11月29日(金)はれ 「Gratest Hits,Volume II/Chicago」
私が初めてシカゴを意識したのは、ここに納められている「Alive Again」でした。初めてシカゴを見たときのオープニングもこの曲。何かと縁があるのかもしれません。そして、リアルタイムで聴き進めるシカゴと、それより前のシカゴとギャップを感じながら聴いてきましたが、ちょうどその分岐点になったのが、、この曲だったのではないでしょうか。
11月28日(木)はれ 「The Inside Story/Robben Ford」
「ギターに愛を」...どうすればこんな邦題になるんでしょう?(爆)。79年に発売されたフュージョンの名盤です。実は是ちゃんもロベンの影響を受けているんだなというのが、続けて聴くと伝わってきます。
ギタリストのリーダー作品にありがちな、本人のボーカルも納められておりますが、他と違うのは歌が上手いこと。他のアルバムが自身のボーカルを入れてしまったがために台無しにしてしまっているところを、ここではまったく違和感無く耳にできます。ギターの音色、フレーズ、そしてボーカルと実に良くできたアルバムは、一度は聞く価値があるのでは。
11月27日(水)はれ 「CANDY/野獣王国」
最近の是ちゃんは結構アルバムを出しているので、それほど久しぶりといった気もしなかったのですが、野獣王国としては久しぶりでした。やはり、このバンドのグルーブは、他のプロジェクトとは一味違うなと感じます。最近、ライブから遠ざかっているので、また是非ともライブに行きたいです。土曜日にやってくれないですかねぇ〜。
11月26日(火)はれ 「Corporate America/BOSTON」
やっぱり8年たってしまった、ボストンのニューアルバム。メンバーもがらっと変わっていて、、ここまでくると、トムのプロジェクトのような感じです。もちろん、あのギター・サウンドは健在なのですが、全体的には以前ほどギターが全面に出ることなく歌に重きが置かれているようにも感じる。個人的には、やっぱり初期のギター全開のサウンドのほうが好きなんですけど。トムも、またRockmanプロジェクトを再開して新しいエフェクターを発売してください!!
11月25日(月)くもり 「OMNIBUS/KIRINJI」
クイーンのカバーや他人へ提供した曲のセルフカバー等を集めたアルバム。アコースティックなサウンドを基調とした、コーラスが爽やかです。デビュー当時はオフコースに似ている、なんて話もありましたが、、このアルバムではあまりそんな感じはありません。なんとなく、秋色を感じます。
11月22日(金)くもり 「Wings of Winter,Shdes of Summer/松任谷由実」
今回の新作はテーマがSurf & Snow Vol.2。あの大ヒットコンセプト・アルバムが2002年ではどういった解釈で作られたのか非常に興味がありました。そして、それはある意味残念であり、ある意味で納得した、そんな感想です。ゲレンデへ、ビーチへ、遊びまくったVol.1から、自然の中でリラックスしながら心を解放するようなそんな本作というイメージ。一番アップテンポな「Rodeo」にしてもただのサーフ・ナンバーではない、生き様が感じられるような曲です。
長く世相を反映するアルバムを作りつづけてきたYuming。これが時代、なんでしょうか...。
11月21日(木)くもり 「Through The Looking Glass/TOTO」
TOTO久しぶりのオリジナルアルバムは全曲カバーという試み。本作からこれかで所属していたレコード会社を離れ、自分たちで原盤権を保有して国ごとに売って回るというスタイルになったとのこと。そのために、こんなマニアックなアルバムも許されたということでしょう。
選曲は「While My Guitar Gently Weeps」「House Of The Rising Sun」のような有名な曲から、アルバムに収録されてファンじゃないと知らないような曲まで様様。それらをTOTOらしいこだわりで料理しています。どちらかといえばオリジナルに忠実なSteely Danの「Bodhisttva」や一拍抜かれた「Sunshine Of Your Love」等。
ルカサーのギターはアンプ直でエフェクトは卓でかけたとのことでストレートな音色です。一時期、こてこてと飾り立てていましたが、個人的にはこちらの音色の方がいいですね。それにしても、このジャケット写真、パパイヤ鈴木ですか?(爆)
