2003年5月の1枚
5月31日(土)雨 「RAPHLES HISTORY/林田健司」
なんと5月に台風が!!今年の夏はどうなっちゃうんでしょう?
さて、SMAPといえばいろいろヒット曲がありますが、やはり、曲がイマイチの場合は売れ方もそれないだったような気がします。最近ではメッセージ色の強い曲が売れていますが、個人的にはその前のアップテンポでちょっと生活感が感じられる曲が好きでした。そういった曲の一部を書き下ろしているのが林田健司。「青いイナズマ」は、この頃のSMAPの名曲のひとつだと思います。
このアルバムは、そんな林田健司のベストアルバム。「青いイナズマ」をはじめ、SMAPに提供した「10$」「Kanshaして」等も本人のプレイで納められています。聞きなれているせいか、こうしたSMAPの曲が際立ってよく聞こえるのは...^^;。もうちょっと、生の息遣いが聞こえてくる演奏だとよかったなぁ。
5月30日(金)はれ後くもり 「Close to the Edge/Yes」
「こわれもの」でその地位を確立したYesが続いて発表したアルバムが「危機」と名づけられたこのアルバムは、全部で3曲しか入っていない^^;。けど、それぞれがドラマティックな展開のため、意外と飽きずに聴くことができます。個人的にはやっぱり、イントロのギターが印象的な「シベリアン・カトゥール」が好きです。
5月29日(木)はれ 「Fragile/Yes」
「こわれもの」と邦題がつけられたYesの最高傑作とも呼ばれる4枚目のアルバム。中でもオープニングを飾る「Roundabout」はYesのすべてを凝縮した曲といっても過言ではないと思います。アコースティックギターの調べからリズミカルなギターリフ、スピーディーなフレーズへとドラマティックな展開はYesならではの曲であると思います。
スティーブ・ハウという人は、チョーキングが少なくあまりロックっぽくないギターを弾く人ですが、アコギは光るものがあります。3枚目でもソロの曲が収められていましたが、このアルバムに収められている「MOOD FOR A DAY」もソロ・ギターの名曲でしょう。また、このアルバムではメンバーそれぞれがフューチャーされた曲が収められているのも他のアルバムとはちょっと違ったところかもしれません。
このアルバム以降、だんだん一曲が長くなり、アルバムの曲数が少なくなるという大作主義へとのめりこんでいきます。
5月28日(水)はれ 「The Yes Album/Yes」
初のメンバーチェンジでギタリストにスティーヴ・ハウを迎えたYesのサード・アルバム。未だにライブで演奏される代表曲が多数収められたアルバムは、その後のYesサウンドの基本が作り上げられた記念すべきアルバムでしょう。演奏力、コーラス・ワーク、そして複雑な曲構成の中にポップな音色が見え隠れする、とても馴染みやすいアルバムです。
私は90125でYesを本格的に聞き始め、さぁ、次は何を聴いてみようか、というところでこのアルバムを聴きました。もしも、もうちょっと後期のアルバムだったら、それほどYesを好きになっていなかったかもしれません。Yesを聴いてみたい人にはお勧めです。
5月24日(土)くもり 「kimono stereo/飯島真理」
今回の色は「モノ」しかし、ステレオもかけられていてカラフルという4枚目のアルバムです。初期の飯島真理の代表作ではないでしょうか。ロンドン・レコーディングでマックス・ミドルトンもプロデュースで参加しています。これまで以上にロックよりのアレンジになっています。「セシールの雨傘」も収録されていますが、シングルとはバージョン違い。個人的にはシングルのほうがピリッとしまっていてかっこいいと思います。
一曲目の「嘆きのスーパー・スター」の、「いつも瞳を隠しながら歌う」主人公は浜省をイメージしたと、何かで読んだことがあります。そういえば、浜省はいつもサングラスをしていますね...。
5月21日(水)くもり 「midori/飯島真理」
緑のセーターが印象的な3rdアルバム。清水信之のプロデュースということで、大江千里とNHKの特番で競演したり、ジャケットが似ていたりして、ちょっぴり噂になったりしてましたが、結局難易もなかったらしいです^^;。
マクロスのヒット等で一番勢いがあるころではないでしょうか。スケールの大きな「僕の魔法」等、ロックの影響をひしひしと感じさせます。自分と同世代なので、音楽的に非常に共感できるところが多く、一時期とってもはまりました。最近はアメリカで音楽活動以外に女優の世界にも足を踏み入れていたりして、わが道をゆくまりンを影から応援したいなと思います。
