2000年8月の一枚

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2000年8月28日(月) はれ「Untitled 23 Works/松尾一彦」

 松尾一彦の未発表曲を集めたCDである。内容はBGMのようなインストばかりで松尾さんの別の一面を見るような思いである。これまでの松尾ファンが聞いたらいろいろいいそうであるが。
 内容はおいといて、興味の焦点は販売の形態がインターネット、DMを使った通販であったことである。最近はこういったスタイルでCDを発売するアーティストが増えている。アーティストが近くなったと思える反面、巨大な市場をかかえるにも関わらずそこにのせられているのはほんの一握りのアーティストだけだということである。これからどういった形で音楽産業が進んでいくのか、楽しみであり不安でもあります。

8月25日(金) はれ 「GRATEST HITS/STYX」

 ライブでカバーをやりたいねという話になって、ふと思いついたのがSTYXの「Fooling yourself」。こうしたちょっとプログレっぽいポップなナンバーが個人的にはお気に入りなんだけど、いかにも長い。イントロだけで1分半^^;。やっぱり「Babe」や「The Best of Time」くらいの長さが適当かな。

8月23日(水) はれ 「ひとつだけ/矢野顕子」

 アッコちゃんのベストアルバムである。彼女の歴史がよくわかる選曲になっていて、初期のどこか尖った雰囲気から最近の落ちついた安らかな曲までとりあえずアッコちゃんを聞いてみたいという人には最適なアルバムです。個人的には豪華メンバーがバックを勤めている初期のナンバーが好きです。それと、アルバムのタイトルにもなった再演の「ひとつだけ」。

8月16日(水) はれ 「熱い胸さわぎ/southern all stars」

 サザンが茅ヶ崎でライブをやるということで地元は大騒ぎのようである。出身地であり、曲の中にも頻繁に登場する湘南周辺の地名など、盛り上がるのもうなずける。むしろ今までやっていなかったのが不思議なくらいである。
 桑田自身は「日本のブライアン・ウイルソンの地位は山下達郎には渡さない」と純粋に音楽の追求をしていきたいようであるが、ひとたびライブとなると「ウィー、スタンドー、アリーナー」とやってしまう。そんなジレンマに悩んでいるようである。そんな現状のことなど感じさせない10曲がこのアルバムには並んでいる。荒削りで、ブルース、ロックの影響を感じさせるそのサウンドはちょっぴり自分が歳をとったのかなと思わせてくれる。

8月15日(火) くもり時々雨 「Crazy Sings/Club Med」

 その曲だけを聞いてもどうってことはなかったと思うが、同時にいろいろやっていることによりものすごく鮮明に曲とその場面が一致する、そんな曲ってたくさんあると思います。Club Medはアーティスト名では無くて世界中にリゾート施設を持つリゾートクラブの名前ですが、そこで売っているコンピレーションです。
 プールで、シアターで、バーで、ディスコで、そのリゾート村にいるときの様様なシーンで使われている曲が収められているこのアルバムを聞くとそのシーンが浮かぶと同時にまた行きたくなってしまいます。旅費がちょっと高いのでそうそう何度も行けないのですが、このCDを聞いて次ぎに行けるまでがんばるぞと思うのです。

8月4日(金)はれ 「once upon a time in横浜/B'z」

 そこに繰り広げられているのは、アメリカのアーティストのスタジアムコンサートで見た風景である。B'zが日本の音楽界に刻みつづけている足跡は確実にロックを一部のファンのものから一般のファンのものへと広げている点にあると思う。初登場一位を続けるシングル、アルバム、満杯のスタジアム。キャッチ−なメロディ、判りやすい歌詞がそれらを支えていることは間違いないと思う。また、ボーカルの稲葉氏のルックス、ギターのTakのテクニックは男女のファンを引きつけている。そして、ビデオの中には、まさにロックコンサートなのである。日本の音楽に満足できなくて洋楽を聞き、そうした年代がそれらを吸収して自らのスタイルを築く。洋楽の世界にしか感じられなかったそれをビデオの中に見て、感じたことである。
 さて、いつもの調子(爆)に戻ってTakのギターであるがさすがにTakモデル一本槍である。個人的にはアーミング等も見たいので、もっと他のギターも弾いて欲しいと思うんですよ。ね、Gibsonさん(爆)。

8月2日(水)はれ 「存在の証明/角松敏生」

 解凍後の角松は、自分のなかのあらゆるものを出しているように思う。そして、今回のアルバムでは心の中の影の部分。誰しもが抱いているものをアルバムに詰めこんでいる。次ぎはどんな世界をみせてくれるだろう。
 サウンド的には、バンドっぽさが目立っている。特にギターについては顕著で、やはりツアーで一緒であるブッチャーと角松のふたりでほとんどのギターを弾いているのが大きいのかもしれない。

8月1日(火)はれ 「The Best of The Alan Parsons Project/The Alan Parsons Project」

 先日のSLTのライブでも演奏された「アイ・イン・ザ・スカイ」を含むベストアルバムである。エリック・ウルフソンのアイデアをアランが料理するといったプロジェクトでミュージシャンもその時々によってメンバーが異なっている。ビートルズ、ピンク・フロイドのエンジニア時代の経験を活かしたポップでドラマチックで時にはプログレッシブな世界が展開されている。
 海外ではクインシー等こういったプロデューサ主体のユニットがヒットも飛ばしていますが、日本ではなかなか目が出ないですね。まぁ、見方を変えれば小室ファミリー、つんくファミリーのベスト盤が同じような位置付けといえないことはないかもしれないけど^^;。


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