2000年7月の一枚

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7月31日(月)はれ 「FULL MOON/THE FULL MOON」

 また一枚、名盤と呼ばれるアルバムかCD化されました。BUZZ FAITEN,NEAL LARSENを中心としたバンドである。その後、LARSEN-FAITEN BANDとして再び組むこととなる二人であるが、ここではその基礎となる音を感じられる。第二期Jeff Beck Group、ドゥービーに通じるロック、ソウル、ジャズの融合したまさにフュージョン・サウンドである。ギターの音色も今でこそBUZZサウンドが確立されているがこのころはギター本来の音色を活かしたストレートなサウンドでグイグイと迫ってくる。SSVのサウンドに通じるものも感じられる一枚である。

7月27日(木)くもり時々雨 「sometime somwhere/小田和正」

 小田和正第一回監督映画のサウンドトラックである。サウンドトラックにしては歌モノが多く、オリジナルアルバムとしても十分聞けるものになっている。しかし、監督自身は歌モノが多すぎたと感じたようで2作目では歌モノはタイトルチューンのみとなっていた(というか、サウンドトラック自体も発売されていないけど)。
 さて、チープなストリングス(といっても当時は最先端だったのだろうが)で幕を明ける本アルバムであるが、小田和正のラブソングの世界を思う存分堪能できると思う。しかし、やはり映画がメインであり、この前後に出ているアルバムに比べると小粒な印象派否めない。このころは打ちこみ主体のためどうもバッキングが安っぽく聞こえてしまいこのあたりは本人もいろいろおもうところがあるようで、映画についてはTVで放送するときに全て生オケで撮りなおし、いくつかの曲については再録音されている。

7月13日(木)くもり 「Juvenileのテーマ〜瞳の中のRainbow/山下達郎」

 奥様の18年ぶりのステージでもバックを勤め、相変わらずの凝り屋ぶりを発揮した達郎の久々のシングルです。映画の主題歌ですが、少年時代の夏の日を達郎節にのせたさわやかの仕上がりとなっています。個人的にはカップリングの「アトムの子」のライブバージョンが良かったです。
「JOY2」を出してくれないかなと願いは募るばかりです。あ、ライブビデオも見たいぞ!!

7月10日(月)はれ 「荒井由実コンサート/荒井由実」

年々派手になっていくユーミンのステージ、そんなユーミンが原点に戻ったステージである。バンドも荒井時代にバックを勤めたキャラメル・ママのメンバーを中心に縁の深いメンバーが集まった。
 曲はもちろん荒井ナンバーのオンパレード。松任谷のステージでも披露されるナンバーもあるが、それだけでは物足りなかったファンには素晴らしいプレゼントとなった。
 そんな中で一曲だけ演奏されあ松任谷ナンバーが「春よ来い」である。この曲に対するユーミンの思い入れが感じられる。
 尚、本作品はビデオも発売されておりそちらではスペシャルゲストの曲も収録されている。(内容はまた別途)


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