2001年10月の一枚

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10月31日(水)はれ 「Atomic Heart/Mr.Children」

 ミスチルを聞くきっかけになった「Cross Road」が収められているアルバムである。「BOLERO」よりもモダンな音作りになっています。時代の音だったのでしょうか。
 「Over」という曲があるのですがその中で「顔のわりに小さな胸」というくだりがあるのですが、それを聞いてドキッとするとともに、胸の大小によるい顔の違いも考えてしまいます。

10月29日(月)はれ 「BOLERO/Mr.Children」

 この秋のクールではまっているドラマにフジの月9の「アンティーク」がある。洋菓子店を舞台にした男4人がメインのなかなか面白いドラマなのであるが、その音楽がミスチルなのである。音楽といっても2回目くらいまでは、そのまま曲を流していたのでうるさく感じたのであるが、前回くらいからインスト(本人たちの演奏?)が入るようになりまとまりを見せてきた。
 初めて聞いた頃から、どこかで聞いたことがあるような、ある意味ロックバンドの王道の雰囲気を感じさせる音でした。一次休養があったものの、今もそのパワーは衰えを知らないのではないかと思います。  このアルバムでもギターを中心とした70年代のロックを踏襲した音を聞かせてくれます。

10月27日(土)はれ 「RARE TRACKS/off course」

 オフコースというと、オリジナルである「僕の贈りもの」からというのが始まりのように思えたが実はそれ以前に何枚かのシングルを発売していたというのはファンにとっては既知のの事実であったが、それらはレアな存在で中古レコード等は結構高値がついていたようであった。それが、こうしてCD化に際してまとめて聞けるようになったのはうれしいことである。初期は他人が書いた曲を歌うといったしスタイルで、さながらカレッジ・ポップスである。「おさらば」等は70年代の洋楽ポップスを上手くコピーできているのではないでしょうか。もともとは洋楽のコピーでスタートした彼らには意外にあっていたように思うのですが、結局自分達で作り始めるソングライティングの世界へ入っていくようになりました。

10月26日(金)はれ 「Gratest Hits/Fleetwood Mac」

 全盛時に発売されたベストアルバム。こうして改めて聞いてみると、リンジーの存在の大きさがよくわかります。多彩なギターはあの時代のマックを明らかに支えていたと思います。自分も含めた3人のフロントマンをリズム隊が支える、そんなコンビネーションが一番ぴったりとはまっていた時代でした。

10月24日(水)はれ 「The Summer Collection/Donna Summer」

 名前からしてものすごく夏っぽく聞こえますが、ジャケットはものすごく寒そう^_^;・
 ディスコ全盛の時代に日本でも流れまくりました。このアルバムはベストアルバムなのですが、展開の大きな曲が多数収められています。踊りづらかっただろうな^_^;。

10月23日(火)はれ 「ほうろう/小坂忠」

 小坂忠のアルバムというよりは、ティンパンアレイのアルバムといっても過言ではないかもしれません。しかしながら、そのボーカルは存在感があります。日本ロックの名盤のひとつと呼ばれるのも頷けるなと思います。

10月22日(月)くもり後雨 「The Best of Atlanta Rhythm Section/Atlanta Rhythm Section」

 サザンロックバンドとは呼ばれているが、38Specialやレーナード・スキナードと比べるともっと都会的な雰囲気があります。Do It Or Dieは日本でもちょっとヒットしました。私もこのバンドはこの曲で知りました。このバンドもあの人は今?になってしまいました...。

10月21日(日)くもり 「Boz Scaggs/Boz Scaggs」

 ボズといえばAORの第一人者でしられていることと思うが、そのソロ・デビューは実に泥臭い雰囲気のあるアルバムである。ブルース以外にも様様なスタイルの音楽を試しているところがある。ちなみに、なんでこのアルバムを持っているのかというと、デュアン・オールマンの名演といわれる「Loan Me A Dime」が収められているから。これが名演か、という感じ。個人的にはオールマン・ブラザースの方が好みかも。ちなみに、ライブではボズもギターを弾くのですがテクニシャンではないのですが、味のある音です。

