2003年7月の1枚

7月28日(月)くもり 「Wrapped Woman/松尾一彦」

 この日、松尾さんの初のソロライブがあったので、予習がてら聞いたのですが、結局このアルバムからは1曲もやりませんでした^^;。まぁ、アコギ+キーボードという編成では難しい曲が多いのも事実。当時の意欲は感じますが、今のスタイルとはあまりに違いますねぇ。でも、この頃からもあまり明るい曲がない...^^;。
7月24日(木)くもり 「Those Soutern Night/The Crusaders」

 ラリー・カールトンといえば「Room335」が代表曲かもしれませんが、プレイとして取り上げるときに個人的には、ここに納められている「Spiral」がベストじゃないか、と思ったりします。バッキング、オブリ、ソロと、他のメンバーに対する緊張感が伝わってくるような、素晴らしいプレイかと思います。

7月21日(月) 雨 「STEELY DAN'S PLUSH TV JAZZ-ROCK PARTY/STEELY DAN」

 TV向けに収録された2000年のライブDVD。1994年に活動を再開し、来日公演をしたときには本当にびっくりしました。そして、このアルバムにも収められている「FM」をライブで聞けてとてもしあわせだったことを覚えています。
 このライブでも、彼らの音楽性が十分に堪能できます。レコーディングではベースを弾くことが多かったベッカーが、ギターを弾きまくっているのにはちょっとびっくりなんですが、この人、もともとどちらが本職だったんでしょうか。

7月20日(日)くもり時々はれ 「a BEAUTIFUL REEL.B'z LIVE-GYM 2002 GREEN/B'z」

 2002年のツアーの模様を収録したライブビデオ。というよりは、ドキュメンタリーといったほうが近いかもしれません。小さなホールから、スタジアムまで様様な会場でのライブが収められています。曲だけが続くわ明けではなく、バック・ステージやリハーサル等、ライブに行った人がもう一度みても楽しめる構成ですね。
 このツアーでは、ベースに、元MR.BIGのビリー・シーンが参加しています。このくらいのテクニシャンじゃないと、彼らのステージは勤まらないかもしれません。また、ステージングも、世界の大舞台で場数を踏んでいるだけあって、よくあるバックバンドのメンバーとは、一味違った存在感があります。

7月18日(金)はれ 「Believe/飯島真理」

 前作の路線を踏襲した9枚目のアルバム。飯島真理の曲は、情景描写がわりと多いのですが、Yumingのそれが小説のように感じるのに対して、飯島真理の場合は漫画のように感じます。直接的というか、深みが感じられないというか。初期のほうが、そうした特長がかえって個性にもなったのですが、成長するにつれて、ただ、同年代の女性の恋愛模様が描写されたレディース・コミックのように思えてしまいます。
 離婚後の作品は聞いていないので、変化があったかどうか、確かめてみたい気もします。近々新しいアルバムも発表されるようなので、どこかで入手できればいいのですが。

7月17日(木)くもり 「It's a Love Thing/飯島真理」

 旦那(当時)であるJamesとの共同プロデュースによる8枚目のオリジナルアルバム。すっかり西海岸サウンドに染まってしまいました。また、Michael Landu、Paul Jackson Jr等、バックが豪華なのもJamesのコーディネートによるものでしょうか...。
 そういえば、このアルバムからタイトルに色がつかなくなりました。過去を捨てて新たな一歩を踏み出した記念的なアルバムでもあります。

7月16日(水)くもり 「Coquettish Blue/飯島真理」

 レコード会社移籍後の5枚目は、セルフ・プロデュースによるものとなりました。タイトルは相変わらずの色シリーズですが、「Blue」というよりは、モノ・トーンのようなジャケット、そして曲調です。たんたんと聞こえてしまいがちですが、「Telephone!」でのHipHop、「ガイ・ベネットの肖像」での同性愛(映画からインスパイアされたものですが)等、新たな試みが見られます。
 TV番組の主題歌となった「People!People!People!」のみ、大村憲司との共同プロデュースで、もちろん、ギターも大村憲司が弾いています。今となっては貴重なトラックかも。

7月13日(日)雨 「僕の中の少年/山下達郎」

 1988年の傑作です。「ゲット・バック・イン・ラブ」のようなヒット曲から、今もCMで存在感を示す「蒼茫」等、佳曲が多く収められています。中でも個人的には「マーマレード・グッバイ」が好きです。不器用な主人公が、彼女への愛を伝えるくだりが、ジーンときます。

7月7日(月)雨 「POCKET MUSIC/山下達郎」

 レコーディング技術がアナログからデジタルへ、そして生から打ち込みへと流れていくときに作られたアルバムです。本人はかなり納得がいっていないようで、後のインタビューでも、そのあたりは頻繁に触れられています。曲としては、時代を映すかのような「WAR SONG」特に光ります。ギター・ソロは故・大村憲司。達郎とはほとんど縁がありませんでしたが、ここに収められたプレイは素晴らしいものでした。

7月6日(日)雨のちくもり 「Skynyrd's Innyrds/Lynyrd Skynyrds」

 サザン・ロックという言葉を聞かなくなって久しいような気もしますが、その中で悲劇の最後を向かえたレーナード・スキナードのベスト・アルバム。まだそこを見せていなくて、「FREE BIRD」のような代表曲も生れた矢先の、中心メンバーの飛行機事故により、グループは解散となりました。ギターをメインに据えたそのサウンドは、いかにもアメリカンという乾いた感じがするものでした。こういった形で終わってしまうのは残念です。

7月1日(火)くもり 「Nude Man/Southern All Stars」

 1曲を除いて(?)全てが代表曲のような、アルバム。それにしても、いくらグループとはいえ、なんでこの曲が、と思うのは私だけでしょうか...。この頃は、まだLPによる発売だったので、両面のトップを飾る曲がギターを中心にしたノリのいい曲で、サザンの持ち味が存分に発揮されているように思います。

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