2005年2月の1枚
2月28日(月)はれ 「Kiss OF LIFE/種ともこ」
前作の「音楽」の流れを汲むアルバム。「God Bless the Child」のような大きなテーマのものから。「おきてよダーリン」のようなラブソング、「あしたのあたし」のような身近なテーマの曲がたんたんと流れていきます。「ブルーライト・ヨコハマ」をカバーしているのも珍しいです。ライブでは時々カバー物はありましたが、こうしてアルバムへ収録されたのは初めてでした。
試行錯誤の助走が続いていた、そんな感じがするアルバムでした。
2月27日(日)晴れ 「古今東西/森高千里」
「森高」のコンセプト第2弾。このアルバムで森高スタイルが定着しましたね。斉藤英夫とのコンビもすっかり定着しています。衣装はけっこうきてましたが、歌詞では等身大の同年代の女性をうたっていたせいか、女性ファンも多かったように思います。「この街」「テリヤキ・バーガー」といったノリノリの定番曲もいいのですが、やはり名バラードの「雨」がぴかいちでしょう。ラストにはカーネーションとのコラボレーションも収められています。
2月26日(土)くもり 「NEW SEASON/森高千里」
森高のファーストアルバムは、アーティスト志向を狙った曲、アレンジでしたが、それほどのブレイクはしませんでした。まぁ、似たような人たちが多かった時代なのでどうしても森高じゃなきゃっていうのは無かったと思います。私も「ミーハー」から入った口ですし。それでも、「涙 Good-bye」とか「NEW SEASON」は後の片鱗をうかがわせていると思います。ボーカルは...こんなもんでしょう^^;。ジャケットなんかも狸みたいなかわいい顔してますし。うん、初々しいですね。
ちなみに、バック・ミュージシャンはフュージョン系の人たちが多く参加しており、ギターなんかは和田アキラ、松下誠、岩見和彦といったところが演奏してますけど、どうしてもこの人じゃなくちゃっていうプレイはないですな、やっぱり。もちろん、後に長くコンビを組むことになる斉藤英夫も参加してます。
2月25日(金)くもり 「音楽/種ともこ」
はじめて聴いたときの印象が強烈で、しばらくの間はほとんど聞かなかったアルバムです。種ちゃんについてきたら突然暗闇に放り出されて迷子になってしまったみたい。「きみとあるいてく」や「水の中の惑星」等、アピールする曲もあったのですが、なんというか身近にあったものが急に世界に視野が広がってしまった、そそれで迷ってしまったような気がします。今、聞いてもそんな気持ちにはならないんですけどね。14曲というボリュームに様様なテーマ、スタイルは「音楽」というタイトルに種ちゃんが込めた意味があったのかもしれません。
2月23日(水)晴れ 「HOME/山崎まさよし」
SMAPへの提供曲「セロリ」、本人が出演した映画の主題歌でもある「one more time,one more chance」等の代表曲が収められた、山崎まさよしがブレイクのきっかけとなったアルバム。「one more〜」はバラードの名曲ですね。「セロリ」はSMAPのバージョンを先に耳にしたのですが、キムタクの歌い方は山崎まさよしをコピーしたんですか?って感じでしたね。
2月21日日(月)晴れ 「KUTKLOUD/PINK CLOUD」
ピンク・クラウド名義でのファースト・アルバム。バンド名が変わったからといって、何が変わることも無く、JL&Cと変わらない音が聞けます。印象的なリフ、シンプルなリズム・セクション、短めの曲といったところが印象的なアルバムで、60年代末から70年代にかけてのロックの王道を感じさせます。
チャーのギターもさることながら、加部正義のベースに改めて存在感を感じました。ライブではついついチャーのギターに目&耳がいってしまっていて気がつかなかったのですが、スタジオ音源をこうしてじっくり聞いてみると、おお、そうくるか、みたいなところが随所にあります。
2月18日(金)雪のち雨 「miss M/竹内まりや」
独身時代の4枚目のアルバム。LPでいうA面はロスでデビット・フォスター等とのレコーディング、B面は日本のメンバーによるレコーディングという構成。アレンジ的にAOR的なアプローチが流行していたのも相まって、竹内まりやにはぴったりはまっていたように思います。大ヒットはありませんが、A面の参加メンバーからAORの隠れた名盤的になっています。メンバーからAORの隠れた名盤的になっています。
2月17日(木)晴れ 「夢回帰線U/さだまさし with 亀山社中」
世界を巡るさだまさしシリーズの第2弾。クレジットの亀山社中というのは、ライブにおけるバックバンドで、事故で亡くなったギタリストの福田氏以外は不動のメンバーで、アルバム名にクレジットされているのは後にも先にもこの1枚だけでした。
「天然色の化石」がテーマ的にも曲的にもこのアルバムの中では一番好きです。化石になった私たちをみて、未来の人(?)は何を想うか。私たちは何を残していかなければならないのか、とてもいろんなことを考えさせられる曲です。
2月16日(水)雨 「夢回帰線/さだまさし」
さだまさしのイメージというのは言葉、日本語を大事にする人だというところなんですが、このアルバムでは世界をテーマに名曲を連ねています。「風に立つライオン」はまさにさだまさしの世界で、とてもありがちな話なんですが、そこにアフリカや医療等のテーマを織り込んで見事にスケールアップさせています。ファンにも人気が高いようですね。
