2005年5月の1枚


5月29日(日)曇り 「MartiniU/鈴木雅之」

 デビュー25周年を迎えた鈴木雅之の2枚目のベストアルバム。シャネルズでデビュー以来数々の試練に翻弄されながらボーカリストとしての地位を確立しました。先日、フジの「僕等の音楽」に出演していましたが大沢誉志幸との共演もさることながら、菊池桃子とのデュエットもよかった。TVで初だそうです。桃ちゃんは当時新婚でご主人からずいぶんやきもちを焼かれたとか。相手に桃ちゃんを選んだところがいいですね、「渋谷で5時」
 また、小田和正の隠れた名曲、「夢のまた夢」も収められています。特にここに収められたバージョンはどこを切っても小田和正(笑)。このまま彼のアルバムに収められていてもおかしくないくらいかも^^;。

5月28日(土)曇り 「Once Upon a Time in YOKOHAMA/DWAN TOWN BOOGIE WOOGIE BAND」

 つなぎを着てヘアスタイルはリーゼント、茶の間の大人が顔をしかめそうなファッションで語りばかりで歌うところがほとんどない歌やタバコをネタにしたその内容からもますます敬遠されそうな感じでしたが、紅白にも出場しちゃったりしていました。横浜をはじめとした港町を舞台にしたロックンロールは横浜銀蝿やクレイジー・ケン・バンドの元になるようなバンドだったと思います。
 このアルバムは再結成して全曲録音しなおした彼等の代表曲が収められています。「港のヨーコ〜」や「スモーキン・ブギ」等の代表曲の他に「涙のシークレット・ラブ」や「身も心も」といったバラードも名曲があったんだと改めてただのファッションだけのバンドだけではなかったんだなと感じます。後に宇崎竜童は山口百恵に曲を提供するようになり、作曲家としても世間に認められるようになりましたよね。

5月27日(金)晴れ 「愛のWAVE/松任谷由実・カールスモーキー石井」

 二人の競作によるデュエット曲。何のキャンペーンだったか思い出せない....。
 タイトル曲はらぶらぶな二人、カップリングでは別れてしまった二人の過去への想いが対照的に歌われています。どちらもラブ・ソングとしてはよくできたものだと思うのだけれど、誰かまた歌わないのでしょうか。
 Yumingのステージで時々取り上げられていますが、そのときにはお客さんをステージにあげてデュエットするというサービスも兼ねていたりします。選ばれた人は、それはもううれしいでしょう。
 ちなみに、私が持っているシングルは東芝EMIのもので、カラオケではYumingとデュエットできるようになっているんですが、カールスモーキー石井が所属するソニーから発売されたものはカールスモーキー石井とデュエットできるように仕込まれています。レコードを会社を超えたコラボレイトのナイスな解決策かもしれないけど、両方のカラオケが欲しいときには2枚買わなくちゃいけない^^;。

5月22日(日)曇り 「結晶/Original Love」

 その昔、CXの深夜番組で「バナナチップス・ラブ」というドラマがありました。誰が出ていたかも思い出せないのですが、アパートの住人が主人公だったような気がします。双子のオカマがシンメトリーな動きをしていただのだけがちらっと覚えているくらいかな。で、その主題歌がこのアルバムに収められている「月の裏側で会いましょう」。
 アルバムはちょっとジャジイな雰囲気が漂う中で「月の〜」や「ビーナス」がポップチューンとして彩りを添えています。今では田島貴男のソロ・ユニットみたいになってしまっていますが、当時はまだバンドとして活動してました。とはいえ、田島貴男の個性が前面に押し出されていました。確かに、あの声は一度聞いたら忘れられないですね。

5月21日(土)晴れ 「Saku Saku Ver.1.0/DVD」

 いまやTVKの看板番組(?)にまでのし上がってしまった音楽?バラエティ。益田ジゴロウと木村カエラの絶妙なトークやジゴロウの迷曲が満載です。私が見始めたのがここ1年くらいなので、初登場のカエラとかはものすごく新鮮でした。ちなみに、ゲストとのトークはまったく収録されておりませんので、そっちを期待されて買われないように(ってそんな人はいないか)。明らかに見る人を選ぶ内容なので、評判だけで買うと明らかに失望すると思います。私ですら買おうかどうしようか悩んでいたくらいですから。でもカエラの初登場のシーンをCMで見ただけで購入を決意(笑)。あ、あと神奈川県民じゃないと面白さも半減ですね。

5月20日(金)晴れ 「LIFE SIZE 2004/小田和正」

 小田和正のクラブ向け映像の2004年版である。想像していたとおり、その大半は「風のようにうたが流れていた」に費やされていました。こうしてまとめてみた方が、あの番組のよさというか意図したところが伝わりやすいような気がします。番組がDVD化されるようですが、どうしようかな...。  ところで、青学でのライブの模様がちらりと挿入されているのですが、小田さん本人も驚いていましたけど、最近の人はイントロだけ聞いても「さよなら」だってわからないんですね。いや、ほんとびっくりです。

5月15日(日)曇り後晴れ 「映像作品集 2巻/Asian Kung-fu Generation」

 アジカン初の武道館ライブを中心としたライブビデオです。今、のりにのっているグループらしく武道館というハコに負けていません。4人の自信とか勢いのようなものが満ち溢れています。武道館だから、という演出はラストで生のストリングスを入れているくらいでしょうか。2枚目のDVDにはライブハウス及び出身校でもある関東学院大学でのライブの模様も収められています。こちらのほうが、よりアジカンらしいといえばそうかも、なんて思ってしまいます。
 生でアジカンのライブを観てみたいけど、この縦ノリはちょっときついかも。一番後ろの方で自分のノリでみられれば幸せかな。
 最後に、ゴッチは髭無い方がいいような気がするんだけど。

