2004年8月の1枚
8月27日(金)曇り 「TRIPTYC/OTTOTRIO」
野呂一生、安藤まさひろ、是方博邦の3人のギタリストによるユニットのスタジオアルバム。もともとはライブのみの一発企画だったのが、10年たってスタジオへ入ってみようということでアルバムとなりました。オリジナル、カバーをそれぞれ持ち寄っての録音でそれぞれの持ち味を生かしながらハーモニーを奏でます。ただ、ライブの時のような盛り上がりがないのがちょっと残念。
8月26日(木)晴れ 「野獣王国LIVE/野獣王国」
是ちゃんが続けていたセッションから生れたパーマネントバンドのファーストアルバムにして最強のライブ・アルバム。ライブは度々観ていたのでそのすごさは知っていたのですが、こうしてアルバムになったのはうれしい限りです。各人のそろも余すところ無く収録されていて、よくぞやった、という気持ちです。力哉やナルチョはソロをカットされるのはだめだとクレームをつけたとか。それで2枚ぐみになったようですがそれは大正解だったと思います。惜しいのはMCが収録されなかったことですが、これは生で聴いたほうが楽しいです。というか、収録するとなると4枚組にしなくちゃいけなくなりいます^^;。
8月25日(水)曇り 「LUSH LIFE/Linda Ronstadt」
アメリカン・ポップス界の加賀まりこ(笑)、リンダ・ロンシュタットのジャズ・アルバム。イーグルスのっメンバーをバックにロックンロールを歌ったかと思えば、こうしたしっとりと歌い上げることもできるという懐の広さを見せつけた1984年のアルバムです。
最近では、ディナー・ショーで「華氏911」を持ち上げる発言をして騒ぎとなり、ショーが中止となったなんてニュースで騒がせていますね^^;。
8月24日(火)雨のち曇り 「RETRO ACTIVE/DEF LEPPARD」
「ヒステリア」「アニマルズ」というビッグヒットを飛ばした後に発売されたB面・未発表曲集。「Two Steps Behind」が聴きたくて入手したのですが、統一感はないもののデフレパードの魅力は十分感じられます。バラードはいずれもアコースティック、エレクトリックの2バージョン収められていたりします。ドラマーの事故やギタリストの死等、いろいろあるバンドですが、それを乗り越えての活動には頭が下がる思いです。
8月23日(月)曇り 「Invasion Of Your Privacy/RATT」
RATT&ROLLの名のもとに、Van Halenを追うべくアメリカンハードロック界に乗り込んだRATTの1985年のアルバム。ポップでありながらVan Halenのような突き抜けた明るさは無く、へヴィなリフで迫ってくるあたりはまさに「商業ロック」を狙ったところであるかもしれません。ルックスも女子に受けるようなところもありましたしね。
その後、ブームの終焉とともに解散、そしてありがちの再結成なんぞを経て現在も活動しているらしいです。
8月22日(日)晴れ 「GOLD/飯島真理」
飯島真理の企画モノです。前半(レコードでいうところのA面)ではそれまでの代表曲が収録されており、後半はあのマクロスの挿入歌が収録されています。このマクロス関連の曲というのがまたなかなかすごくて、古きよき時代の歌謡曲といった感じで、とても彼女の作風とは結びつくものではないのですが、それを歌いこなしている飯島真理のキャラクターというのは、マルチな活躍をする現在の姿にかぶるものがあります。
こんなアルバムをなんで買ってしまったかというと、坂本龍一の「黄土高原」に歌詞をつけた「遥かな微笑み」が収録されていたからです。確か、シングルのカップリング曲だったため初CD化だったような気がします。ライブで聴いて、もう一度聴きたかったので、何かに収録されるのを心待ちにしていたものです。
8月21日(土)晴れ 「My Heartin Red/飯島真理」
活動の拠点をアメリカに移してからの第一弾。いよいよ赤にきましたね。日本で培ったニューミュージック的な要素と、傾倒していた海外のフュージョン、ロックがバランスよく配合されているアルバムだと思います。個人的には、きちんと聴いていたのはこのころまでで、この後はリアルタイムではなく、他のアルバムを買いにいったついでに、新しいアルバムがあると買う、みたいな感じになっていました。ライブに行ったのもこのくらいが最後だったかなぁ...
