2005年1月の1枚

1月31日(月)晴れ 「Live In Japan 2003/The Crusaders」

 コア・メンバーであるジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダー、スティックス・フーパーによるアルバムにより復活を遂げたクルセイダーズのブルー・ノートにおけるライブアルバム。フーパーはライブには参加していません。
 アルバムではクラプトンやディーン・パークスがギターとして参加していましたが、今回のライブに帯同したのは、アルバムにも参加していたレイ・パーカー・Jr!!どちらかといえば、ボーカリストとしての方が有名なのですが、今回はきっちりとそのギターの腕前を披露してくれています。
 ソロでぎゅーんというタイプではなく、堅実なバッキングに徹していてカッティングの見本のようなプレイです。レイ・パーカーJrのギタリストとしての存在感を改めて示してくれました。ライブアルバムには収録されていませんが、アンコールでは「ゴースト・バスターズ」でエンターテイナーぶりを存分に発揮したとか。
 今年も来日するようなので、見てみたいなぁ。「スパイラル」とか演奏したりするのかなぁ。

1月25日(火) 晴れ 「Jake Conception Plays Standards "Misty"/Jake Conception」

 セッション・プレーヤーとして著名なミュージシャンの企画ものアルバム。ジャズのスタンダードが収録されています。
このCDが出た時代(1985年頃)は、こうした企画物が多かったような気がします。出せば売れたような、バブリーな時代だったのでしょうか。
 で、なんで私がこのCDを買ったかというと、ジャズに興味を持ちはじめて、ジェイクの名前は他のポップス系のアルバムでよくみかけていたからです。まぁ、誰でもよかったといえばそれまでですが^^;

1月24日(月)晴れ 「TWIN/陣内大蔵」

 1992年に発売された6枚目のアルバム。ここからはTVドラマの主題歌に使われた(らしい)「心の扉」がヒットしている(ように思います。私も聞いたことがあるので)。
 そもそも、この人自体にはまったく興味は無かったのですが、以前中古CD市があって、何枚買うと1000円みたいなディスカウントがあり、枚数合わせて買いました。もう、名前を知っていたからっていうだけ。
 内容は、あの当時のポップス・ニューミュージック路線全開という感じでとても爽やか。「心の扉」とラストの「新しい風」以外は聞いていても流れていってしまいました^^;。今もまだ現役で活動してるようなので、根強いファンがついているんだなと思います。

1月23日(日)くもり 「The Best Of Culture Club/Culture Club」

 80年代の売れ線といえば、このカルチャー・クラブとデュラン・デュランが双璧かなと思っています。曲だけでなく、そのビジュアルもいろいろ影響を与えてましたね。クラスでボーイ・ジョージみたいなファッションにした人が一人や二人はいたのでは。

1月22日(土)晴れ 「GREATEST HITS/Blondie」

 デボラ・ハリーという個性的なボーカリストを擁するブロンディですが、なんと再結成していたんですね。しかも、数年前に来日公演まで行っていると。このベストアルバムは再結成後の曲も1曲ですが収録されています。それは、昔以上に昔のテイストをもっている曲でした。
 ロックンロールからディスコ・ナンバー、レゲエまでありとあらゆる音楽を吸収しています。ブロンディの個性というのは、その音楽スタイルではなく、やはり、デボラ・ハリーが全てなんでしょうね。
 個人的には、「Dreaming」とか「Call Me」みたいなロック・ナンバーが好きですね。

1月21日(金)晴れ 「Forword/鈴木康博」

 鈴木康博のニューアルバムは新曲1曲と、オフコース時代の曲のカバーという構成の内容。カバーは、完コピしましたっていう曲や、現時点における解釈はこうなりますっていうもの等様様ですが、基本的にはオリジナルを壊さない程度のアレンジで、「B-Side」の時程の目新しさはなかったです。
 問題(?)は新曲の歌詞。これがまたいかにも小田さんにあてたメッセージ。露骨にここまで表現されると、なんで脱退したの?なんて思わずにはいられませんが、当時はそうするしかお互いに方法はなかったんでしょうね。ただ、ここまで正直に歌わなくちゃいけなかったですか、ヤッサン?と思わずにはいられないです。小田さんはこれ聞いてどう思ったかなぁ。あ、歌詞はともかく、曲はヤッサンらしいものでかっこいいです。
 ちなみに、今回は打ち込みやギター類等すべて一人でやっているとのこと。ギターはPODを通しての録音とのことで、各曲のセッティングとか教えてほしいなぁとか、ファンとしては思ったりして。

1月18日(火)晴れ 「Looking Back/小田和正」

 セルフ・カバーアルバム第一弾。元々はシングルのカップリングに収録されていたものが多かったが、それらをまとめて新曲と新たに収録した曲で1枚にまとめました。このころからでしょうか、オフコースに対して吹っ切れた感じがしたのは。
 「Yes-No」等の新しいアレンジは、どうもしっくりこなかったのですが、聴くに連れてなれてきたというか、だんだん違和感がなくなってきました。「愛をとめないで」なんかは盛り上がりナンバーとして板についてきたように思いますし。ただ、やはり原曲と同様のアレンジをしている曲のほうが、よりいいような気がします。「緑の日々」なんかは、最後に付け加えられたフレーズからしてぴったりでした。
 2も作ったし、もういいかな。それより、そろそろ、オリジナルアルバム作れるくらいの曲がたまったんじゃないでしょうか。

