1月31日(金)晴 「ELEGANT GYPSY/AL DiMEOLA」
タイトルから想像されるように、スパニッシュ、ラテンフレーバーあふれるフュージョンの名盤です。アコギからエレキまで満遍なくその素晴らしさを伝えています。バックを支えるメンバーも、ヤン・ハマー、スティーブ・ガット、アンソニー・ジャクソンというリズム隊をはじめとしてそうそうたるメンバー。中でも、パコ・デ・ルシアとのアコギナンバーは緊張感あふれるプレイです。
1月29日(水)晴 「For Those About To Rock We Salute You/AC/DC」
オーストラリアが誇るロックバンドAC/DCが初の全米チャートナンバー1を獲得したアルバム。ギター×2、ベース、ドラム、ボーカルという構成からはじき出されるサウンドはシンプルでストレート。ハードでもなく、ヘビーでもなく、かといってポップすぎず。「Rock」という言葉でしか表すことができないかもしれません。
それにしても、このてのジャンルって「悪魔」とか「地獄」とか好きですよねぇ(このアルバムの邦題は「悪魔の招待状」^^;)
1月27日(月)雨 「森高ランド/森高千里」
森高の初期のベストアルバム。代表曲をリテイクしているのですが、明らかにオリジナルの方がいいんじゃないと思う曲(ストレスとか)があったりして、出来はいいような悪いような。バックは斉藤英夫による打ち込み&ギター。この頃の森高サウンドにはなくてはならない人でしたね。
1月25日(土)晴 「A&M Gold Series/Peter Frampton」
トーキング・モジュレータが最も似合う男?のベストアルバム。ジェフ・ベックやジョー・ウォルシュ等も効果的に使いますが、これだけの頻度で使っている人はそうそういないのでは。やはり、大ヒットしたライブアルバムから多くの曲が選ばれていますが、個人的には初めてピーター・フランプトンという名前を意識した「I Can't Stand It No More」が印象深かったです。
1月24日(金)晴 「Again/Buffalo Spring Field」
3枚のアルバムを残して解散したBSFの歴史的な名盤と呼ばれているセカンドアルバムである。後のCSN&Yへ通じていくニール・ヤング、スティブン・スティルスを含んだメンバーたちは、ロックにとどまらず、フォーク、カントリー、ジャズ、ソウルを取り込んだありとあらゆる音楽性を披露していた。ロックというフィールドの音楽の可能性をしらしめたっていう感じでしょうか。そういえば、目立ったヒット曲ってないんですよね。
1月23日(木)晴 「Bad Company/Bad Company」
フリー解散後のポール・ロジャースが結成したご機嫌なロックグループ。なんといってもジャケットからしてかっこいいです。そして、一曲目のカウントから「Can't Get Enough」。もう、これだけでやられてしまいます。後に、ソロでポールが来日したときの1曲目がこの曲でしたが、オープニングでやるためにできた、そんな曲に思います。
1月22日(水)曇り 「20 SONGS TO 21ST CENTURY/サディスティック・ミカ・バンド」
このグループもニホンのロック界に大きな足跡を残しました。アルバムとしては、ライブ盤を含めてたった4枚でしたが、その中で加藤和彦をはじめとしたメンバーの音楽性の全てが詰め込まれていました。そんなエッセンスが詰まったベストアルバムは、確かに21世紀に語り継いで生きたい曲ばかりかも。サイクリング、お花見、マージャンからどんたく、沖縄までちょっと変わったテーマの曲がおおく、聞いていてニコニコしてしまう反面、アルバム「黒船」で聞かれたようなトータリティも見せていました。
音楽を離れたミカを除いて、メンバーそれぞれが今でも日本の音楽界で活躍している、それだけ濃いメンバーが融合したからこそ、こんなグループが生れたのかもしれません。
ちなみに、あの、つのだひろも初期のメンバーでした。
1月21日(火)曇り 「Best Of Player/Player」
「プレイヤーズってグループいいよ」と友人から聞いて、買ってみたところプレイヤー違いだったというオチがついたこのアルバム。友人が言っていたのは「Prayers」で「L」と「R」が違いました^^;。ちなみに、友人が言っていた方はフュージョン系の人たちの間では評判のアルバムでした...。
