2002年5月の1枚
5月23日(木)くもり 「SOMEDAY(Collector's Edition)/佐野元春」
これもリマスター&ボーナス・ディスクのうれしい記念盤。歴史を作った名盤だなと思います。このときがひとつの頂点ではなかったでしょうか。「マンハッタンブリッジにたたずんで」が実はこのアルバムに収められる曲であったとか、いろいろな曲のアナザー・バージョン、ウォークマンのCM曲等話題はつきないです。
改めて聞き直すと、いろいろと熱いものがこみ上げてくる、そんなアルバムです。
5月22日(水)くもり 「ナイアガラトライアングルVol.2(20th Edition)/佐野元春・杉真理・大滝詠一」
3月に発売されたのに気がつかないで、あわてて最近購入しました。リマスター&ボーナス・トラックとなかなかうれしい構成です。それにしても、Vol1といい、2といい大滝詠一はなかなかおいしいメンバーを選んでいるなぁと感心してしまいます。中でも杉真理はビートルズを基本としたこれ以上ない素晴らしいプレイを聞かせてくれます。
ボーナストラックもファンの心をつかんだ憎い選曲ですね。
5月21日(火)くもり 「Muddy Water Blues/Paul Rodgers」
ポール・ロジャースによるマディー・ウォーターのトリビュート・アルバムである。全曲、彼がボーカルをとり、ジェイソン・ボーナム他がバックを務めるが、特筆すべきはリード・ギターの参加メンバーで、ジェフ・ベック、トレヴァー・ラビン、ブライアン・セッツアー、デビッド・ギルモア等蒼々たる面々が持ち味を活かしたプレイを聞かせてくれる。なかでも、ブライアン・メイはここでもいつものプレイ。ギター・オーケストレーションは彼ならではプレイであった。
このアルバムが出たときには、やはりアルバムにも参加しているニール・ショーンを従えて日本公演も実現させている。これも見に行ったけど、よかったですねぇ、ポール・ロジャース。フリーやバッド・カンパニーの曲も素晴らしかったです。
5月20日(月)くもり 「Captured/Journey」
大ブレイク前のジャーニーのライブ・アルバム。その片鱗は「お気に召すまま」や「Wheel in the Sky」で聞くことができるが、やはり、エスケイプと比べると、なんだか小粒です。
5月19日(日)はれ 「Concert Tour Popsaurus 2001/Mr.Children」
昨年行われた千葉マリンスタジアムでのライブの模様を収めたビデオである。「花」で始まるコンサートは、どちらかといえばたんたんと進んでいく。サウンド的にもあまりギミックは使わずストレートな音色で、ロックの王道のような雰囲気すら感じさせる。本編のラストでは、恐竜の姿を現したセットの頭の部分が開き、花が咲きエンディングを迎える。今、俺たちの歌いたいことはこれなんだといわんばかりに進められていた。一転、アンコールではそれまでのファンのもやもやを吹き飛ばすようなノリのいいナンバーで押していくという、実によく考えられた構成でもあるかもしれない。それにしても、想像以上に女性のファンが多い。そこで歌われているのはどちらかといえば硬派なロックのような気がするだけどねぇ。
5月18日(土)くもり 「Erhythm/平松愛理」
平松愛理の歌は、物語のように進む。曲がなくても、ひとつの話としていくんじゃない?と思ったりして。仕事が優先の女性の曲なんかもあったりするが、当のご本人はこのアルバムでほぼ全曲のアレンジを手がけた清水氏とめでたくゴールイン。どちらが....。
5月12日(日)くもり 「redeem/平松愛理」
病気のため、一時活動を中止することとなった。地道に活動をしていただけにファンにとっても残念だとは思うが、元気になって戻ってきて欲しいと思う。
5月7日(火)はれ 「The Live Adventures/Mike Bloomfield and Al Kooper」
セッションというのは何が起きるかわからない、そんなスリルがあります。それを十分に凝縮した、セッションアルバムのお手本のようなアルバムです。特に、主役のひとりであるMikeが過労で倒れ、代役としてカルロス・サンタナ等が参加しているあたりはまさに真骨頂であるといえるかもしれない。これも、時代が生んだ名盤でしょう。
5月2日(木)はれ「Rock'n Soul PART1/DARYL HALL&JOHN OATES」
ホール&オーツ初のベストアルバム。どちらかといえば、「Kiss on My List」以降のポップな面がイメージとして先行しているが、実はソウルフルな面が本質としてあり、「Sara Smile」や「She's Gone」といった初期の曲に如実に表れている。最近ではぱっとしなくなって、忘れた頃に日本のファンのために来てくれているが、時代は彼らを求めていないというのが寂しい限りである。
CMとかで彼らの曲が使われていたりすると、私と同年代の人たちが、作り手やクライアントとして活躍しているんだろうなぁと感じてしまう。
5月1日(水)雨 「Live/Jeff Beck with The Jan Hammer Group」
名盤「WIRED」発表後、ヤン・ハマーと行ったツアーの模様を収めたライブ盤であるが、なんとなく消化不良である。やはり、ベックの曲だけで全編構成して欲しかったように思うのだ。ヤンのグループだけの演奏になってしまうと、とたんにつまらなくなってしまうのである。「LED BOOTS」とかも聞きたかったぞ。
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