2004年2月の1枚
2月29日(日)曇り 「60CANDLES/Various Artists」
加山雄三へのトリビュートアルバムです。本人が感激して参加してくれたアーティストへサイン入りのフェンダー・ジャパンのストラトをプレゼントしたそうです。
内容はというと、参加した面々がそれぞれの持ち味を活かしたカバーで楽しませてくれます。それはさあ運度でもあり、声であり。こうした大物については、やはり参加する人たちも違うもんです。木根さんを除いては^^;。普段聞いていないから、彼のソロにおける音楽性はよくわからないんだけど、大滝詠一かとおもっちゃったくらい。(ちなみに、大滝詠一はBSBのカバーを昔の音源から引っ張り出しているという手の抜きよう?)
個人的には、THE ALFEE、甲斐よしひろなんかはいい感じ。エンターテイメント性たっぷりの石井竜也、竹中直人&スカパラなんかもこうしたアルバム、そして加山雄三だから似合うようにも思います。
2月22日(日)晴れのち雨 「Yumi Arai 1972-1976/荒井由実」
ユーミンの荒井時代のアルバム(ベストは除く)とシングルをリマスターして、「紙ヒコーキ」のプルモーションビデオDVDもセットしたBOXです。音源自体は既に全て揃えていたのですが、いい音で聞きたいという希望もあったし、何よりプロモビデオというエサ(爆)につられて買ってしまいました。改めて全て聴きなおすことになりましたが、いいですね、やっぱり。今聞いてもぜんぜんオッケー。これまで聴いていたAlfa盤はもうちょっとのっぺりした音でしたが、リマスターで音が立つようになりました。
プロモビデオは、すごいですねぇ。時代を感じさせます。しかし、ユーミンは若いけど今とあまり変わらないオーラも既に放っている。このあたりがすごい。
ちょうど、苗場のシーズンで、今年は家からインターネットで見てますが、30年経っても、前と変わらず、いや、それ以上のパワーも感じさせるというのは並々ならぬものを感じます。ああ、行きたかった...。
2月14日(土)晴れ 「Reflections/寺尾聡」
最近ではすっかりベテラン俳優の仲間入りをした寺尾聡の放った大ヒットアルバムである。今でこそ100万枚を売るなんてたやすいことかもしれないが、その昔はタイアップなんて無く、本当に曲の良さ、アーティストの実力で売れたのである。そして、このアルバムは日本のAORの代表的なアルバムとして、レコード大賞をはじめとして各種の賞を総なめにして、そして「ルビーの指環」という歴史的な大ヒット曲も生んだのでした。
バックを支えるメンバーも、井上鑑、松原正樹をはじめフュージョン系の面々で固められていてなかなか聴き所もおおいです。うんいいですね、この頃って。(ああ、オヤジくさい^^;)
2月11日(水)くもり 「FLOWER BUGER/FAIRCHILD」
いまではすっかりへんなおばさんのキャラとなってしまったYOUですが、実はミュージシャンだったんですね。最近流行りの女性ボーカルを含むユニットのはしりだったFAIRCHILD。今聞いても古さはあまり感じないです。YOUも作詞していて、なかなか不思議な面白歌詞を書きます。今のバラエティで見るのとはまったく印象が違います。メンバー間の不仲で解散したようですが、それもこれもYOUが原因だったとか^^;
2月10日(火)晴れ 「Love Winters/広瀬香美」
すっかり冬のイメージがついてしまった広瀬香美のベストアルバム。もちろん、冬の曲満載です。アルペンと広瀬香美双方にメリットがあったいいコラボレーションでしたね。元気一杯のボーカルと、耳に残りやすいメロディ、ヒットは当然かなぁと思います。ああ、スキーに行きたい!!
2月9日(月)晴れ 「ラッキー・セブン/森高千里」
いまや二児の母としてゆったりペースで活動を続けている森高のアルバムです。相変わらずのおもちゃ箱状態で、渡良瀬橋からハエ男までありとあらゆる曲がつまっています。アイドルとしての一線をうまく超えられた、貴重な人でした。今後はどうするのかなぁ。
2月8日(日)晴れ 「SOUL DIMENSION/ICE」
最近の洋楽って、ほとんど聴いてないんですよ。一番聴いていたのはまだ、ベストヒットUSAが放映されていたころかな。それまで聞いたことがなかったようなものがたくさん入ってきて。で、どんどん遡って70年代、60年代を聞いて、それでまた80年、90年へ戻ると、なんだか繰り返しているんだなって実感したりして。で、最近の日本の流行というのが、もろ洋楽なんですよね。歌謡曲というジャンルがすたれてしまったせいかもしれないけれど、ポップス全盛となるとそれは洋楽の焼き直しになる。その中で、日本人としての味付けができると、おお!って思ったりする。で、このICEはそうした味付けがあるかというとそうでもないんだけれど、やはり歌詞が日本語というところがうれしいかも。宮内氏のファンキーなギターがこれまたいいです。カッティングの見本がつまってます。うん、今度はライブが見たいなぁ。
2月7日(土)晴れ 「Let's Knife/少年ナイフ」
海外で絶大なる人気を誇る女性3人組(現在は一人脱退して二人組)のガールズ・ロック・バンド。ニルバーナと全米ツアーを回ってしまうというあたりから、そのサウンドがどれだけあちらでうけているかというのも判るでしょう。何より、向こうのアーティストがトリビュート・アルバムを作ってしまうくらいなのですから。
そのサウンドはメロコアからキャンディ・ポップ、サーフ・サウンドまでいろいろつまっています。もちろん、歌詞は全曲英語。発音云々じゃぁないんだなぁと思います。日本人で海外ツアーっていうと、なぜか会場は日本人客ばかりで、どこが海外ツアー?っていうようなやつが多いんだけど、彼女たちのようにほんとに海外で受けているというのは、すんごいなぁと思います。そりゃ日本で何百万枚って売る人たちとはセールスは差があるかもしれないけれど、音楽性という点ではぜんぜん違うレベルなのかもしれません。まぁ、求めているものが違うので仕方ないのかもしれませんが。ただ、音楽をやるものとして、彼女たちのような姿というのは誰しも一度は目指すものなんじゃないかなと思います。
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