5月14日(土)曇り 「The Best Of Ray Parker Jr./Ray Parker Jr.」

 ここ数日急激に寒くなった。5月の初夏を思わせる陽気というのはどこにいったんでしょう?
 最近はミッキー吉野のライブに参加したり、クルセイダーズのサポートで来日したりとセッション活動が盛んになっている一見ニヒルなエロ・オヤジ、レイ・パーカーJrのベストアルバムです。何枚か出ていますが、ここには最大のヒット曲であろう「ゴーズトバスターズ」は入っていないものです。他の曲を聴いてみたかったのであえて入っていないアルバムを探しました。
 R&B系のセッションギタリストとしてスティーヴィー・ワンダー等のバックに参加していましたが、自身のグループ「Raydio」を結成し、「A Woman Needs Love」等のヒット曲を飛ばしました。ソロになってからは「ゴーストバスターズ」がピークで、その後はあまり噂は聞かなくなっていました。それがいきなりクルセイダーズのサポートですからねぇ。ギタリストとして復活というのがすごいところです。どちらかといえば、コンポーザー、シンガーとしての印象が強いのですが、ギタリストとしての評価も結構高かったりします。ギュイーンと弾きまくるタイプではないので目立たないのですが、バッキングでその真価を発揮しているタイプでしょうか。このアルバムでは「It's Your Night」がギタリストとしてのレイを知るのにいいかと思います。
 最近のR&Bブームで「You Can't Change That」や「It's Time To Party Now」等がその手の番組やディスコ等でよく取り上げられていますね。

5月9日(月)晴れ 「Coca-Cola Commercial Songs 1962-89/Various Artists」

 日本のコカコーラのCMソングを集めたコンピレーションです。よくぞやってくれました。拍手(ぱちぱち)。
 コカコーラといえば、「すかっとさわやか」がイメージですがそれぞれの時代の爽やかさをかんじさせるアーティストが浮き彫りになっているような気がします。オフコースにもうちょっと知名度があれば....と思うのはファンの贔屓というものですがちょっと暗いかな?^^;
 それにしても、意外と覚えていないもので、早見優とか原田真二は全然覚えてなかったです。

5月8日(日)晴れ 「夏雲ノイズ/スキマスイッチ」

 昨日のレミオロメンもそうですがどうも最近のグループは??となるようなグループ名が多いですね。このスキマスイッチもそんなグループ名ですが、それよりもそのビジュアルにびっくり。アフロがあまりにも目立ちすぎ。
 しかしながら、聞こえてくる曲はアコースティックなリズムセクションにブラスやストリングスを導入しているとてもポップでやさしい曲が並びます。これは好きです。うん、いいぞ。しばらくヘビー・ローテーションになりそうな予感です。

5月7日(土)くもり 「朝顔/レミオロメン」

 最近ヒットしつつある音楽というのは、とてもロックではあるのですが昔のように日本語と曲が喧嘩するようなことも無くとても自然に耳に入ってきます。やはり、聞いてきた音楽がそういった影響を与えているんでしょうね。
 で、ロミオメロン、じゃなかったロメオミレン、でもない(爆)。なかなか正式名称が覚えられないです、このバンド。スピッツあたりに近いものを感じさせるシンプルな音に情景描写が印象的な歌詞がのっています。最新シングルはCMでも使われていたため、かなり知名度も上がったようです。まぁ、そのせいもあって私も買ったんですけど(笑)。あきらかに新しい時代に入ったことを感じさせますね。

5月5日(木)晴れ 「ベスト・オブ・キーズラインダンス/DVD」

 ポンキッキーズの名物コーナーでもあったキーズ・ラインダンスがDVD化されていました。ポンキッキーズとかって休日じゃないとなかなか見られないのですが、たまたま見て気になったのが、女子がラインダンスをするこのコーナー。曲がなかなかいけていて、山下達郎や大江千里、他にもロックの名曲にのっていろいろ小道具を使いつつなかなか見ごたえがあってちょっと笑わせてくれるダンスを披露してくれます。特に制服でおどっているやつはマニアにはたまらんのでしょう。(笑)
 ちなみに、私が購入したのは娘に見せるため(娘にかこつけてか?(笑))。娘は千ちゃんの「夏の決心」が一番気に入ったようで一緒に手拍子しながら体を揺らしていました。
 個人的には「家に帰ろう」を収録して欲しかったですね。

5月4日(水)晴れ 「歌人/村下孝蔵」

 1999年、46歳の若さで他界した村下孝蔵初期のベストアルバムです。彼をメジャーに押し上げた「初恋」をはじめ、「ゆうこ」「踊り子」等の代表曲が収められています。
 初期はちょっとニューミュージックぽさを感じさせていますが、どちらかといえば演歌などの日本的な匂いが漂う、「歌謡曲」というジャンルがぴったりきそうな歌が多かったように思います。「初恋」なんかはカラオケで歌う人を選ばない名曲だなっていつも思います。
 もし今も健在であれば、氷川きよしあたりと素晴らしいコラボレーションを醸し出したりしていそうな気がします。

5月3日(火)晴れ 「Augusta Camp 2001/Various Artists」

 山崎まさよし、スガシカオ、杏子等のオフィス・オーガスタ所属アーティストによるライブイベントのビデオです。まだブレイク前の元ちとせも参加しています。中でもスガシカオ、山崎まさよしは貫禄を感じさせます。また、ギター・プレイも堪能できます。特に、山崎まさよしというとアコースティック・ギターのイメージが強かったのですが、今回は335?を手にファンキーなプレイを聞かせてくれます。
 各人のライブのあとはセッションとなるのですが、やはり「星のかけらを探しに行こう」は名曲ですね。

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