個人的には「Pineapple Hill」のギターが好きです。ライブで見てほれ込んだ1曲でした。
2月15日(火)晴れ 「アレルギーの特効薬/山崎まさよし」
私と山崎まさよしの出会いは結構強烈で、元々は谷村有美のライブに出かけたのですがその共演者がデビュー間もない山崎まさよし。しゃべりはつたないところがありましたが、歌のパワーはすごいものがありました。正直言って、谷村を吹き飛ばしていましたから。食に関するタイトルが多いアルバムですが中でもそのライブで聞いた「週末には食事をしよう」でやられてしまったといっても過言ではないです。ライブではアコースティックなセットでしたが、アルバムではバンドスタイルでの演奏もありどちらがいいかなとも思ってしまいそうですが、ボーカルと曲が持つパワーに結局どっちでもいいやって思ってしまう人ですね。
2月14日(月)晴れ 「011/ふきのとう」
タイトルの「011」ってどんな意味があるのかなって思っていました。単純に11枚目のアルバムかな、とか。で、北海道へ旅行したときに初めてしりました。北海道の市外局番は「011」なんだということを。そんなところにも現れるように、ふきのとうは北海道出身の、季節を歌うフォーク・デュオでした。「12月の雨」を聞いてみたくて買ったアルバムでしたが、「山のロープウェイ」とかいいですね。情景が浮かんできそうで。
ところで、元オフコースのヤッサン、元赤い鳥(ハイファイセットの方がいいか?^^;)の潤子さん、そして元ふきのとうの細坪さんという3人でsong for memoriesというユニットを結成し、フォーク、ポップスのカバーを聞かせてくれています。最近、この手の番組が多いNHKなんかにも3人揃って出演されているようですね。細坪さん、ヤッサン共に元々はデュオだったので、もしもメンバーのもう一人がそれぞれの相方だったらなって思っているかもしれないですね。特にヤッサンは最近の発言を見ると、やたらとラブ・コールを送っているようですし....
2月13日(日)曇り 「THE BEST OF The Lovin' Spoonful/The Lovin' Spoonful」
ロックは元より、ブルース、フォーク、カントリー等をベースとしたどことなくのどかで、それでいて鋭い視線をときどき投げかける、そんな曲がぎっしりつまったベスト・アルバムです。ラヴィン・スプーンフルといえば、有名なところではデビュー曲「魔法を信じるかい?」や全米で1位を記録した「デイドリーム」がありますが、印象的なオルガンで始まる「サマー・イン・ザ・シティ」が好きです。
2月12日(土)晴れ 「Asian Street Style/KORENOS」
久しぶりの是ちゃんです。KO=是ちゃん、NO=則竹裕之、SU=須藤満というギター・トリオ。アルバムタイトルほどアジアな感じはしませんが、是ちゃん節は健在です。CDの帯には「あのJ・ベックの名盤「WIRED」に比肩する」なんて仰々しく書いてありますが、意気込みは伝わってきます。1曲目なんていい感じですね。ただ、ボーカル、コーラスが入っている曲があるのですが、これはメンバーではなくボーカリストを連れてきたほうがいいなぁと思うのは私だけでしょうか?(以前ライブを見に行ったときにも、是チャンが歌う「Walking on the monn」はいかがなものかと思ったし^^;)
2月11日(金)晴れ 「松原正樹25周年記念ライブ!/松原正樹」
前に2枚組CDとしてライブ音源が発売されていましたが、それの映像版です。CDでは2回のライブから収録されていましたが、こちらでは2002年10月10日のみの収録となっています。曲数もCDより幾分少なめですが、松原正樹&「自分の次に好きなギタリスト(by松原正樹)」今剛のプレイは堪能できます。
ライブ序盤は固さが見られ、譜面に目を落とす回数がかなり多いのですが、演奏が進むに連れて緊張がほぐれ、リラックスしていく様が見て取れます。ドラムは山木秀夫。演奏シーンを見るのは2回目くらいなのですが、音数は多くは無いのですがとても存在感のあるプレイだなと感心してしまいます。
2月10日(木)曇り 「書簡集 第9信/さだまさし」
ここに収められている10周年記念ライブではお客さんからのリクエストを集計するという試みも行われています。この第9信にはそのリクエスト上位曲が多数収められているため、さだまさし初心者が聞くにはとっつきやすい1枚かと思います。ちなみに、ラスト2曲がリクエスト1位と2位で「主人公」と「まほろば」。まったく毛色が違う曲で、このあたりにさだまさしのファンの嗜好の広さを感じさせます。
曲だけでなくMCも多数収録されており、さだまさしのライブの模様を垣間見ることができると思います。さだまさしは何を歌っているかがはっきりと判る、言葉を大切にしているアーティストではないかと思います。同様にMCもライブの中で非常に大きなウェートを占めています。曲だけではさだまさしの魅力としては半減であり、やはりライブこそがさだまさしというアーティストのすべてを体現できる場ではないか、そんな気持ちを抱かせます。
2月9日(水)曇り 「書簡集 第4信/さだまさし」
私とさだまさしの変えた運命の曲(って大げさな^^;)が収録されているのがこのアルバム。ここでは「加速度」という新たなお気に入り曲も見つけることができました。
それ以上に個人的に心に残ったのは「療養所」。こんなやさしい心をもった人たちばかりであればいいなと思います....