10月20日(土)はれ 「Back to the EGG/Wings」

 ウィングスのラストアルバムとなってしまったこのアルバムは、それほど評判は良くなく、その後のデニーの脱退などによりウィングスは解散してしまうこととなったのである。発売当時に聞いたときには、私もイマイチかなと思ったのであるが、今、聞きなおしてみるとそれまでのウィングスよりもシンプルでなかなかいいアルバムだなと思う。欲を言えば、他のメンバーの曲はどうだったんだろうということである。このアルバムに収められなかったというのは、ポールのナンバーに比べてそれほどではないということだったんでしょうか?
 アルバムの中では豪華なゲストを迎えてRockestoraと名づけられたセッションが2曲収められている。このセッションは後にカンボジア難民救済コンサートでも披露されるのであるが、是非ともその時の模様を映像として発表して欲しいと思う。

10月19日(金)はれ 「Don't Look Back/BOSTON」

 最近欲しいもののひとつとして、「Rockman」というヘッドホンアンプがある。独特の歪み、美しいコーラス等現在でもプロが使っているものなのであるが、それを作ったのがこのBOSTONのリーダーであるトムである。そして、その元となるサウンドはBOSTONのアルバムで十分に堪能できる。ほとんどをギター、そしてオルガンで作り出すそのアルバムのサウンドはこだわりを感じさせる、独自の世界を感じさせる。

10月13日(土)はれ 「Aretha live at fillmore west/Aretha Franklin」

 このコーナーもついに300枚目を迎えました。いったいいつになったら終わるんだろうと思いながらCDラックを眺め、今回は洋楽の棚の「A」のコーナーからのアルバムです。
 1971年に収録されたこのアルバムは、忘れかけていた何かを思い出させてくれるようなアルバムです。半分以上がカバーのアルバムですが、その全てがアレサのオリジナルのように聞こえる、それほど自分のものにしてしまっています。バンドをやっていたりするとなにかというと、オリジナルにこだわりたくなってしまうこともありますが、シンガーやプレイヤーの点から考えると曲は素材でありそれをどうやって料理するのか、そんなことをもっとストレートに表現していってもいいんだなと考えさせられます。
 バックも凄腕が揃っており、それに負けないように、そして観客の盛りあがりを受け止める、そんなアレサの力強さが伝わってくるアルバムです。

10月9日(火)くもり 「Loving You/原由子」

 ハラボーのベストアルバム。サザンといえば桑田の活躍ばかりが目に付く気もするが、実は奥さんも朝の連ドラの主題歌を歌ったりと夫婦でご活躍なのである。
 決して上手とはいえないボーカルであるが、この声を活かした童謡調であるとかかわいく、しっとり聞かせる等桑田のアレンジが光るところでもある。また、本人もそのあたりを自覚しているのか無理をせず、自然体であるように聞こえる。
 そういえば、桑田が何かの企画でやったライブにゲストでハラボーが出ていたが、ギターも結構上手で、ボーカルも思ったより上手でびっくりした覚えがある。ひょっとしたら、自分で上手く使い分けているのかもしれない。

10月8日(月)雨 「Flash/Jeff Beck」

 ディスコ・ビートに乗せてジェフのギターがSEのように縦横無尽に飛びまわる、そんなチューンが満載のこのアルバムは評判としてはイマイチのようであった。ナイル・ロジャースやアーサー・ベイカーといったモダンなアレンジャーを起用してのそれまでのギター・ヒーロー的なイメージの払拭を狙ったものであったが、結局のところジェフにとってはそうした小細工は似合わないということであろう。一番ストレートな出来と思われる「People get ready」が他の曲より飛びぬけて良く聞こえるのがその表れではないか。それと、ほとんどの曲にボーカルが入っているがこの出来にもよっているような気がする。残念ながらほとんどの曲を歌っているジミー・ホールという人では....。とロッド・スチュワートの歌を聴くたびに感じてしまう。

10月7日(日)くもり 「The Best of CHIC,Vol.2/CHIC」

 ナイル、バーナードの二人を中心としたバンドで、ディスコブームにのって大ヒット曲も生み出したが、その根底にあるのはリズム隊の確かな演奏力とナイル、バーナードのプロデュースにあると思う。特に、ギターのカッティングはこうしたバッキングを目指す者にとってはお手本になるであろう。こちらのVol2には大ヒット曲は収められていないものの、円熟したグループのサウンドを聞くことができる。

10月6日(土)はれ 「Going for the one/Yes」

 オープニングのカントリーっぽいスライドギターで始まるこのアルバムは、聞いた瞬間おお!と思ったが、歌が始まったらいつものイエスした。レコーディング開始の時にパトリック・モラーツから再びリック・ウェイクマンにメンバー・チェンジが行われ黄金期のメンバーに戻ったそのサウンドは、それまでと変わらずカラフルで緻密であった。日本盤タイトルの「究極」というのはなんとなくうなづけるような気がします。

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