2005年9月の1枚


9月26日(月)晴れ 「SONARITE/山下達郎」

 録音機材をPro Toolsに変更したせいか、私的な感じが強いアルバムになったように思います。録音機材によって、音だけでなくやる音楽の方向性まで変えてしまうというのは達郎らしいこだわりのように思います。もうちょっとバンドっぽい音が好きですが、それはライブまで楽しみにしておきましょう。
 今回はラップも出たり、常に枠にとらわれない、それでいて山下達郎だ!!っていう音になっているというのは、偉大なるワン・パターンなのかもしれません。「For You」をもう一度、とはいいませんが、またああした元気のいいアルバムも聞いてみたいです。

9月24日(土)雨 「Gold/ABBA」

 解説はいらないでしょう。だれでもあのイントロのピアノロール、そしてサビを聞いたことがあるのではないかという「ダンシング・クイーン」を生んだポップ・グループです。キャッチ―なメロディ、ゴージャスなアレンジ、ポップスはこうあるべきという見本ではないでしょうか。そんなアバの魅力を詰め込んだベスト・アルバムです。オリジナル・アルバムをそろえると言う考えもちらっとあったのですが、聴きたい曲が概ね網羅されていたので、ついつい「限定」の言葉にもつられて入手してしまいました。個人的には「イーグル」が収録されていれば完璧だったな。
 映画館まで見に行った「アバ・ザ・ムービー」がDVD化されるので、どうしようか悩むこのごろです。

9月23日(金)晴れ 「4/FOREIGNER」

 メンバー・チェンジを経て4人編成になった、そして4枚目のアルバム。このアルバムが大ヒットしました。それまでの路線以上によりポップに、コマーシャルになった感じがします。「Waiting for a girl like you」は日本でも大ヒットした名バラードとなりました。それゆえ、そのイメージを後々も超えられなかったのかなと思います。こうしたある意味で商業的なロックは売れてしまうとあとは衰退していくパターンが多い気がしますが、フォリナーもその例外にはなれなかったのでしょうか。

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