2005年4月の1枚


4月26日(火)くもり 「Locked in Heaven/種ともこ」

 出産後初めてのアルバムは、ジャケットからして衝撃的でした。鋭く砥がれた刃物のような、今までにない種ちゃんがそこにありました。そんな中にも無骨なやさしさは感じられます。決してルンルン気分で聞けるようなアルバムではないですが、一度は通らなくちゃいけない、そんな気にさせるアルバムです。

4月22日(金)はれ 「The Bridge/Billy Joel」

 ジャケットが印象的な86年のアルバムです。私がリアルタイムで聞いていたのはこのアルバムまででした。エンターテイメント性とメッセージ性の双方が微妙なバランスで同居をはじめた様に感じて、なんとなく耳が遠のいた、そんな印象です。
 ライブのオープニングだった「Mater of Trust」や多大な影響を受けているレイ・チャールズとの共演等、けっこう盛りだくさんの内容でした。
 この時の日本公演を見たのですが、代表曲満載でビリーのエンターテイナーとしての素晴らしさに打ちのめされたものでした。ちなみに、初日と最終日を見たのですが、初日は2時間30分近い熱演だったのが、最終日は2時間に満たないちょっと拍子抜けの内容。早く帰りたかったんでしょうか?^^;

4月19日(火)晴れ 「The Stranger/Billy Joel」

 娘からもらった病の床できいてしまいました。しっとりとしたNYの夜の匂い、そんな雰囲気が漂ってきます。ビリー世界的にメジャーとなったアルバム。「ストレンジャー」「素顔のままで」等大ヒットを生みました。ストレンジャーのイントロの口笛は5本の指に入る有名なフレーズなのではないでしょうか。このアルバムもAORの名盤のひとつではないでしょうか。
 「素顔のままで」のローズの音色がなんともいえないですね。ギタリストとしてはスティーブ・カーン、そしてなんとハイラム・ブロックもクレジットされています。
 ビリーはこのアルバムの成功後も様様なチャレンジを続け、進化しましたがいつのまにかアル中での入退院を繰り返すようになってしまいました。後期は内省的なところもありましたが、心の闇につつまれてしまったのでしょうか...。

4月17日(日)晴れ 「Larry Carlton/Larry Carlton」

 ラリーのファースト・アルバム、というよりはフュージョンの歴史的名盤です。1曲目の「room 335」は正にフュージョンの名曲です。ちょうどこの頃ギターに興味を持ち始めたので、のめりこむには十分過ぎました。来日時にテレビで演奏を見て、これまたKO。ストラトやレスポール以外のギターを認識できたのも彼のおかげ。ここからフュージョンへと入ってリー・リトナーも聞くようになりました。
 フレーズといい、トーンといい、ひとつの目標でもあります。こんなふうに弾けたらうっとりするでしょうね。

4月10日(日)晴れ 「COVERS/RC SUCCESSION」

 一時期発売禁止になっていた曰くつきのアルバムです。ロックの名曲を日本語によりカバーしているアルバムですが、原子力発電所をテーマにした歌詞があり、それが触れたようです。この程度のことで規制をしているようでは、民度が低いといわれてもしょうがないかもね、某国のように。
 音楽的には、これはもうストレートなロックンロール。遊び心も満点。三浦友和がゲストで参加しているのも興味深いです。そういえば、改めて確認したら高井麻巳子もクレジットされてます。
 最近では、こうしたロックなアルバムってどんなのがあるんでしょうね。

4月6日(水)晴れ 「Big Generator/Yes」

 トレバー・ラヴィン主導のYes第2弾のアルバム。「Love will find away」がヒットしました。内容も前作の延長ですが、Yesらしさといえばジョンのボーカル。初期から考えるとこれだけサウンドが変化しているグループも珍しいのですが、それをジョンのボーカルの魅力、叙事性というのでしょうか、それが支えています。 その後、新旧メンバーで再結成したりしていましたが、最近はどうしているんでしょうね。

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