5月19日(月)雨 「ROSE/飯島真理」
私と同世代である飯島真理のファースト・アルバム。コケティッシュな要旨、どことなく幼さが残る歌詞、ポップな曲、そしてアニメの声優を勤めることによって、一気におたっきーのアイドルとなってしまいました。本人にとってはよかったのかどうか...。
本作は坂本龍一プロデュースによる、なかなかの佳作です。バックを勤めるミュージシャンも故・大村憲司、後藤次利、林立夫、山木英夫等、豪華メンバー。これだけでレコード会社もどれだけ彼女に力を入れていたかがわかります。それに応えるように彼女も成長を続けるのですが、ここではその片鱗がうかがえます。特に、A面(CDだと前半)は、「Blueberry Jam」〜「Secret Time」とたたみかけるような勢いが感じられます。
もう、あれから20年近く経つんですね...(遠い目)
5月9日(金)はれ 「Get A Move On/Hi-Fi-Set」
小田和正の手による「忘れないわ」から始まるこのアルバム、どうもこの曲だけが浮き上がって聞こえてしまうのは私だけ?^^;。ボーナストラック的な位置付けにして、最後にもってきてもよかったのではと思います。あ、別にこの曲が悪いという訳ではないです。小田サウンド全開でキャッチーな曲だし。無理してアルバムに入れなくても、ってとこですかね。
5月7日(水)くもり 「Gratest Hits/MISIA」
ここ最近で思うのは、ポップス系のヒット曲で本格的なものが目立ってきたことです。宇多田ヒカルがでてきたあたりからでしょうか。それまでは、こういった人たちというのは、どちらかといえば一部のファンしかいなかったものですが、一般のファンが海外のロック・ポップスに耳が慣れてきてこういった現象がおきているのでしょう。親世代が海外のロック・ポップスを聞き始め、子供がそれらをベースにした日本のポップスを聞く。そんなスパイラルができていいるのだと思います。
MISIAはそんな世代のひとり、ソウルフルなボーカルを聞かせてくれます。
5月5日(月)晴 「SYMPHONY#10/杉真理」
この人の曲というのは、自分が愛した音楽への重いというのがとてもストレートに伝わってきます。このアルバムにも、そんな思いがたくさんつまった良質のポップスがぎっしりつまっています。なかでも「Key Station」では日本のミュージシャン登場します。Yuming、ナイアガラ、伊藤銀次、佐野元春、浜田省吾など、彼自身に馴染みが深く、しかも日本を代表する面々。銀次、元春、浜省は本人もコーラスで参加しているという、なかなか豪華な1曲です。
5月4日(日)晴 「Anthology/The Beatles」
ビートルズの歴史をインタビューと映像で振るかえる、DVD5枚組。以前、ビデオで出たときにはでおうしようかなと悩みましたが、DVD版で発売されたのを機会についに購入。といっても、あまりのボリュームにまだ全て見切れていません。
それにしても、これだけ歴史の一部として取り込まれたミュージシャンというのはいないのではないでしょうか。改めて、そう思います。
5月3日(土)晴 「SUN SUN/CASIOPEA」
数曲でボーカルをフューチャした珍しいアルバム。「Sun」という曲は、カシオペアが「夜のヒットスタジオ」に出演したときに西城秀樹(!?)が歌っていました。
もちろん、カシオペアらしさ全開の「Conjunction」等のインスト曲も楽しめます。ちなみに、この曲、ギター、ベースはばりばりのユニゾンで、ライブの時にはこの曲の前には野呂&桜井はおもむろに後ろを向いて練習体制に入り、向谷のMCで「この曲は難しいので練習しております」みないなネタ振りに使われていました。もちろん、ライブでもスタジオテイクと変わらぬ演奏力を見せ付けてくれました。
5月2日(金)晴 「HALLE/CASIPEA」
五月晴れにぴったりのジャケット、そして内容をもったアルバムです。テクニカルな展を強調せず、ポップなインストを展開できるのがカシオペアの強みではないでしょうか。
個人的には、野呂一生というギタリストは音色的にもフレーズ的にもそれほど好きではないのですが、カシオペアにはこの人のギター意外には考えられない、そしてそんなカシオペアは大好きだったりします。
このアルバムの曲の多くも、TVのジングルなどで多く使われています。そんなキャッチーな曲がたくさんつまっているこのアルバムは、代表作のひとつではないかと思います。
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