2002年8月の1枚
8月31日(土)晴れ 「Minute By Minute/The Doobie Brothers」
グラミー賞を受賞した、ドゥービー最大のヒット曲を収めた後期の代表作です。ここでは初期のようなギターサウンドはなりを潜め、キーボードを基本としたサウンドとなっています。唯一変わらないのはその美しいコーラス・ワーク、そしてパットのボーカルだけでしょうか。結局、ドゥービーはそのパットの脱退を期に解散することとなります(その後再結成しますが)。
8月30日(金)晴れ 「Takin' To The Street/The Doobie Brothers」
グループの転機となったアルバムで、それまでのウエスト・コースト・ロックとマイケル・マクドナルドやジェフ・バクスターによる後のニューヨーク系サウンドとの融合が始まったころでもあります。1曲目はそれまでのドゥービー、そして2曲目のタイトル・チューンはまさにそれまでとこれからが融合した名曲であると思います。その後、トムはグループを脱退してしまい、ドゥービーは新しい道を歩み始めます。
8月29日(木)晴れ 「Best Of The Doobies/The Doobie Broters」
中期までの代表曲を集めたベストアルバム。いかにもウエストコーストのロックといったギターを基調としたのりのいい曲がトムが中心であった頃のドゥービーの持ち味でした。また、「Without You」のようなスケールの大きな曲もしかり。しかし、トムの病気療養のメンバー補充による新たなメンバーにより、ドゥービーは次のステップへと進んでいきます。
8月28日(水)晴れ 「Talking Book/Stevie Wonder」
ゴースト・バスターズ等でおなじみのレイ・パーカーJrがギタリストだったというのはご存じですか?ジェフ・ベックやバジー・フェイトンと並んでギタリストとして参加しています。ボーカルでヒットしてしまうと、ギターには戻れなくなってしまうのでしょうか。
そんな話題がなくても、名曲が多数収められたこのアルバムは初期の代表作でしょう。盲目というハンデをものともせず、セルフ・プロデュース、そしてほドラムやキーボードもこなしてしまうマルチ・プレーヤーとして素晴らしい作品となっています。
8月27日(火)晴れ 「Perfect Angel/Minnie Reperton」
「Loving You」という大ヒット曲を収めた名アルバム。クレジットでは匿名であるが、スティーヴィー・ワンダーが全面的にバックアップしている。「Reasons」のようなソウルフルなナンバーもさることながら、やはり「Lovin' You」の透明感のあるハイトーンが印象に残ります。
8月26日(月)晴れ 「EXPO EXPO/m-flo」
未来の万博をテーマにしたm-floの大ヒットアルバム。ピチカート・ファイブをもっと近代的にしたような感じも受けます。個人的には、ボーカルナンバーだけを抜き出して聴きたいと思ったりして(^_^;)。服部マコがレポーターで出てくるあたりは、ディズニー・ランドを思い出して思わず笑ってしまいます。
8月19日(月)雨 「The Last Waltz/The Band」
バックバンドの総称としてよく用いられる単語であるが、それをバンド名にしてしまったザ・バンドの解散コンサートを収録した映画のサウンドトラック。次から次へと縁のあるアーティストが登場して、ザ・バンドとともに演奏を行っていく様が納められている。眠い目をこすりながら深夜に放送された映画を見たことがあったが、印象に残ったのはニール・ヤングとジョニ・ミッチェル。特に、「コヨーテ」のうなジャジイな曲もさらっと演奏してしまうあたりに、ザ・バンドの演奏力の高さを感じました。どちらかといえば泥臭いアメリカン・ロックといった印象が強かったので余計にそう感じたのかも。
解散後、ギターのロビー抜きのメンバーで再結成され、来日も果たしています。
8月17日(土)はれ 「Woodstock/DVD」
ディレクターズカット版がDVDで安く発売されていたのでついつい購入。今回、改めて見直して見たけど。音楽映画というよりは、Woodstockというイベントを通してアメリカの「今」を表している作品だったんだなと。関係者へのインタビューや会場での観客の行動など、混沌としながらも自由の様々な形を見せつけられたような気がします。
映画の中で一番印象が強い、というか、かっこよく感じたのが、CSN&Yのテーマ曲が流れる中、出演者の名前がクレジットされる、エンドクレジットでした。
8月16日(金)はれ 「Train of Thought/松任谷由実」
今年の逗子マリをみて、音楽へのさらなる探求心を感じたものであるが、その中でひとつの過程となったビデオ作品。夢の中の世界を曲毎につなぎ合わせたものであるが、今見ると非常にベタな世界である。ユーミンの下着姿も見ることができるファンには一度は見ておいた方がいい作品ではあるが....
8月15日(木)はれ 「the best of/blur」
スタジオ録音のベスト盤にライブ盤がついた限定仕様のベストアルバムである。そのサウンドはXTCを思わせるポップな中にどこか不思議な雰囲気が漂うものである。初期のポップなサウンドから最近のグランジ系まで、まだまだこれからも変化を遂げていくグループなのかもしれない。
8月14日(水)はれ 「Standing on the Shoulder of Giants/OASIS」
90年代のロック界を代表するグループなのですが、実はアルバムを聴くのははじめて。たまたま在庫整理で安く売っていたので購入してしまったこのアルバムは、ブレイク後、メンバーチェンジ等様々なゴタゴタを打破するかのような、混沌とした中にも前進しようとするような雰囲気が感じられます。後期ビートルズをジミー・ペイジがプロデュースしたらこんな感じになるのかな、なんて思ったりして。独特のリバーブ感があります。次に買うときは、Morning Grolyを買います。
戻る