2000年4月の一枚

昔の一枚はこちら

4月26日(水) 雨 「Breath/松尾一彦」

 松尾一彦2枚目の5曲入りアルバムである。帯には思いっきりオフコース解散云々の文字が。うーむ、この頃が一番売り時だったということだったのでしょうか?^_^;
 内容はゆったり目の局が多く、落ち着いた雰囲気となっています。「Tenderly」「There's No Shoulder」あたりは松尾さんの曲の中でも光っているのではないでしょうか。ギターも控えめながら味のあるプレイをしています。キーボードも松尾さん自身が弾いているのですがピアノ系は他の人に弾いてもらった方がいいような気がします^_^;。何はともあれ、松尾さんの数少ないアルバムの中でキラリと光る一枚ではあります。

4月22日(土) はれ 「FAR EAST CLUB BAND/FAR EAST CLUB BAND」

 小田和正のアルバムの発売に合わせてリリースされた彼のバックを勤めるメンバーによるアルバムです。もちろん、小田和正自身も曲の提供、キーボード、プロデュースで活躍しています。
 ほぼ全曲がインストで、一曲で全員によるアカペラ(これはイマイチ)、2曲で山本潤子のコーラスがフューチャーされています。各人が曲を持ち寄っているためかバラエティに富んだ曲調となっていますがバンドとしてのカラーのためか意外にまとまった感じがします。雰囲気としてはT-SQUAREとかサンボーン、RTFみたいな感じでしょうか。
 オフコースの「たそがれ」がカバーされていますが、これはイマイチでした。元曲がいいだけにもうちょっとがんばって欲しかったです。せっかくだから「FAR EAST CLUB BAND SONG」あたりもやってほしかったなぁ。とりあえずは、ライブでどんな感じになるかが楽しみです。(ギターの稲葉氏がはじめてしまいそうなのは目に浮かぶ^_^;)
 まぁ、小田ファンやメンバーのファン以外の方にはあまりお勧めできないアルバムかも^_^;。
4月18日(火) はれ 「PRISMANIA/PRISM」

 私を良く知る人は今日発売の某アルバムのレビューがここにくると思っている方が多いかもしれませんが、はずれです(爆)。もうちょっと良く聞きこんでからということで、今日はそのお方と関係のあるグループであるPRISMです。
 このアルバムはベストアルバムなのですが、時期的に80年代の楽曲に集中しています。また、新曲も収められているのですがこれが昔の曲と並んでいても違和感なく感じられます。もう、どこを切ってもPRISMの世界のように思います。ベストアルバムだけあって、ポップな曲が多く並べられていますがそんな中でも変拍子等PRISMらしさを感じさせる曲もあります。日本のフュージョンシーンを引っ張ってきているこのグループですが、いつまでもそのクオリティを保って欲しいと思います。
 ライナーノーツには参加メンバーのほかに使用楽器も詳しく書かれています。こんなところを見ても、ああ、長い間やってきたんだなと感じます。こうして音を聞いているとまたライブであの和田アキラのスピード違反なギターを聞いてみたいですね。

4月17日(月) はれ 「CAUGHT IN THE ACT/GRAND FUNK RAILROAD」

 いや〜、アメリカンですなと思わずにんまりしてしまうGFRのライブアルバムです。評価としてはこれより前に出ている初期のライブアルバムの方が高いのですが、ヒット曲を網羅したこちらのアルバムも私的には捨てがたいものがあるのです。
 なかでもこのバンドのテーマソングともいえる「We're an American Band」はイントロを耳にするだけでどきどきしてしまいます。他にも「Heartbraker」「Shinin' On」等有名曲ももちろんカバーしています。演奏の出来などにはちょっと?なところもあるのですが^_^;、やはりこのライブならではの勢いというのはいいですね。ラストを飾るストーンズのナンバーもGFRらしさが出ています。

4月15日(土) 雨 「REMIX REBECCA/REBECCA」

 現在の元気系のガールズ・ロックの基礎を作ったグループです。なかでもボーカルのNOKKOのキャラクターは他の追随を許さないものでありました。
 このアルバムはレベッカの初ベストで、当時のヒット曲が満載です。ちょっとマドンナあたりを思わせるような曲調もありますが、大ヒットした「Friends」をはじめ「Maybe Tomorrow」のようなバラード、そしてのりのいいナンバーとレベッカを知るには絶好の一枚ではないでしょうか?

