしホントにギタリストだなぁって思います。ギターの音色もクランチっぽい歪みでギターのボリュームを絞るとクリーンになるっていうセッティングではないでしょうか。私もバンドン方で参考にさせてもらっています。あと、ワウの使い方、アーミング等ジミヘンっぽさを感じさせます。チャ−を見るといつもムスタングを欲しくなるのですが、また新しいギターを買ったら怒るだろうなぁ>カミサン^^;。

1月21日(金) はれ 「PLANET GUITARMAN/是方博邦」

 是チャンの新作はKORENANOSで録音されたアルバムである。タイトルからしてスペイシーな雰囲気を思わせるが、内容はいつもの是方節である。ここ何作は野獣王国での活動がメインだったのでKORENANOSのリズム隊が新鮮に聞こえる。是チャンのギターを聞いていると、うーむ、やはり自分のギターの目標はここにきてしまうのかなとちらっと思ったりする。うん、自分のスタイルでどんなときもばっちり決められるようになりたいね。久しくライブにも行っていない。音からしてストラトがメインのようだ。また是チャンが暴れまわるステージを聞きに行きたいと思う。

1月20日(木) はれ 「Gentle Sex/角松敏生」

 角松のニューアルバムは企画モノである。でも、それは私のように角松worksのすべてを網羅していないものにとってはまったく新しいアルバムのように聞こえる。
 これまでに女性アーチストに提供してきた曲をセルフカバーしたものである。馴染み深い「You're my only shining star」をはじめとしてどちらかといえばゆったりめの曲が多い。ラストの曲だけが今回書き下ろされた曲で今の角松の心境をすべて叩き付けるかのような曲であった。
 私自身はアルバムのオープニングを飾る2曲がなかなかいいです。特に、中森明菜に提供した1曲目はどんなふうに彼女が歌っていたんだろうと興味が沸いてくる。

1月17日(月) くもり 「TIME TUNNNEL/角松敏生」

 5年前の今日、いつもより早く目覚めてしまいTVをつけたときに突然目に入った火災シーン。そしてそれが神戸の町であることがわかるまでにさほど時間は必要なかった。ほとんど地震がなかった関西地区に突然起こった大震災。それは現代における大都市での地震に対する無防備さを映し出していた。そして、それは突然やってくるものだと。そう考えると毎日を一生懸命、いや、大事に生きようと思う。いつ何が起こってもいいように。
 「崩壊の前日」では阪神大震災をテーマに、突然起こる悲劇そして未来への希望を角松が歌い上げる。「生きていてくれてあるがとう」解凍の時に彼は客席に向かってこういった。それは、震災で命を落としたファンに対する無念を心に刻むかのように。

1月12日(水) 雨 「SUPER/飯島真理」

 タイトルは「スーパー」ではなくて「シュペール」です。そんなタイトルのついた飯島真理のベスト。契約の問題からかこうしたベストがけっこう乱発されてました>まりン。そんでもって、そうした企画もののベストを見事にのせられてもう一枚持っていたりするのですがそれは別の機会に紹介したいと思います。
 さて、なぜわざわざベストかという、今日は久しぶりの雨。そして雨といえば「セシールの雨傘」、それもシングルバージョンということでこのアルバムになりました^_^;。ちょっとハードめの曲でアルバムよりもかっこよく仕上がっています。また、ビデオクリップもあったりしましてそこには和田アキラが参加しています。実際の曲でギターを弾いているのは清水信之だと思います。こうして久しぶりに聞いてみると自分のルーツと飯島真理のルーツは結構似ているなぁと感じたりします。

1月8日(土) くもり時々はれ 「BBC Sessions/Led Zeppelin」

 久々にヤングギターという雑誌を買った。ギターを始めた頃はこれとギターマガジンの2誌をいつも読んでいたのだが、ヤングギターは流行に乗ってヘビメタへと走り始めてしまって買わなくなってしまいました。今日、たまたま本屋で開いてみたらジミー・ペイジのライブの特集をやっていたのでついつい買ってしまいました。
 いわゆる3大ギタリストの一人に数えられるジミー・ペイジですがどちらかといえばバンドとしてすごさのほうが際立っていたように思います。ギターを始めた頃感じたのは、一人でギターを弾いているならディープ・パープルが楽しいと思ったが、バンドとしてやるならツェッペリンがいい、ということです。印象的なリフやドラマチックに展開する曲構成などひきこまれるものがありました。
 このアルバムでも特に2枚目が好きです。ひとつのライブを録音したもので、時期的に乗りに乗っている頃で個々応えがあります。もちろん一枚目も「Communication Breakdown」をはじめとして勢いを感じさせます。欲を言えば大好きな「Goodtimes Badtimes」も入って入ればなぁってところでしょうか。

1月7日(金) 雨のちはれ 「ぼくがつくった愛の歌/チューリップ」

 「またか」正直、そう思った。甲斐バンドの再々結成に続いてチューリップである。期間限定の再結成で、もうみることはないんだろうなと思っていたらまたである。この際、解散という言葉ではなくて活動休止とかそういった表現にして欲しいものだ。なんだか、「解散」という言葉に込められた重みのようなものがどんどん薄れていくような気がする。
 このアルバムの頃のような、自分達のパワーを詰め込んだものを作ってくれるのだろうか?ううん、肩の力が抜けた作品でもかまわない。もし、再々結成して出すのなら昔のナンバーの焼き直しではなくて新曲で埋め尽くされたアルバムを作って欲しい。それがよかろうと悪かろうと「今」のチューリップなのだから。

1月5日(水) はれ 「BOSTON/BOSTON」

 あっというまに年末年始も過ぎ去ってしまい、またあわただしい日常へと戻ってきてしまいました。どうして楽しい時間は早く過ぎるんでしょうねぇ。
 さて、今回はボストンのファーストアルバムです。私はセカンドアルバムから先に聞いたのですが、このファースト、そして3枚目のアルバムと全部同じ音。ある意味すごいと思います。ワンパターンというか、でも心地いいから許します。ツインギターのハモリがなかなか気持ちいいのです。ちょっとプログレっぽい曲もあったりしますがほとんどがシングルヒットを狙っているのではと思うようなポップな曲ばかりです。このサウンドは日本のロック界にも影響を与えていると思います。
 リーダーのトムはMIT出身のバリバリのエンジニア。そして、後にROCKMANというヘッドホンアンプをこの世に送り出します。当時、5万円を越えるそのヘッドフォンアンプは私も試したのですが、もう、アルバムのギターと同じ音が出ます。さわやかなコーラス、きめの細かいディストーションetc。これをプリアンプ代わりにしたプロの人も多かったみたい。その後、ラックタイプなんかも出て一世を風靡しました。これらのエフェクト類は既に廃盤になってしまいましたが中古市場でも人気があるようです。手ごろな値段で見つけたら入手したい一品ですね、これは。

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