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2月27日(火)はれ 「TRUST ME/佐橋佳幸」

 現在の日本におけるセッションギタリストの第一人者である佐橋のソロアルバムである。ギタリストのアルバムということでギンギンに弾きまくっているかというとそういうわけではなく、良質のポップスアルバムとして仕上がっている。もちろん、ギターの方もソロにバッキングに活躍しているがそれほど出過ぎた感じはない。アルバムの印象としては、他に同時期に聞いたアルバムがあまりに強烈でこのアルバムはなんだかすっと通りすぎてしまったような感じである。リラックスしたいときに聞くようなタイプだなぁと。それだけ他がすごかったといえるけど。
 ギターの音色は、いつものダイナコンプ&OD1を基本にした音色です。最近の流行の音色ではないかもしれないけど、でもあまりにあちこちで耳にするのでスタンダードな感じもします。

2月26日(月)はれ 「Live In Tokyo/Thee Michelle Gun Elephant」

 前からギター雑誌で目にすることが多かったのであるが、「初回限定CDS付」というのにつられて(爆)買ってしまったアルバムである。
 とにかく、息をつかないバンドであるように感じる。次ぎから次ぎへとパワフルなロックンロールナンバーをシンプルなアレンジで聞かせる。自分に何かが足りない、と感じたときに聞くアルバムかもしれない。間違っても電車の中では聞かないほうがいいかも^_^;。

2月25日(日)はれ 「No Substitutions/Larry Carlton,Steve Lukather」

 思わずギターを弾きたくなる、そんなアルバムである。
 セッション・ギタリストというジャンルを確立したラリーと、それをより一層広めたスティーブの夢のようなセッションが日本、しかもブルーノートという小さな空間で体験できるというのは幸せなひとときであろう。残念ながら見に行くことができなかったが、こうしてCDとして届けられたのはラッキーというほかは無い。
 オープニングはジェフ・ベックのナンバーである「The Pump」。スティーブのギターはいかにもジェフに影響を受けました、というフレーズをびしびし決める。対するラリーは、いつものフュージョン・ふれーず。うーん、楽しい。ラストの「Room 335」まで、ギターの楽しさを体感できるアルバムでした。今年また来日するそうですけど、いけるものなら行きたいですね。

2月24日(土)雨 「Fool on the planet/the pillows」

 タワーレコードへ足を運んだのは、一部で話題の「くるり」の試聴をするためであるが、結局購入したのは別のアルバムばかりであった。
 昨日購入した5枚のうち一枚を除いて聞いてしまっているのだが、なかなかどれもあたりである。その中で、久しぶりに耳にした瞬間欲しいと思った曲がある。タワーの店員さんにきいたところわざわざ売り場まで案内してくれた。そのグループの名前は「the pillows」初めて聞くバンドであるがすでに何枚可のアルバムを出していて、店内にかかっていたのは最新のベストアルバムであった。そしてそれを手にしてレジへと足を運んだのはいうまでもない。
「Strange Chameleon」。私の心を捉えて離さなかった曲である。ギター×2、ドラム、そしてサポートメンバーのベーシストを加えた4人のロックでポップな音にどこか哀しい詞がのって、そして着かれた自分の耳に染み込んできました。
 はじめて聞いたバンドではあったけど、こうした音を聞いていると、もっと自分の音楽というものを追及したくなります。そのくらい、自分の音楽性の一部にはまった音でした。

2月23日(金)はれ後雨 「幸せになるために/松任谷由実」

 久々に購入したシングルである。ホントコで使われているためそこそこのヒット。ユーミンはどうやらアルバム一枚を作るスタミナがきれているのではないだろうか、なんて感じてしまう。タイトル曲もカップリングの「TWINS」も耳に残る曲だから。最近のアルバムではこんなふうに耳に残る曲が減っていると感じていたので余計にそう思うのかも。
 個人的な好みでは生のリズム隊(江口信夫、美久月千春、松原正樹)が心地よいカップリングが好きです。松原正樹のカッティングがホントに気持ち良いです。ちょっと前のギター雑誌の付録で松原正樹のカッティングをたくさん収めたCDがついていたのだけれどやっぱりこうして曲にはいるとギターも、曲も生きてくるように思います。
 ところで、今日、久々に大量CDをgetしました。ユーミンもその中の一枚。これから数日は残りのCDをご紹介したいと思います。

2月18日(日) はれ 「MTV UNPLUGGED NYC 1997/BABYFACE」

 シンガーとしてよりはプロデューサーとして有名になってしまったBABYFACEのアンプラグド・ライブである。中でもクラプトンが参加している「Change The World」は目玉となっていますが、ここにはクラプトンのボーカルはBABYFACE本人のボーカルに差し替えられています。なんでも権利の関係でギター以外の収録は許されなかったらしい。ビデオではクラプトンがギターだけでなくボーカルでも熱演しているシーンを見ることができます。必見。
 日本でもこういったスタンスで評価されるアーティストがもっと出てきてもいいのでは?なんていつも思います。

2月17日(土) はれ 「Will II/谷村有美」

 先日、深夜番組のエンディングで久しぶりにその姿を見ました。なんだかすっかり歳をとったっていう感じがしました。うん、老けた^_^;。
 このベストアルバムは彼女自身が最ものっていた頃のもので、代表作が目白押しです。私も一時期はヘビーローテーションでした。透き通った声、さわやかなサウンド、キュートな顔立ち、男子も女子もファンの心をつかんでいたと思います。活動停止の理由は知りませんが、再開した今、昔を越えられるような活動をしてくれることを願っています。

2月4日(日) くもり 「SELECTION 1978-81/Off Course」

 絶頂に上り詰める直前の形を納めた2枚目のベストアルバムである。いや、ベストアルバムというのには語弊があるかもしれない。やはり「SELECTION」というタイトルがぴったりであろう。
 このアルバムの歌詞カードの中にとても好きな写真がある。「愛の終わるとき」のそれである。たぶん、初めての武道館のショットではないかと思うのだけれど、ギター、ベースの3人がなんとも良い感じでのっているのである。こんなふうに演奏できたらどんなに楽しいだろうと、子の写真を目にする度にいつも思うのである。

2月2日(金) くもり 「over/off course」

 オフコースのキャリアの中で、このアルバムをベストに挙げる人も多いだろう。5人になってバンド路線を究極まで上り詰めた、そんな力作である。構成、アレンジ等文句の付け所が無い完璧さ、それはある種の決意であるとか悲壮感すら感じさせた。このアルバムが発売されたころは既にリアルタイムで聞いていたのだけれど、アルバムを聞き進む毎にあまりの完璧さに打ちのめされると共にひょっとしたら完成してしまって、もう次ぎは無いのかもしれないと思ってしまったものです。結果として、それはある意味正しかったように思います。このアルバムが「sgt.peppers」であり続く「I LOVE YOU」が「ホワイトアルバム」かのような印象がものすごく強く残っています。

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