11月20日(水)くもり 「SONGS/織田哲郎」
自分が歌うより他人に提供した方がヒットしているという、歌い手より作家として有名になっている織田哲郎ですが、本人自身もソウルフルなボーカルで味があります。ただ、Bing系のアーティストのような爽やかバンド系には、あまり合わないボーカルなのかも^^;。
暴漢に襲われて歌手生命の危機もありましたが、現在では元気に復帰しているようです。何よりですね。
11月19日(火)はれ 「Live Rust/Neil Young & Crazy Horse」
ワイルドで、そして繊細なハートの持ち主のニール・ヤングのライブ・アルバムである。前半はアコースティック・セット、後半はエレクトリック・セットと実際のライブと同様の構成。「My My,Hey Hey」「Hey Hey,My My」とアコースティックとエレクトリックでやり分けるあたりは、いい感じです。バックのクレイジー・ホースとも阿吽の呼吸で互いの持ち味が生かされているように思う。また、ニールのギターも炸裂しています。特にエレクトリックは、荒々しさがニールらしさをかもし出しています。いわゆる、ヘタウマの世界。こうした味のあるギターって結構好きです。
11月18日(月)はれ 「Live1994/徳永英明」
最近、もやもや病から復帰した徳永英明が1994年に発表したライブアルバム。ノスタルジア・ツアーの全貌が収められている。代表曲である「壊れかけのRadio」から、最近話題の「大きな古時計」まで、ちょっとハスキーなハイトーン・ボイスから発せられる、意外と骨太な世界を堪能できる。
それにしても、病から復帰できて本当によかったですね。
11月17日(日)はれ 「All The Best/Paul MacCartney」
現在、来日公演中のポールのベストアルバム。どうしようか迷いましたが、1万4000円というチケットの価格に足踏みしてしまい、今回は行く予定はありません(90年の初来日のときは行きましたけど)。
ソロになってからの代表曲がかなり網羅されていますが、どうしてこの曲が外れるのって思う曲もあったりします。逆に、どうしてこの曲が入るのか?と思ったりすることも。やっぱり、「Wings Gratest Hits」の方が好きだなぁ。
11月15日(金)はれ 「Heas Hunters/Herbie Hancock」
マイルスから始まったジャズとエレクトリックの融合を、ファンク要素をとりこんで推し進めたハービー・ハンコックの代表作。今聞いてもおおっって思うということは、当時はすごかったんだろうなって感じます。ジャケットが印象的な一枚でもあります。
11月14日(木)はれ 「The Best Of David Sanborn」
こうして代表曲を多数聞いてみると、どれだけ他のフュージョン系ミュージシャンに影響を与えているかが判ります。いずれの曲も、どこかで耳にしたようなことがあるものばかりですから。
11月12日(火)はれ 「All About Us/The Square」
CMに「All About You」が使われたりして、ブレイクした直後のベスト・アルバム。代表曲が目白押しです。当時のフュージョン、AORの影響を多大に受けている、聞きやすく、それでいてスクエアの実力を感じさせる、持ち味を十分感じることができるベストアルバムでしょう。
11月11日(月)はれ 「Guitar Work Shop Vol.1/Various Artist」
森園、渡辺、大村、山岸の4人のギタリストががっぷりよつに組んだ、フュージョン初期の名盤です。それぞれが2曲ずつ持ち寄り、その他に、1曲、カバーで競演するというスタイル。4人のプレイはそれなりに違いはありますが、今ほど個性的ではなかったように思います。それぞれが、進むべき道を見つける通過点的なアルバムかもしれません。また、4人のプレイ以外にもバックが豪華で、坂本龍一や山下達郎が顔をだしています。今、こんなアルバムを作るとしたら、どんな4人が選ばれるんでしょう...。
11月8日(金)はれ 「retour/今井美樹」
結婚式で女性の友人が歌う代表曲「雨にキッスの花束を」を収録した、Ivoryに続いてリリースされたアルバム。「カケヒキ27」「幸せになりたい」等、相変わらず同世代の女性の気持ちをぎゅっとつかんだアルバムです。中でも「雨に..」は、ラジオで聞いておおっと思った1曲でもあります。これはKANの曲による力が非常に大きいのではないでしょうか。