2月8日(火)雨 「書簡集 第3信/さだまさし」
さだまさしの活動10周年記念ライブを収録したライブアルバム。8夜連続のライブで10枚組というからかなりのボリュームですが、それでもかなりの曲がカットされたのでは?と思います。ちなみに、レコードではセット販売でしたが、CD化の際にはばら売りされていました。
そもそも、さだまさしをはじめて意識したのは「あまやどり」から。「精霊流し」は知っていましたが、さだまさしとクレープの結びつきは当時の私にはありませんでした。「雨やどり」だけを聞いて、ストーリー仕立てで面白おかしく、ちょっとほろりとさせるフォーク、そんな印象をさだまさしに抱いていたのですが、たまたま聞いたFMでのライブでは、オープニングが「天文学者になればよかった」。ロックなアレンジの曲が印象に残りもう一度聴いてみたいと思って探したところ、ちょうどこのライブ集が出ていたので、もう一度聞いてみたい曲が入っていたものをセレクトして何枚か買いました。
第3信はソロになった頃の曲をやった日のもので、「吸殻の風景」が目的の曲でした。「きみのふるさと」なんかも印象に残る曲でした。
2月7日(月)曇り 「SKYLARKING/XTC」
アメリカでいまひとつぱっとしなかったことから、アメリカ人のプロデューサーを立ててヒットを狙って作られたのが本作。アンディはアメリカでは自分たちは売れない、とよく理解していたようだが、レコード会社としては納得できずあれこれとプロデューサーの候補をあげ、結局落ち着いたのがトッド・ラングレン。ベースのコリンが熱狂的なファンで、彼の後押しも合って決まったようだが、当然といってはなんだがアンディとは合うはずも無く、リリースまでにはいろいろ合ったようである。
全編をトッドのカラフルなポップセンスで覆い尽くしており、「Black Sea」の路線が好きな人にはちょっと敬遠されるかもしれない。そして、何より色濃いのが両者の共通のフェイバリットであるビートルズ色。「1000Umbrellas」なんてそのまんまですよね。
ちなみに、アメリカでの評判としてはカレッジチャートでNo1となり、当初の目的は達せられたことと成ります。本人達の思惑はともかく、XTCの歴史において重要な足跡を残した作品ではあるでしょう。
2月6日(日)晴れ 「Black Sea/XTC」
どことなく居心地の悪さを感じさせて、それでいてポップな面も前面に打ち出されている、どことなく意地悪なバンド。ああ、これがイギリスなんだなって思います。ビートルズも時々突き放すような面があったし。そうしたブリティッシュ・ロックの王道をいっていたのがこのXTCでした。キーボードが脱退し、新たにギターが加入してギター×2、ベース、ドラムというギターバンドとして再出発したXTCのスタイルが完成した作品かと思います。このバンドのテイストというのは、昨今のロック・シーンにも通じるものがあると思います。どこかまっすぐに見られないというか、まっすぐにみているあまりに普通より曲がって見えてしまうというか。
2月3日(木)晴れ 「Live Killers/Queen」
「JAZZ」発表後のツアーを収録したライブ・アルバムです。レコードの時には緑色と赤色の半透明なカラーレコードでした。我が家のフルオートのレコードプレーヤーでは盤のサイズ検知機能が誤動作してましたっけ。
時期的にはクイーンが一番のりにのっている時代で、絶頂期のヒット曲が満載です。フレディの個性のせいか、やや色物扱いされることもあるクイーンですが、その実力は現在でも皆に愛されているように、素晴らしいものがあると思います。
ギターのブライアン・メイは高中正義と並んで評価されていないギタリストのような気がしますが、「Brighton Rock」ではディレイ(当時はテープ・エコー)を駆使した演奏を聞かせてくれます。人気、実力を兼ね備えた数少ないバンドでしたね。
2月2日(水)晴れ 「the best of James Taylor/James Taylor」
この人のような声って、日本人にはあまりいないですよね。体格か、はたまた日本語と英語の発音方法が違うせいなのか。
「きみの友達」をはじめ、名曲を数多く残しています。洋楽のアコギ・コピーををやる人は、一度は通るのではないでしょうか。
2月1日(火)晴れ 「The Immaculate Collection/Madonna」
日本におけるフォロワーも多く生んだ、エンターテイナーですね。音楽的にもファッション的にも大きな影響を与えたと思います。MTVの影響が大きかったと思います。
ビデオ・クリップと連動した「Like a virgin」「Material girl」が印象深いのですが、好きな曲は「crazy for you」。映画の主題歌でしたが、ドラマチックなバラードです。前の2曲に比べるとインパクトは少ないですが、そこは趣味ってことで。好きなんです、こういう曲。
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