2001年8月の一枚
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8月26日(日)くもり 「ROUTE 246 CONNNEXION/荻野目洋子」
最近の芸能界をみていると、アイドルの位置付けもずいぶん変わってきたものだなと思う。とくに、つんくファミリーの勢いには目を見張るものがある。これまでは見せてこなかった裏側を見せることによって、ドラマを仕立て上げるというところがひとつの手段になりつつあるようです。私が知っているアイドルたちというのは、そういった世界は見えないところで、私達に見えるのは華やかな夢のある世界。だからアイドルになり得たのかもしれません。
で、荻野目ちゃんです。当時流行りのディスコ調のアレンジにどことなく懐かしさを感じさせる往年の歌謡曲調のメロディ。夏の終わりと青春時代の終わりを感じさせるコンセプトアルバムとなっています。もちろんシングルヒットも入っているのですが、それがきちんとアルバムの一部として溶けこんでいます。ミュージシャン、作家、アレンジャーを見てもスタッフの力の入れ具合が判ります。こういったアイドル達を懐かしく思ってしまうくらい年をとったんですね...。
8月25日(土)くもり 「ひこうき雲/荒井由実」
デビュー作、そして代表作のひとつとしてあげてもいいでしょう。キャラメル・ママのバッキングはアメリカン・ロックを感じさせ、ユーミンの曲はどちらかといえばイギリスの曇った感じを思わせる。そしてそれが見事に溶け合ってユーミンの音楽の世界を決定付けました。ここでダンナと知り合って結婚するわけですが、そういった意味でも大きな一枚なのかもしれません。
8月24日(金)はれ 「夜の旅人/松任谷正隆」
全曲作詞ユーミン、作曲マンタというアルバム。こうして聞いてみると、ユーミンが少なからずマンタの影響を受けているのは読み取れるが、それ以上にユーミンの方がいいと思うのは...^_^;
バックもTin Pan Alleyをはじめとしてマンタに縁の深い面々で固められている。ボーカルを誰か他の人にしたら、クインシー・ジョーンズのアルバムのようにもっと良くなったかもしれない...。天は二物を与えずというところでしょうか。
8月23日(木)はれ 「BAMBOO JOINTS/CHAR」
デビュー25周年を迎えるチャーのソロ・アルバム。ギターがめちゃめちゃうまいけど、それを前面に押し出すわけではなく、曲にあったプレイができる。そんなプロを感じさせる、そんな1枚です。ジミヘンよりも、ジミー・ペイジかな?
8月22日(水)雨 「Bon Appetit!/竹内まりや」
「ベストのようなオリジナル」とはよくいったもので、タイアップが多いせいか馴染みの曲ばかりである。逆にタイアップに縛られていて、曲のバリエーションに、やや欠けているようにも思う。といいつつ通勤で聞いてます。話題としては、やっぱりキムタクでしょうか?CMで達朗の 曲を歌ったりしているし。まさか、SMAPに曲を提供するなんてことは...
8月20日(月)くもり 「未成年/大江千里」
「オトコユーミン」なんてあまりありがたそうではない呼ばれ方もしていた大江千里の絶好調時の1枚。清水信之のカラフルなアレンジによるこの1枚は代表作で十人十色など、どこを切っても一番のっていたころの大江千里を感じることが出きる。学生時代のちょっとはずかしく、ほろ苦い歌詞は特に同世代の女性のハートをぐっとつかんでいたのではないでしょうか。
個人的には「もう一度X'mas」はクリスマスソングの名作だと思います。
8月6日(月)はれ 「Treasures/山下達郎」
旅行先で工事渋滞があったので聞いたアルバム。年代の幅も広く、しかもシングルを集めたアルバムにも関わらず、まるでオリジナルアルバムかのように感じられるのは、(良い意味で)頑固に一貫したその音楽性によりうものであると思う。こうして聞いてみると、シングルはバラード系が多かったんだということに気づかされる。タイアップでクライアントの要望がバラードなのでしょうか...。
8月4日(土)はれ 「Southern all stars/Southern all stars」
グループ名をタイトルに持ってきたアルバムだけあって、サザンの根底にあるロック・スピリッツを十分に感じされます。彼らがどんな音楽を聞いてどんな影響を受けてきたのかがわかるようなアルバムです。個人的には初期のアルバムに次いでスキかな。
8月3日(金)はれ 「世に万葉の花が咲くなり/Southern all stars」
サザンのアルバムはよく言うとバラエティに富んだ、悪く言うと統一感の無いそんなアルバムが多いような気がします。曲自体に多くのエッセンスが詰め込まれているためかも知れませんが、一度くらいはコンセプトアルバムを聞いてみたいような気がします。そんなアルバムを作ったら、売れないかも知れませんが...。
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