個人的には、鈴木茂の素晴らしいプレイを聞くことができるタイトル曲が一押しです。
11月7日(木)はれ 「Ivory/今井美樹」
代表曲「瞳が微笑むから」を含む初期のベストアルバムです。今井美樹の魅力は同世代の女性がなかなか表に表せないような気持ちをストレートに歌ってしまうところではないでしょうか。それにしても。Ivoryというタイトルはアルバムジャケットや内容にぴったりだなぁと思います。
11月6日(水)はれ 「Live/深町純&The New York All Stars」
メンバーを見ると、あまりに豪華なライブアルバムです。この1枚でフュージョンがなんたるか、ってところが判ってしまいそうです。いずれのメンバーもまだ若く、演奏もきっちりしているというよりは、勢いで押し切っているような、そんな感じがします。メンバーはかなりの大所帯で、特にピアノ、シンセ、ヴァイブと和音系の楽器が3種入っているためにアレンジがまとまりなくなっているような気がします。そのため、深町氏のシンセの出番がちょっと厳しいかなぁと。
それにしても、このようなライブを日本で企画できたとは、深町純の功績はそれだけでも大きいと思います。今、これだけの人を集めたらいったいいくらかかるんでしょう...。
11月5日(火)はれ 「Sacred Hills/Char」
イギリス録音のニューアルバムは、オール・インスト。いつのアルバムでもそのときの全てが現れている、Charのアルバムってそんな感じがします。どことなく、ジェフ・べベックを感じさせる曲が多いように思います。
それにしても、ニュース・ステーションに出たときにはびっくりしましたねぇ。その時にテーマ曲もやっていた(今回のアルバムにも収録)のですが、あまりのかっこよさに貫禄を感じました。
11月4日(月)はれ 「INCARNATIO/角松敏生」
久しぶりのニュー・アルバムは、日本的な香りが漂う地味目のアルバムです。どうしても中期のダンサブルなサウンドが角松の代表的なサウンドに捕らえられがちですが、解凍後はやりたいことをひとつひとつ、やり遂げている、そんな感じがします。
今回は、非常に日本的なサウンドに、内省的な歌詞を乗せる、ややとっつきにくい雰囲気もあります。中にはこれまでの角松サウンドによってクッションもつくっていますが、そこはそえもののような位置付けかも。オープニングの7/8拍子の曲は今回のアルバムへの意気込みを感じさせています。
11月3日(日)はれ 「NIAGARA TRIANGLE VOL.1/NIAGARA TRIANGLE VOL.1」
大滝詠一による若手実力ミュージシャンとのユニット第一弾。プロデューサー、アレンジャーとしての才能あふれる伊藤銀次、そして豊富な音楽知識をバック・グラウンドに素晴らしいボーカルを聞かせる山下達郎。そんな二人に多大なる影響を与えつつもわが道を行く大滝詠一。3人の繰り出すサウンドはセールスよりも音楽的な実をとった、そんなアルバムにも感じられます。音楽的な核は「幸せにさよなら」の伊藤銀次だったような気がします。
11月2日(土)くもり 「RARITIES/山下達郎」
シングルのB面、ライブ、未発表曲など文字通りのレア・トラック集。ニューアルバムを準備中とのことでしたが、それが当初のスケジュールに間に合わず、企画ものでつなぐって感じのようです。しかし、そこはタツロー、ただの企画ものには終わらないとろがすごいところですね。もちろん、こうしたレアな音源も楽しいのですが、個人的には新譜、そしてツアーで約束してくれたJOY2をお願いしたいものです。
11月1日(金)雨のち曇り 「Give Your Best/PINK CLOUD」
代表曲を多数網羅したベストアルバム。かといって、あれもこれも収められているのではなく、PINK CLOUDの持ち味がわかるような選曲。Vapの社員に大ファンがいて、企画したというような話をどこかで読んだことがありますが、この1枚で良さをわかってもらうように選曲したのかもしれないです。
かくいう私もPINK CLOUDをはじめて聞いたのがこのアルバム。中でも「WASTED」には衝撃を受けました。個人的には一番PINK CLOUDらしい曲ではないかなと思ったりします。
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