1月16日(日)雨 「U/Led Zeppelin」

 あのアビー・ロードをチャート1位の座から引き摺り下ろし、新たな時代の幕開けを告げたツェッペリンのセカンド・アルバムである。オープニングの「胸いっぱいの愛を」のいんとろでやられてしまうファンの方も多いのではないだろうか。
 当時のツェッペリンといえば、初の(そして狂気の?)全米ツアーの頃で、そのときのあふれ出るパワーのようなものが音楽にも注ぎ込まれているような気がします。そうはいっても、全部がハードロックかというと、そんなこともなくて、アコースティックなナンバーや「Living Loving Maid」のようなポップな曲も収められています。そういう点が、アルバムとしての統一感を薄めているかもしれません。でも、全編を通して、ジミー・ペイジのリフは全開ですね。

1月15日(土)雨 「この道をゆけば オフコース・ラウンド2/off course」

 その名が示すとおり、オフコースのセカンドアルバム。とても凝ったつくりの「プロローグ」から始まるこのアルバムは、1枚目に比べるとぐっと完成度も高まり、前作では未消化だった自分たちの想いが、上手く音として表すことができたのではないかと思います。第一印象はフォークにカテゴライズさあれそうですが、実はもっと洋楽のテイストが織り込まれていて、そんなところが一般に受け入れられづらかったところではなかったのでしょうか。まぁ、確かにこれをヒットさせるのは大変かなぁと私も思います^^;。

1月14日(金)くもり 「SELECTIONV 1984-1987/off course」

 4人時代のベストアルバム。この後にオリジナルアルバム1枚を発表して解散してしまうわけですが、4人のオフコースとしてはここまでだったかなと、個人的には思っています。
 アルバムとのテイク違い(シングルバージョン)や、シングルのみの曲等多数収録されていて、ファンとしては押さえておかなくてはいけないアイテムに仕上がっています。また、よくありがちな寄せ集めてきな感じはあまりなく、オリジナルアルバムとしても聞くことができる統一感もあるような気がします。4人時代で何をきいたらいいか?といわれたら、これをお勧めしたいと思います。
 4人時代は松尾さんの力が存分に発揮されており、へたをすれば小田和正と仲間たちになりがちなところを、要所を押さえた曲できりっとしめています。残念ながら、万人受けする曲を残せなかったのは、松尾さんとしては残念だったでしょうね。というか、それが松尾さんの持ち味なのかもしれませんが...。

1月13日(木)晴れ 「Back Streets Of Tokyo/off course」

 オフコースがどれだけアメリカ進出を真剣に考えていたのかは判らないが、そんなことも念頭において4人時代の曲を英語詩で収録しなおしたアルバム。演奏は昔のままかと思っていたが、改めて聞きなおすと結構差し替えもしくは収録しなおされていると思われるテイクも多い。アレンジャーが現地の人なので、原曲のままではちょっと通用しないかなというところだろうか。それでも、ほとんどの曲は原曲のアレンジが踏襲されています。セールス的には振るわなかったアルバムですが、現地でオンエアされたこともあったようで、メンバーにとてはそれなりの思い出がこもっているアルバムのようです。
 こんなこともしていましたっていう、ファンにとっては記録としてのアルバムかもしれません。なんといっても、歌詞は原曲だと日本語ですからね。^^;

1月12日(水)晴れ 「ワインの匂い/off course」

 「ワインの匂い」というタイトルは、どことなくおしゃれに聞こえて、歌声やルックス、音楽性も相まってますます女性人気の獲得にもつながったのでは思います。また、「眠れぬ夜」というヒット曲も生まれています。
 それまでの3枚と比べると、音が洗練されてきたようにも思いますが、歌詞のほうはどうかなぁと。「ワインの好きなあの娘は〜(ワインの匂い by 小田和正)」の「娘」を「むすめ」と歌ってしまうあたりは、正直 どうなんだろうと思わずにはいられませんでした。ヤッサンだと「あのこ」って歌いそうですけどね。

1月11日(火)晴れ 「秋ゆく街で〜off course live in concert/off course」

 オフコースの3枚目にして初のライブアルバム。オリジナルアルバムを2枚しかだしていないせいもあるとは思うが、前半は洋楽、邦楽のカバー、後半がオリジナルという構成。なんとなく、昨年末にやっていた小田さんの番組を思い出します。ただ、どちらかといえば、音楽的なイニシアティブヲ握っているのはヤッサンのよな気もしないではないです。この頃は二人が対等な立場だったんだなと、改めて認識できました。
 バックバンドのほかに、ストリングスも導入して、オリジナルの再現を狙っていたように思います。MCの一部も収録されていて、当時の初々しさも感じることができます。やはり、ここがオフコースの原点になるんでしょうかね。

1月10日(月)晴れ 「For LOVERS Only/飯島真理」

 昔は1月15日だったのが、今はハッピー・マンデーということで1月第2日曜日になってしまった成人式。それにちなんでということではないですが、まりンのミニ・アルバムです。
 カバーを4曲、オリジナルを1曲という構成。10cc、Todd Rundgren等の名曲をAORテイスト満載でカバーしています。このあたりは夫であるJamesの趣味によるところも大きいかもしれません。この頃のまりンはJamesのプロデュースだったため、アメリカのミュージシャンの起用がほとんどで、ギターのMichael Landuをはじめとして、フュージョン好きな方は押さえておきたいようなメンバーがクレジットされています。

戻る