2004年12月
12月31日(金)雪 「PRISM LIVE!/PRISM」
「Homecoming2004」と題されて、新旧のメンバーが揃ったライブのDVDです。ギター弾きの私としては、やはり和田アキラと森園勝敏が気になるのですが、正確無比なプレイの和田アキラとロックな森園勝敏では、プリズムのナンバーをやる限りは和田アキラに並ぶ人はいないのではないでしょうか。矢堀孝一とか、もっとフュージョンっぽい人の方が和田アキラには合うような気がします。
12月29日(水)雪 「2000Best/原田知世」
角川が生んだスター第2弾。薬師丸ひろ子もそうでしたが、原田知世もなんというか、独特の雰囲気がありました。デビュー当時は演技にしろ歌にしろものすごくぎこちなくて素人同然だったのが、いつのまにかそのかぼそさが持ち味になって、自分のものにしてしまいました。このベストアルバムはレーベルの枠を越えて80年代の名曲が揃っています。「彼と彼女のソネット」「地下鉄のザジ」など、ちょっとヨーロッパな雰囲気が似合うのかもしれません。
個人的には「雨のプラネタリウム」なんかは、それまでの原田知世のイメージを変えるような曲で、TVで見ておおっと思いました。
12月27日(月)はれ 「461 Ocean Boulvard/Eric Clapton」
クラプトンがドラッグから復活を果たしたアルバムです。まぁ、「I Shot The Sheriff」をはじめとした名曲が収められているこのアルバムに余計な解説はいらないのかもしれまsねんが、今回はデラックス・エディションということで、ボーナストラック&ボーナスディスクが追加収録。しかも、ボーナスディスクはライブ盤だったりするのです。当時のクラプトンのステージを堪能できます。個人的にはアレンジの好き嫌いはありますが、後半の盛り上がりはいいですね。
最近のクラプトンにちょっと距離をおいてしまっている自分としては、このアルバムはクラプトンを再認識するいい機会になったように思います。
12月20日(月)曇り 「FREE SPIRIT 1979.07.14/Johnny,Louice & Char」
記念すべきJL&Cのデビュー・ライブ・アルバムが、なんとコンプリート盤としてリリースされました。しかも、当日収録した記録用ビデオもDVDに収録されるというおまけつき(全曲ではないようですが...)。それでも、音源自体が差し替えなしでリリースされたというのが、ファンとしてはうれしいところではないでしょうか。聞き比べると、かなりのテイクを差し替えていたというのがよくわかります。旧盤は完成度が高く、それはそれでいいのですが、生々しさという点では今回のものにはかなわないでしょう。ライブというのはその時の空気がそのまま伝わってくるようなものが好きです。なので、たとえ多少荒かったり、ミストーンがあったとしてもこういった形でリリースされるのは個人的には歓迎です。ただ、あれだけのテイクを差し替えたってきことは、本人たちは当日の演奏に納得できないものが多かったんでしょうね。
それまでアイドルとして見られていたCharのつもりで見てしまったそれまでのファンは、どう感じたのでしょうか?私が中学の頃、「闘牛士」とか「気絶するほど悩ましい」が流行ったのですが、男子と女子で明らかにCharに期待しているものが違っているように見えましたからね。
12月19日(日)曇り 「KAELA/木村カエラ」
正直いって、TVKでやってるへんな^^;番組でマペットとトークをやってる女の子くらいの認識しかなかったのですが、ギターマガジンでインタビューが載っていて、そこで赤いテレキャスを持っているポーズにドキッ。そして「Happiness」を聴いてなかなかこれは、と思いました。で、このファーストアルバムですが、サウンドは最近のロックを踏襲していて、時にポップに、時に激しく、ツボを押さえたアルバムになっています。作詞は全曲本人ということで、本気で取り組んでいく姿勢も見えます。でも、自分で歌詞を書いた割には、ちゃんと覚えていないのはなぜ?
12月12日(日)曇り時々雨 「imagine/John Lennon」
ジョンがイマジンを歌ってからもう30年以上経ちますが、あの頃と今は何か変わっていますか?天国のジョンの目にはどのように映っているのでしょうか?
ビートルズを解散して、その音楽的な表面と、奥底に潜んでいた魂とを分け合った二人でしたが、あまりにつらい比較になってしまったように思います。初期のポールは残念ながら全てを剥き出しにして歌うジョンには及ぶところはありませんでした。そんな決定的な差を感じさせてアルバムでもありました。
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