3月22日(土)くもり 「秘密の花園〜呉田軽穂作品集」
大女優「グレタ・ガルボ」をもじったペンネームによる提供は、どちらかといえば最近の作品に多いです。松田聖子の「赤いスイートピー」その中でも名曲ではないでしょうか。本人が歌う可能性がないものは呉田名義でリリースされているとの噂もありますが、ひょっとしたら今後実現するかもしれないセルフ・カバーアルバムにこれらの呉田作品は収録されるでしょうか?
3月21日(金)はれ 「雨音はショパンの調べ〜松任谷由実作品集」
作品集第2弾。改めていろんな人への提供に驚かされます。ヒデとロザンナにも提供していたとはねぇ。ここでは、どちらかといえば作詞による提供が多いようです。本人は、当初は歌うよりも作家としてのデビューを考えていたこともあり、ある意味、目標を果たしたともいえるのかもしれません。ユーミンの曲には、山本潤子のボーカルが合うなぁと思うのは私だけでしょうか?
本作の中では、モダチョキがカバーしていたというのを知って、ちょっとびっくりでした。
3月20日(木)はれ 「いちご白書をもう一度〜荒井由実作品集」
ユーミンは、自身もアルバムを多数発表していまだに現役のアーティストであるが、デビュー当初から他人への曲の提供も数多くこなしており、それらの中には名曲と言われて後に自身もセルフカバーしたりするものもある。そんな、他人への提供曲、カバー曲を集めた作品集である。時代ごとに荒井、松任谷そして呉田の1枚ずつ。これで全てを網羅しているわけではないが、いろいろ貴重なテイクも収録されていてうれしい限りです。
荒井時代といえば、やはり「いちご白書をもう一度」でしょう。時代を映したこの曲はその後のユーミンのスタイルに通じるものがあります。そして、「まちぶせ」個人的には石川ひとみのテイクの方が馴染み深いのですが、ここでは元祖の三木聖子のものが納められています。アイドルが歌うのにぴったりの、ちょっとせつな目の曲に、どろっとした世界がさりげなく歌われている、なんだかちょっと怖いかもしれないです^^;。
3月11日(火)はれ 「ROCK CONCERT/KUWATA BAND」
サザンの活動休止中に結成されたロックユニット。サザンからは桑田のほかに、ドラムの松田弘が参加している。その名のとおり、まさにロックコンサート。特に、英語によるオリジナルでは贅肉を殺ぎ落としたストレートなロック、そして、シングルで発売された日本語曲ではサザンに通じるポップなセンスが光っている。また、他のソロ・プロジェクトと同様に多彩なカバーも聞かせてくれる。個人的には、こうしたカバーが自分の趣味と近いものがあってうれしくなってしまいます。
オリジナルに、カバーに、日頃の鬱憤をはらすかのような勢いの感じられるライブアルバムでした。
3月9日(日)はれ 「圧倒的に片想い/谷村有美」
アコースティックなサウンドにボーカルがからみつくような、人生「元気一杯」だけじゃないんだぞ、といいきかせているようなアルバムです。電話が重要な小道具として何度か登場してくるあたり、相手との距離がつらく感じるかもしれません。
3月7日(金)雨 「幸福の場所〜しあわせのありか〜/谷村有美」
これまでより大人の雰囲気がただよう、94年のアルバム。サウンド的にもバラエティに富んでいて、初期から比べるとずいぶん成長(ってえらそう?(爆))した気がします。
3月6日(木)くもり 「愛する人へ/谷村有美」
「NOT FOR SALE」の新しいバージョンから始まるこのアルバムは、谷村有美の新たなるステップを印象付けるものでした。これまでよりもっと突っ込んで内面をさらけだすような、そんな作風が目立ってきます。これまでの続編的で、代表曲でもある「最後のKISS」や、母への新たな気持ちを表した「一緒に暮らそう」は、聞いていてほっとしますね。これからは、そんな曲がだんだん減ってくるのも、彼女の活動停止につながる何かを表しているのかもしれません。
3月3日(月)はれ 「The 9th Wave/松田聖子」
サウンド的にデジタル・サウンドへの移行が進む中でのアルバム。前作に比べて、自然になってきましたが、なんとなく、楽曲とのバランスがとれていないようにも感じます。そんな中で、尾崎亜美による「天使のウィンク」は快作だと思います。珍しいところでは、甲斐よしひろが提供していたりします。作者本人が歌っているのを想像したりすると、ちょっと面白かったりして。
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