2000年9月の一枚
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2000年9月29日(金)はれ 「1996/子 "Lightning Bluse Guitar"/江戸屋百歌撰」
自宅の近所に、楽器が常備されていてお客さんが飲み食いしながら演奏できるという居酒屋がある。先日下見に行ってきたのであるがマスターが情熱たっぷりに紹介してくれた。音楽好きなオトナが集まってブルースなどのセッションを楽しんでいるという。そんな話を聞いて、取り出したアルバムである。
チャーが主催するレーベルで毎年一枚ずつ発売されているコンピレーションで1996年に発売されたもんである。内容はチャーをはじめとして10人のギタリストがブルースを演じている。大村憲司のプレイも収録されているが生々しいそのプレイはリラックスした雰囲気を感じさせる。思い思いのプレイを繰り広げるギタリスト達の楽しそうな顔が浮かんでくるようなアルバムである。
2000年9月15日(金)くもり時々はれ 「off course tour 1987-as close as possible/off course」
1987年のツアーを収録したライブビデオである。個人的にはこの頃のオフコースはリアルタイムには聞いていなかったので完全に後追いとなった。5人時代で好きになって4人になったとき、バンドらしさが感じられなくなってなんとなく離れてしまったような気がする。気がついたときには解散コンサートが行われていた。
しかし、それまでのオフコースと4人時代を別のバンドとして捕らえると4人ならではのバンドらしさを感じることもできる。特に松尾さんは活躍の場を与えられて様様なスタイルの曲を提供している。ただ、ヤッサンの抜けた穴を生めようとする気負いのようなものを感じることはあった。オフコースという名前を使っていなかったら、もっと別の形でバンドは続いていたかもしれないと思う。
このビデオでは、そんな4人時代のバンドらしさを存分に感じることができる。特に、「Tiny Pretty Girl」はその代表であろう。5人時代のレパートリーは敢えて収録せず、4人時代のレパートリー飲みで構成された内容もよかったと思う。個人的にはカットしている曲もあるのでせめて4人時代の曲全てをノーカットで収録してほしかったように思う。
2000年9月12日(火)くもり時々雨 「TAKE OFF/TULIP」
何かとオフコースと比較されがち(特にニューミュージックがもてはやされたころ)だったチューリップの74年のアルバムである。チューリップとオフコースの決定的な違いはチューリップは最初からバンドであったということである。60年代後半から70年代、特にビートルズの影響を色濃く感じさせるバンドであった。末期では財津のワンマンバンドになってしまったが、この頃は姫野がもっと前面に出ていて女性ファンからは圧倒的な支持を受けていた。
このアルバムには「セプテンバー」「青春の影」という代表曲も収められている。特にセプテンバーはオープニングのギターのカッティング、間奏のピアノ、エンディングのメロトロン等ビートルズのエッセンスを詰めこんだ代表さくであると思う。
最近、再々結成してツアーを行っている。思うところはあるが、また別の機会に述べてみたい。ちなみに、今回のツアー、私は見ていません。
2000年9月7日(木)雨 「Lovers/Princess Princess」
私は今でこそいい年こいてバンド活動にのめりこんでいる中年予備軍(爆)であるが、その昔はプラモデル少年であった。小学校高学年から中学生くらいにかけて小遣いのほとんどをプラモデルにつぎ込んでいました。作ったものといえばタミヤのMMシリーズやウォーターラインシリーズ。作ったプラモデルを眺めながらあれこれ考えたものでした。最近「田宮模型の仕事」という本を読んでそのころのことが思い出されました。また何かつくってみたいな。
で、本を読みながら唐突に頭に浮かんできたのがこのアルバムに収録されている「恋におちたら」。なぜかといわれると判らないけれど、とにかくうあkんだんです!!なので、プラモデルとは全然関係無し(爆)。このアルバムはある意味プリプリの転機になった作品でもあると思います。それまで作られたイメージを超えた自分達の姿を見せたと言う意味で。それにしても、久しぶりに聞いて音の悪さにがっかり(これは別にプリプリのせいではない)。技術の進歩はすごいもんですね。こうした音源を聞いてしまうとリマスターものを望んでしまいますよ。
2000年9月3日(日)はれ 「Asian Dreamer/CASIOPEA」
リズム隊が変わった後のリテイク・ベストである。収録されている曲は代表曲ばかり。カシオペアの素晴らしさを知るにはいい一枚だと思います。これがオリジナルテイクによるものだったらもっといいのだけれどね。ナルチョがきらいなわけじゃないけど、やっぱりカシオペアのリズム隊はあの二人なんですよ。
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