2005年6月の1枚
6月17日(金)雨 「A Night at The Opera/Queen」
クイーンの音楽的な持ち味というのは、ハードロックにオペラのような叙事性、壮大さを加えた点にあるかと思います。そして、ブライアンのギター・オーケストレーションとフレディのボーカル、多重録音されたコーラス。これらがひとつの形として結実した頂点がこのアルバムに収録されている「BOHEMIAN RHAPSODY」だと思います。
アルバムとしてもハードロック、フォーク、バラード等一見ばらばらになりがちな音楽性が、4人の演奏によってクイーン・サウンドとして統一性が保たれています。ラストには、ブライアンのギター・オーケストレーションによるイギリス国家が収録されており、ライブのラストに必ず流されるようになりました。まさに、イギリスの代表的ロックバンドとなった瞬間だったのではないでしょうか。
6月16日(木)雨 「The All Time Greatest Hits Of Roy Orbison/Roy Orbison」
「ボブ・ディランのような詞とフィル・スペクターのようなサウンドでレコードを作りたかった。そして、エディ・コクランのようにギターを弾き何よりもロイ・オービソンのように歌いたかったんだ」と、ブルース・スプリングスティーンが残したスピーチがあまりにも有名なロイ・オービソンのベストアルバムです。「オー・プリティ・ウーマン」のようなロックンロール、「オンリー・ザ・ロンリー」のようなポップ・チューンを残し、その独特な歌唱法はブルースのみならず、多数のアーティストに影響を与え、そしてボブ・ディランやジョージ・ハリスンらとトラベリング・ウィルベリーズで活動後、この世を去りました。
6月15日(水)雨 「そうかな/小田和正」
サブタイトル(ってゆーかどちらがサブかわからないけど^^;)「相対性の彼方」と名づけられたこのアルバムはタイアップが11曲中10曲もあるというすんごいアルバムですが、聞いてみると意外とはじめての曲が多く(ってことはそれだけ番組を見てないってことですな^^;)新鮮な気持ちで楽しむことができました。
曲としては相変わらずの小田節全開で音もいつもの音、身近な恋愛論からいつのまにか人類愛に達してしまうというスケールの大きさをみせるここ最近の歌詞と相まって、小田ワールドの健在振りをみせつけてくれます。あたらしい面といえば「Re」で取り上げているメールのこと。あまり流行を取り入れてこなかった小田さんですが、昨今のコミュニケーションを語るにはさすがの小田さんも外せなくなったということでしょうか。
今回が最後かも(って最近は毎回言われているけど^^;)と噂されるツアーも始まり元気一杯の50代パワーは見習わなくてはいけないな。
6月14日(火)曇りのち晴れ 「The Best Of Roberta Flack/Roberta Flack」
「やさしく歌って」という超スタンダードをヒットさせたボーカリストです。ダニー・ハサウェイとのデュエットでも数々の名演を残しています。白人とか黒人とかそういったものを超越する力をもった存在だと思います。
6月13日(月)晴れ 「overdose/pizzicat five」
渋谷系という言葉も懐かしいですが、そんな時代を代表するポップ・ユニットでした。この時代は野宮真貴がボーカルで、CDのパッケージングはさながらファッション雑誌のようでした。高浪&小西の目指したスタイルに一番近かったときなのかもしれません。企画モノとしてではなく、自分たちのスタイルとしてピチカートをリスペクトするような人が出てきたら、また新しい時代がはじまるかもしれません。
6月12日(日)曇り時々晴れ 「ONE WAY HOME/HOOTERS」
マンドリンやアコーディオン等を取り入れたトラディショナルな面もあるロックバンドの2枚目のアルバムです。U2っぽさもちょっとのぞかせる特異なポジションではありましたが、それゆえに大ブレイクもしなかったですね。来日した際にライブも見ましたが、その中で印象に残った曲はこのアルバムに収録されている哀愁漂うメロディの「Johnny B」、ポップなナンバー「Engine999」でした。
6月11日(土)曇り時々雨 「COSMIC LOVE/山下久美子」
まだ布袋がダンナだった頃のライブアルバム。一部の代表曲を除いてほとんどが布袋との共作でした。残念ながらバックバンドには参加してません。
布袋とのコラボレーションもよかったですが、やはり大沢誉志幸の手による「こっちをお向きよソフィア」が一番好きですね。布袋とのナンバーでは「Happiness」が素晴らしいラブソングですが、そのあとのことを考えると....。
6月6日(月)晴れ 「Yuming Visualive DA・DI・DA/松任谷由実」
発売当時はなんとなく買いそびれ、後に中古で購入しました。なので、パンフレットはついていません。
私がYumingのコンサートに行き始めた頃は、秋に新しいアルバムの発売、そしてツアーが始まり、翌年の6月くらいに武道館で終わるってスケジュールが多かったように思います。今ごろになると、そろそろツアーも終わりだなぁと思っていたわけで、今回のツアーも6月に終了ということで昔を思い出しました。
このアルバムは園なのと下り「DA・DI・DA」のツアーを収めたもので、当時の上り調子のライブの模様がたっぷり収められています。いまではあまり聞くことができない「REINCARNATION」なんかは貴重ですよね。「魔法のくすり」もちょっとアレンジを変えていたりしてオリジナルよりも軽快な感じです。やっぱりYumingのライブは映像つきでみたいですね....ぜひとも過去のライブ映像集をDVD化してほしいです!!
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