2004年1月の1枚


1月24日(土)曇り 「Gaucho/Steely Dan」

 活動休止前のアルバムです。前作の「Aja」で頂点を極め、さらにつきつめようとするそのスタイルは、自分たちの頭の中にある音を実際の音として実現するために、こうもたくさんのミュージシャンが必要なのか?とうならせてしまうような参加メンバーとなってしまいました。逆に、ミュージシャンが主張することなく、まるでシーケンサで打ち込んだかのように聞こえてしまうこともなくはありません。前作までは、そういったミュージシャン同士の緊張感みたいなものも感じられたような気がしたのですが。今作では、ダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーまで呼ばれています。ただ、最初聞いたときはマークのソロだとはわからなかったんですけど^^;。一番印象に残ったのは、ラリー・カールトンのものですが、皮肉なことに、前作のセッションにおけるソロで、今回新たにオケを録音しなおして収録しているとのこと。結局、どん底のウォルターに愛想をつかしてドナルドが離れていってしまうのですが、その後のドナルドのソロを聞くと、結局、スティーリー・ダンからは離れられないのかなぁ、と感じてしまいました。

1月23日(金)晴れ 「LIVE-Footprints in Japan/Sneaker」

 ぜんぜん買う予定はなかったんですけど、なんとなく手にとって、ジェフ・バクスターの文字につられてレジに持っていってしまった一枚です。そのサウンドは、私がフュージョンやAORにのめりこみ始めた頃の懐かしいサウンドで、特に、このグループはツイン・ギターというところが素晴らしい。初めて聴くグループかなぁと思っていたのですが、1曲だけで聴いたことがある曲がありました。いやぁ、懐かしいものです。ちなみに、ジェフ・バクスターは2曲のみの参加でした。もうちょっと聴きたかったです。

1月17日(土)雪 「ANTHOLOGY/SLY&THE FAMILY STONE」

 映画「ウッドストック」でのパフォーマンスが非常に強烈に印象に残っているのですが、昨今のディスコにおけるリバイバル・ブームにおいても重要な位置をしめているグループです。ただ踊れるだけではなく、なにか強烈なメッセージのようなものが伝わってくるサウンドは、日本のダンス・ミュージックにはないものですね。

1月10日(土)晴れ 「Let It Be/The Beatles」

 ネイキッドを聴いて、オリジナルも聴きたくなってしまったので、連日ですが今日もLet It Beです。長年聴き込んだせいか、こちらの方がしっくりきますね。オープニングや、Dig Itの後、ラストに入るセリフが無いとどうもしっくりきません。完成度としては、やはりこちらの方が上といわざるを得ないような気がします。Let It Beのソロは、やっぱりこのアルバムのものが一番好きです。

1月9日(金)晴れ 「Let It Be...Naked/The Beatles」

 このネイキッドにはどちらかといえば否定的たっだのですが、TVでGet BackのPVを見て購入を決意しました。もちろんCCCDではない輸入版(爆)。音はものすごくクリアになりましたね。オリジナルもこんないい音で聞けたらって思います。レンジは広いわけではないですが、各楽器の分離、バランスがよくなった感じです。この中で一番期待していたのは「The Long And Winding Road」。オリジナルのストリングスやコーラスがちょっと...と感じていたので、このネイキッドのバージョンはまさしく私が待ち望んでいたバージョン。ぜひバンドでもカバーしましょう>バンマス(笑)。それ以外は可も無く不可も無く。Let It Beのソロも、まぁオリジナルを超えるほどでもないかなぁ。それよりも、遊びを排除して音楽的な部分だけを強調したためか、曲の終わりが不自然にF.O.しているような感じでここはイマイチでしたね。これはしょうがないのかな。
 歴史的には貴重な一枚なのかもしれないですね。これを機会に、是非とも映画の方のDVD化をお願いしたいもんです。

1月7日(水)晴れ 「SOMEDAY/佐野元春」

 なんとなく聴きたくなった、SOMEDAY。こちらは当初発売された方の盤です。CDの初期って今と比べるとやっぱりしっくりこないですね。もちろん、それが収めれた楽曲の評価になんら影響を与えるものではないのですが、せっかくなら、いい音で聞きたいなぁと思ってしまうのは欲張り?
 やっぱり、この頃の元春は最強だったと思います。

1月4日(日)晴れ 「HEARTLAND/佐野元春with The Heartland」

 2004年の一枚目です。今年もよろしくおつきあいください。
 元春の絶頂期の横浜スタジアムでのライブを収めたライブアルバム。バンドの名前をアルバム名にしたあるあたりに、ライブに込めた元春の想いが感じられます。同じ曲でも、様様なアレンジで演奏されるのでいつ聞いても新しい発見ばかりです。このライブでもオープニングのアンジェリーナ、そして「ガラスのジェネレーション」はそんな新しい一面を見せた曲達です。そして、対極に不変の曲たちがあります。「サムデイ」「ロックンロールナイト」...。これらはみんな後世に歌い継がれていく曲たちですよね。

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