2005年12月の1枚

12月31日(土)晴れ 「The Live1975-85/Bruce Springsteen」

 初来日の興奮覚めやらぬ頃に発表された3枚組(CDだと)のライブ・アルバムです。どの時代も熱気が伝わってきますが、当時の最新でアルバムだった「Born in the USA」のツアーの模様は、アルバムの大ヒットも手伝って他とは違う観客の熱気が伝わってくるように思います。
 改めて聞きなおして感じたのは、ブルースはギターをちゃんと弾くじゃん、ということ。ボーカリストでテレキャスを持っていると、ギターはおまけって感じですが、実際、ブルースもそんなところはありますが弾くときはギターソロやリフなど、リズムにのったいい演奏を聞かせてくれてます。

12月30日(金)晴れ 「Born to run(30th Anniversary Edition)/Bruce Springsteen」

 最近の記念盤続きには財布も厳しいものがありますが、これは買っておかなくてはと思ったのがこれ。当時のライブ映像やレコーディング模様がDVDでついているんですよ。もう、たまらんでしょう。
 アルバムの方はLPでさんざん聞きまくりました。当時のアメリカを一番感じさせるアーティストだったと思います。日本でも影響を受けた人は多いですよね。佐野元春なんかはデトロイト・メドレーを自分のライブでもやってましたっけ。
 その後、「Born in the USA」というお化けアルバムで。アメリカの代表のように祭り上げられてしまいましたが、やはりボスの原点はこのアルバムにあると思ってます。

12月29日(木)晴れ 「Amano Jack/Char」

 CMの出演でもすっかりおなじみになった曲も収録されているcharの最新アルバム。どこを切ってもcharの音が満載です。ギター・ソロギンギンというわけではなく、ギターを基本に様様なバリエーションのcharを楽しめます。個人的には、ピアノの演奏を入れるなら、ギターを弾いて欲しかった...

12月28日(水)晴れ 「Hearts on Fire/Brian Adams」

 「レックレス」の大ヒットでブレイクしたブライアン・アダムスの85年のアルバム。「レックレス」の後ということで、やや気負いも感じられるものの、基本的にはギターをメインに据えたアレンジでロックしてます。  で、私がこれを購入したのは、当時特別仕様で「Hits on Fire」というベスト盤をカップリングしていたからで、こちらは「レックレス」までのヒット曲を詰め込んでおり、未発表のライブも収録されていました。
 一時期ほどの勢いはないですが、現在も活躍中で、先日特集番組をみたところベースを弾いてましたね。以前はギターでしたが、こっちが本職なのかな?。以前はギターでしたが、こっちが本職なのかな?

12月25日(日)晴れ 「Live Friday The 13th/MAROON5」

 デビューアルバムの次がライブアルバムという、すごいリリース状況のマルーン5の2ndです。レパートリーは1枚分しかないので、カバー曲も収録されています。オアシスのナンバーがカバーされていますが、なんとなく納得、って感じのカバーです。
 ラジオやCMで流れていたので聞いてみたのですが、思った以上にギターがメインのハードなアレンジでした。どちらかといえばマイナー系の曲調が多いかも。CMを期待してしまうとちょっと肩透かし。バンドとしてちょっと危うい感じがします。うーん、微妙なバランスの上でなりたっているような、いきなりのヒットで解散、何てこともあるような雰囲気が感じられました。

12月13日(火)晴れ 「壊れた扉から/尾崎豊」

 10代最後の3rdアルバム。大ヒットした曲はありませんが、バランスが取れたアルバムで音としてはこのアルバムが一番好きかな。歌詞もそれまでの2枚より、ちょっとだけ大人になっているような気がします。ちなみに、これ以降の尾崎のアルバムは全然聞いてません。もっと大人になった尾崎はどんな歌を歌っているんでしょう...

12月12日(月)晴れ 「回帰線/尾崎豊」

 あの「卒業」を収録した2ndアルバム。メッセージ性の強い歌詞がポップな曲調でデジタルな音で歌われる、そんなアンバランスな感じがあります。音は当時の「ソニーの音」って感じがします。1枚目の衝撃をさらに突き進めた、そんな勢いのあるアルバムです。
 なぜか、発売当時は聴いてないんですよね。もう何年も前に派遣の女の子で尾崎が好きな子がいて、尾崎を聞くなら最初の3枚!と進められて聞いたのが、ちゃんと聞いた尾崎でした。若い頃に聞いたらまた違う感じに聞こえたでしょうね。Niftyの掲示板で「子供が尾崎にのめりこんでいるが、どこに共感しているのかがわからない」と苦悩していた親御さんの書き込みが思い出されます。

12月11日(日)曇り 「Rock 'n' Roll/John Lennon」

 ロックンロールのスタンダードナンバーをカバーしたアルバムです。中でも「Stand By Me」はカバーの代表ではないでしょうか。メッセージ色を強く打ち出したアルバムが多かった中で、純粋に自分のルーツに回帰したようなアルバムでした。
 あれから25年、全てをファッションとしてしまうこの世の中、あれだけ純粋に愛と平和を叫べるようなひとは、今はいない。だから、ジョンの言葉を借りなくてはいけないんでしょうね...。

12月1日(木)晴れ 「スウィングガールズ/DVD」

 田舎の女子高生がジャズに目覚め、ついにはライブで喝采を浴びるという青春音楽ものです。
 とまぁ、ひとことで片付けてしまうことも出来るのかもしれませんが、いやぁ、これがなかなか面白い。全員楽器が素人だったのが練習をつんで、ぼろぼろながらなんとか一曲を演奏できるようになります。そこでの充実感が、もっとやりたいという気持ちにつながっていくというのはなんだかものすごーくわかります。
 スーパーの前でバンドのメンバーが再結成するあたりはちょっとつながらないとの印象もぬぐえませんが、そんなことはおいといても楽しい映画です。
 劇中での演奏は全て本人達の演奏ということで、あれだけできるようになるにはかなりの苦労があったと思います。DVD(2枚組)ではそのあたりのメイキングも収められていて、そのあたりも感じることができます。是非とも通常版ではなくスペシャル・エディションがおすすめ。
 でも、一番はやっぱり本仮谷ユイカのメガネです!!

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