8月20日(金)晴れ 「1234/大江千里」
カズンもカバーしていた「ハワイへ行きたい」も収録された千ちゃんの代表作・それまでは学生生活の延長だったような作風が、社会へ出てもまれて一皮むけた、そんな感じになっています。名曲も揃っているので初心者にもおすすめかな。
8月13日(金)晴れ 「彼と彼女の夏/cousin」
いとこデュオのファーストアルバム。もう10年近く経ちますね。デュエットというよりは、ユニットみたいな感じで、ソロで歌うときもあれば各々がボーカルととったりと絶妙なバランスが保たれています。デビューの頃からこのスタイルは完成されていて、聴いていても安心してしまいます。一応夏向けのアルバムということで、爽やかさも他のアルバムより高いかも。
8月12日(木)晴れ 「20th Anniversary Live AF-1993〜2001/角松敏生」
角松の20周年記念ライブを収録したライブ・ビデオ。凍結をはさんで2日に分けた構成のライブになるはずでしたが、1日目は台風のため中止。二日目に1日目のぶんも詰め込んだ内容となり、本人としてはかなりいろいろ思うところがあったのでしょう。初日の夜中にステージでひとり歌うシーンにそれが現れています。
内容は、これぞ角松の全てといったもので、初心者もベテランもどちらも楽しめる内容になっていると思います。
それにしても、右手の小指にスライド・バーをはめてのプレーは「なるほど」とちょっと感心してしまいました。ギタリストとしての角松のことをあれこれ言う人はいますが、好きです、私は。
ちなみに、今日は角松の誕生日ですな。おめでとうございますm(__)m。
8月10日(火)晴れ 「Hot Rocks2/The Rolling Stones」
2枚目のベストアルバム。1枚目に比べるとスケールが大きな曲が目立つようになります。「Street Fighting Man」「Gimme Shelter」等、他には出せないこれぞストーンズ、な曲が他に影響を与えたものは多いかもしれません。もちろん、「Jumpin' Jack Flash」「Blown Sugar」「Honky Tonk Woman」といった、先にあげた曲とは別の意味でのストーンズらしさ(こっちのほうがどちらかといえば一般的かもしれませんが)もありますが、人の奥底に潜んだ何かをぶちまけるような、そんなものもこの頃のストーンズには感じられました。
8月9日(月)晴れ 「Hot Rocks1/The Rolling Stones」
ストーンズの初期のベストアルバム。まだブライアン・ジョーンズが在籍していた頃のナンバーが集められています。ビートルズと比較されますが、ストーンズの方がよりロックっぽく、より黒っぽいサウンドかなと思います。
8月6日(金)晴れ 「Two Rooms/Various Artists」
エルトン・ジョンのトリビュートアルバム。さすがにこのクラスの人だと、参加するミュージシャンも全員が有名どころばかり。さすがです。それにしても思うのは、歌詞を書いているバーニー・トゥーピンの評価ですね。日本では英語は苦手なせいかそれほど目立たないのですが、このアルバムのサブタイトルのように、エルトンと同列で扱われています。
収録曲の中では、フーの「土曜の夜は僕の生きがい」がめちゃめちゃかっこいいですね。もう、彼らのオリジナルではないかと思うくらい。
8月2日(月)晴れ 「GOLDEN J-POP/THE BEST/白井貴子」
本人の選曲による80年代のベストアルバム。できるだけCD化していない曲も、ということでファンのことを考えた選曲となっています。あの頃、学園祭の女王とか言われていましたが、ロックをやるにはちょっとお嬢様っぽかったかなと思います。西部球場でのライブやジャパン・エイドへの出演等、のりにのっていた時期ではあったものの、どこかに壁を感じていたかもしれませんね。でも、今聞いても、いいなぁと思う曲もいろいろありますよ。「気まぐれLoverBoy」なんてカッコイイなぁ。
8月1日(日)はれ 「チャイム/斉藤由貴」
「めぞん一刻」の主題歌「悲しみよこんにちは」が収録された、斉藤由貴がアイドル全盛だったころのアルバム。めぞん一刻の響子さんは映画では石原真理子がやっていて、これなら斉藤由貴がもうちょっと歳をとったらいいかも、なんて思っていたのですが、これもちょっと違うかなぁ。憂いが足りないっていうか。
自身が作詞した曲等も収録されており、曲調、アレンジも斉藤由貴のキャラに合わせて練られている、ちゃんとした(へんな言い方だけど)アルバムです。アイドルのアルバムも馬鹿にできないなと。ちなみにアレンジはユーミンのバックでもおなじみ武部聡志が担当。この人は女性をアレンジさせると天下一品ですな。
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