で、こちらのプレイヤーですが、「Baby Come Back」という大ヒットを持つグループでした。実は聞いたことがなかったのですが、この曲を聴いて知ってるぞ、と思ったものです。いわゆるAORというジャンルがはやりだした頃の、「あの時代」の匂いがぷんぷんするグループでした。
1月20日(月)曇り 「LOVERS/L.A.Unit-2」
竹内まりやのカバーもので、L.Aのスタジオミュージシャンが多数参加という、一時期流行した企画もののひとつです。正直言って、100円だったから買ったようなもので、定価で買ったら損したと思ったかも...。アレンジによって、いい感じとコテコテでくどい感じに分かれたように思います。マニア向けなアルバムかな。いや、竹内まりやのことをあまり知らない人がBGM代わりに聞くのにいいかも。
1月19日(日)曇り 「gratest hits/EURYTHMICS」
ボーカルのアニーとギターのデイブによるユニット。元々は恋人同士だったようですが、本格的に二人で音楽活動をするにあたり、その関係を解消したらしいです。
デビュー当初はテクノ・ポップといった感じでしたが、徐々にその感じが薄れてきています。インパクトとしては、初期の方が強烈かな。There Must Be An Angelで頂点を極めてその後は...。
1月18日(土)晴 「CHOBA B CCCP/Paul McCartney」
ロックンロール・セッションの音源を、ロシアのレコード会社のみから発売し、話題になったアルバムの世界盤。選曲は、全てロックンロールのオリジナルであり、ジョンの「Rock and Roll」を思わせる。ポールのほうが荒削りな感じです。
こういったストレートなアルバムは、思い入れや原曲の良さがにじみ出てしまいます。ルシールやカンサス・シティ等は過去にも演奏しており、本当のお気に入りなんでしょうね。
1月17日(金)晴 「女性上位時代/PIZZICATO FIVE」
野宮真貴の加入で、一番ピチカートらしいピチカートとなった時代のフル・アルバム。SEやインタビュー、しりとりまでバラエティに富んだ内容となっています。特に野宮のキュートなボーカルがなんともいえません。インタビューの時の声はぞくっとしてしまいます。
それにしても、しりとりで同じ答えが何度もでてくるのはルール違反ではないだろうか...。
1月16日(木)晴 「女王陛下のピチカート・ファイブ/PIZZICATO FIVE」
オリジナル・ラブの田島貴男が2代目ボーカリストとして参加したアルバムです。ここではいまでも代表曲として歌われている「夜をぶっとばせ」も収められています。
小西&高浪のポップ・センスを田島が突っ走るといったスピード感が感じられます。
1月15日(水)晴 「5150/Van Halen」
デイブ脱退の後、サミー・ヘイガーを迎えてリリースされた新生Van Halenのアルバム。デイブの脱退により、よりロック色が強まった。サミーもギタリストであるため、ライブではエディがキーボード、サミーがギターなんていうフォーメーションもとることができ、バンドとしてライブの幅が広がったように思える。「1984」の後ではありましたが、シングルカットされた「Why Can't This Be Love」をはじめとして意外と佳曲もおおいです。
1月14日(火)晴 「Van Halen/Van Halen」
ヴァンヘイレンのファーストアルバムは、今聞くとなんてことないなんて思ってしまいますが、それは、彼らの後を追う者が多かったからで、当時はそれなりのインパクトがあったのであろうと思う。ただ、いきなりの大ブレイクというわけではなかったように当時の印象に残っている。エディのギターもライトハンドがクローズアップされがちであるが、改めて聞き直してみると、全てにおいて目立つプレイばかりしているわけではなく、ロックのお手本となるようなギターが多い。そしてそこにデビッドのちょっとしゃがれた、印象的なボーカルが相まってヴァンヘイレンの個性を造っていたんですね。やはり、このアルバムではキンクスのカバーである「You Realy Got Me」につきるでしょう。この曲がヒットしなかったら、ヴァンヘイレンはひょっとしたら今ほど注目されることなく、「1984」という名盤にたどり着けなかったかもしれません。