4月14日(金) くもり 「ELECTRIC LADYLAND/THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE」

 裸の女性がジミヘンのアルバムを持っているという衝撃的なジャケットの2枚組アルバム。このジャケットは一時期違うデザインのものに差し替えられていたこともあったとか。
 ギターを使ったSEからスタートするこのアルバムは、ブルースをベースにハードなリフ、ファンキーなカッティング、アーミングを含めたトリッキーなテクニックと現代のロック・ギターの基礎を作った人であることを実感させます。そして、なにより彼のプレイ、彼の考える音楽についてくることができるメンバーがいなかったというのが残念でなりません。

4月13日(木) はれ 「THE DARK SIDE OF THE MOON/PINK FLOYD」

 プリズムをデザインしたジャケットが印象的な邦題を「狂気」と名づけられたアルバムはアメリカで長期間チャートインしたことで記録にも残る、大ヒットしたアルバムである。
 こうして改めて聞いてみるとサウンド自体は難解ということはなく、むしろSEを効果的に使い時にはブルージィに、時にはメロディアスに印象的なフレーズが満載である。そんな音楽的な面を支えているのがデビッド・ギルモアのギターだとすれば、シド・バレット脱退後の存在としての「ピンク・フロイド」を支えてているのはロジャー・ウォータースの詩であろう。
 後に「THE WALL」という大ヒットアルバムを残してロジャーと残りのメンバー3人は分裂してしまいふたつのピンクフロイド騒動にまで発展してしまうのであるが、そんな彼らがこのアルバムで残したものはあまりにも大きなものがあると思う。

4月11日(火) はれ 「ribbon/渡辺美里」

 昨日の嵐でかなり散ってしまったが先週末は桜が満開で花見日和であったと思う。そんな桜のことを見ていると思い出すのが「さくらの花の咲くころに」。卒業したてのせつない気持ちが表れている曲である。
 このアルバムはそもそも「恋したっていいじゃない」を聞きたくて買ったのであるが、いきなり一曲目のギターリフでKOされてしまいました。他にもリフが印象的な曲があるのですがどちらも今では売れっ子ギタリストの佐橋さんの曲でした。当時は美里のバックを勤めていて売出し中のギタリストでした。他にも小室哲也、木根尚人のTMコンビ、岡村靖幸等そうそうたる面々が作曲陣として名を連ねています。それにしても、清水信之のアレンジというのは本当に清水色に染めてしまうっていう感じですね。

4月9日(日) はれ 「LIFE SIZE '99/小田和正」

 小田和正がファンクラブ向け(一般の人も購入は可能)に作成する一年の動きを振返るビデオである。
 早稲田大学で行われた建築学部主催の講演会をメインに、各地で行われたイベントや映画のDVD化等盛り沢山である。なかでも講演会では自らの道のりを振返るということで音楽を始めたときから建築との出会い、別れ等小田和正のすべてがわかる出来となっていた。この講演会にビデオの大半を割いていたのもうなずける。
 個人的にはレコーディングのシーンやイベントの様子をもっと長くしてほしかったです。

4月7日(金) はれ 「Treasure/B'z」

 最近密かにマイブーム(爆)のB'zです。オープニングからいきなり「アメリカン・バンド」を思わせるドラムフレーズから「BLOWIN'」でスタート。「Preasure」と比べるとちょっと地味な感じもするのですが、バラエティに富んだ選曲になっています。B'zの人気のヒミツは男女どちらにも受けているからだと思います。曲のポップさ、アレンジのハードさ、ちょっと独特な世界の詩、ギター小僧を引き付けるギタープレイ。そう、VAN HALENを思わせます(それっぽい曲も入っていますし^_^;)。最近、新しいベストがまたまた登場しましたがこれからも私達の耳を楽しませて欲しいですね。


戻る