2002年7月の1枚

7月28日(日) はれ 「DAWN PURPLE/松任谷由実」

 昨日の逗子マリーナでは、久々に聴くような曲が多かった。このアルバムに収められている「サンド・キャッスル」も、そんな1曲。ものすごくありそうなシチュエーションをたんたんと歌うあたりに、女性の心をくすぐるところがあるのではないでしょうか。しかも、今回は逗子で聴けたということで、一層すばらしかったように思います。

7月13日(火)はれ 「METALLICA/METALLICA」

 メタリカというと、ついついタモリ倶楽部の空耳アワーを思い出してしまいますが、そんなことに関係なくズシズシとお腹に響くサウンドを聴かせてくれます。
 グループ名をアルバム名としたこのアルバムは、メタリカのみならずヘビー・メタル界の代表的なアルバムともなりました。時にハードに、時にメロディアスに、お手本のようなアルバムです。

7月12日(金) はれ 「COME ALONG/山下達郎」

 達郎氏公認の唯一の企画ものです。実はカセットのみということで許可したらしいのですが、そのご2は出るは、CDになるはで本人にとっては不本意だったようです。
 今回はリマスター発売のキャンペーンの一環としてプレゼントされていたものです。全体の雰囲気は時代を感じさせるものがあります。それにしても、英語のナレーションと違和感がない達郎の曲にはなるほどと思ったりします。

7月9日(火)はれ 「Dedication/Thin Lizzy」

 今は亡きフィル・ライノット率いたグループのベストアルバム。ツイン・ギターを中心としたそのサウンドはどことなく懐かしさを感じさせるものがる。そこは、彼の母国の影響が大きいのであろう。ギタリストが何度か変わっているため、こうしてベストアルバムで聴くといろいろなプレイが楽しめる。やはり、ゲイリー・ムーアでしょうかね。

7月8日(月)はれ 「John Mayall&The Blue Breakers with Eric Clapton/John Mayall&The Blue Breakers」

 そのアルバム名から想像するよりも、ポップな感じがします。このアルバムでクラプトンがフルボリュームのマーシャルにレスポールを突っ込まなければ、今のロックは無かった、とまで言われている音楽的だけでなくギター的にも歴史的なアルバムです。

7月5日(金)くもり 「Led Zeppelin/Led Zeppelin」

 よく、初めてきくアーティストはどれを聞いたらいいのかという問いに対して一枚目がいいと言う場合と、ビートルズの用に常に新しい試みが見られてその時期毎に代表作があったりする場合と分かれると思いますが、ゼッペリンは明らかに前者かなと思います。もちろん、セカンドやWのようなアルバムもありますが、このファーストでそれらのエッセンスはすべて現れていると思います。
 これもまた、レコードに針を落とした瞬間に衝撃が走った「Good Times Bad Times」のような正当派のロックから、幻想的なSEを駆使したり、ブルースのカバー、アコースティックなナンバーと、これまでにジミー・ペイジが考えてきたすべてを注ぎ込んで作られたのがこのアルバムでしょう。つまり、ジミー・ペイジの考えを形にできるメンバーがゼッペリンというグループとして揃ったのであろうと思います。ギタリストである以上に、プロデューサーとしての実力が発揮されていた、そんなグループでした。

7月4日(木)くもり 「House of The Holy/Led Zeppelin」

 全裸の少女のジャケットがなんとも衝撃でした。
 リフの王者といえばジミー・ペイジ。ストレートなロックンロールから変拍子、レゲエまで幅広く詰め込まれた音もジャケットに負けず劣らず、ロック初心者だった私には衝撃的でした。

7月3日(水)くもり 「Gratest Hits/Lenny Kravitz」

 昨年くらいに買おうかなと思っていたら、価格が下がって再発(^.^)。うれしい限りです。最近のCMでも使われているように、リフが印象的ですが、その音楽性は幅広く、こうして聴いてみると、彼自身が聴いてきた音楽がすべてわかるような気がします。特に、It Ain't Over 'til It's Overのモータウンっぽいサウンドは彼のポップな部分のバックグラウンドを一番表しているように思います。日本でもそうですが、これからはこうした次の世代の人たちが60年代〜70年代を自身のバックグラウンドとして活躍していくのでしょうね。

7月1日(月)雨 「Woodstock/original soundtrack」

 まだ、音楽が商業主義に染まりきっていない頃の、時代の一面を切り取った記録である。今ある野外でのフェスティバル形式のコンサートは多かれ少なかれ、この影響を受けていると思う。聞き所は多いのであるが、個人的にはジミヘンである。ギターを始めてから良く名前を聞くようになったのであるが、そのプレイはあまり耳にすることがなく、それほど興味を持っていなかったのであるが、あれは忘れもしない「ベストヒットUSA」のタイムマシンのコーナーでジミヘンが特集され、そこで、ここに収められているアメリカ国家のビデオが流れたのである。はっきりいって、ギターを始めたばかりの自分にとっては衝撃的でした。


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