1月10日(金)晴れ 「the singular adventures of the style council/The Style Council」
ジャムを解散したポールが、元デキシー・ミッドナイト・ランナーズ(カモン・アイリーンというヒットがあります)のミック・タルボットと結成したロック・ユニット。ジャズやボサノヴァも取り入れた非常にポップなサウンドです。私はこのアルバムに収められている「My Ever Changing Moods(12"Ver)」を聞いてノックアウトされた一人です。最近では「Shout To The Top」がCMで使われていたりするように、スローでおしゃれなナンバーもいいのですが、スピード感あふれる曲のほうが印象に残るのかなと思ったりもします。
1月9日(木)晴 「Compact Snap!/The Jam」
ポール・ウェラー率いるジャムのベストアルバム。The Whoを思わせる3ピースのシンプルな構成で、ポップの固まりを叩きつけるようなシンプルなロックンロールバンドであった。こうして一枚で聞いてみると、初期の荒々しさが、キャリアと共に薄れてきて洗練されたサウンドへ移行してきているのがわかる。「Absolute Beginners」「Beat Surrender」あたりでは、キーボード、ホーンを大々的に導入して、ほとんどスタイル・カウンシルと同様のサウンドとなっている。このような流れでは、解散も仕方ないのかなと感じる。もはや、ジャムとしての使命を終えたという感じでしょうか。
1月8日(水)はれ 「Yesterday Once More/Carpenters」
世界に名だたる兄妹デュオのベストアルバム。こうして代表曲を聞いていると、まさにポップスの王道というのはこういうのをいうのだなと思う。しかも、「カーペンターズ」という色もしかっり表現されており、「Ticket To Ride」をはじめとする多くのカバー曲も、その色に染め上げている。そういえば、とあるコンサートで「Ticket To Ride」が演奏された時に若い観客が「この曲ってだれのだっけ?」「カーペンターズだよ」という会話が交わされていました。それだけ浸透していたということなんですねぇ。
1月7日(火)はれ 「Draw The Line/AEROSMITH」
Rocksに続いて発売されたアルバム。この頃のエアロは日本ではクイーン、キッスと並んで御三家と呼ばれる人気があったらしい。他の2バンドがアイドル的な人気も兼ね備えていたが、エアロはもっと骨太な人気があったのでしょうか。そんなエアロも、このアルバムの後は徐々に陰りが見え始め、空中分解してしまう。その後、見事に復活を遂げるのであるが、Rocksを頂点とする前期とは違った雰囲気になっています。やっぱり、音楽的以上に商業的に成功したかったというのがエアロにはあったのでしょうか。
1月6日(月)はれ 「Rocks/AEROSMITH」
現在でもビッグ・ネームとして名をはせるエアロの最高傑作と呼ばれる作品。非常に分厚いロックを聞かせてくれる。なにより、アルバム・タイトルからしてその自身が伺える。不思議なことに評判が高いこのアルバムからはシングル・ヒットには恵まれなかった。アルバムとしてのパワーが受け入れられた、そんな作品であった。
1月5日(日)はれ 「Please Please Me/The Beatles」
いよいよ2003年となりました。本年もよろしくお願いします。
さて、年の初めということで初心に戻ってビートルズです。「Love Me Do」で衝撃的なデビューを飾った後に発売されたファーストアルバム。この頃は、カバーが半数を占めておりますが、あたかもそれらがオリジナルのように聞こえてしまいます。ただ単に、私自身がそれらのカバー曲の原曲を耳にしたことがないために、そう思うだけかもしれないですけど^^;。
オリジナルは、コーラスを多用した後の名曲たちとクオリティ的にはひけをとらないものが多いです。後の曲より、ルーツを感じさせる曲が多いかもしれません。それにしても、このアルバムを聞いただけで、どれだけの人が後のビートルズを想像したでしょうか。当時の驚きを目の当たりにしてみたいように思います。タイムマシンがあったら、是非とも当時の状況を見に行ってみたいですね。
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