2000年12月の一枚

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12月31日(日)くもり 「KENJI SHOCK/大村憲司」

 始まりがあれば必ず終わりがある。その終わりがちょっとだけ早過ぎたように思います。そしてそれを継ぐものがいる。そんな音楽を大村憲司は残してくれたように思います。
 このアルバムにはフュージョンと呼ばれる音楽が隆盛を誇っていた時期の音がつまっています。後世に語り継がれる音を残せたことは幸せだと思います。自分もそんなふうになれればと思いつつ21世紀を迎えたいと思います。

12月8日(木)はれ 「John Lennon(4CD SET)/John Lennon」

 没後に発売されたBOXセットを久しぶりに聞いた。というか、毎年この時期になると聞いているような気がする。なかでも印象が強いのは「ジョンの魂」がメインの1枚目と「ダブルファンタジー」がメインの4枚目である。前者はそれまでのビートルズのイメージを吹き飛ばしてしまうような「マザー」があまりに自分にとってショックだった。そして、後者はリアルタイムで聞いていたアルバムであり、活動停止状態であったジョンが久しぶりに出したアルバムで、しかも日本公演も噂されていた。そしてあの悲劇は起きた...。
 すべての曲を網羅しているわけではありませんが、シングルのみの曲やY女史の曲が入っていない(爆)のがうれしいところではあります。亡くなったことによって神格化されつつあるジョンですが、こうした曲を聞いているともっと等身大の生身の人間であると感じられます。

12月5日(火)はれ 「hetero/種ともこ」

 いつのまにか発売されて、1年もたってから気がついた種ちゃんの新譜である。やはりこまめに情報収集はしないといけないということですね^^;。
 これまでは自作自演であったが、今回は他人が書いた曲を歌うというシンガーとしての面を前面に打出したアルバムである。で、聞いてみて思ったのであるがなんだかどの曲も種チャンが作ったオリジナルのように聞こえてしまうのである。種チャンのシンガーとしての個性が曲の個性を大きく上回っているということに気づかされた1枚である。


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