2006年2月の1枚

2月27日(月)晴れ 「The Late60s With Rod Stewart/Jeff Beck」

 シングルを含む初期の2枚のアルバムからのセレクト・アルバム。選曲がびみょーなところもありますが、初期のシングルを収録していたCDは当時これくらいしかなかったので、仕方なくトゥルース、ベック・オラを持っていてもこのアルバムを買った人は多いかも。
 シングルの中では「恋は水色」(あのイージー・リスニングの名曲のカバー)のB面に収められている「ベックズ・ボレロ」は必聴でしょう。ジミー・ペイジをプロデューサーに迎えて、キース・ムーン、ジョン・ポール・ジョーンズ、そしてニッキー・ホプキンスというさながらスーパー・グループといわんばかりの面子で変化に富んだ曲を聞かせてくれます。昨年の来日公演でも演奏したので、ファンにとっては押さえておかなくちゃいけない1曲でしょうねぇ。
 こうして改めて聞きなおすと、ジェフ&ロッドというコンビネーションが最強かもしれませんね。ちなみに、ベース(!)は現ストーンズのロン・ウッドなんですよね。ジェフの歩んできた道に改めて感服してしまいます。

2月26日(日)雨 「夢街バンスキング〜はいらんせ〜/一青窈」

 昨年、京都祇園甲部歌舞練場で行われたライブの模様を収めたDVDです。バンマスである武部聡志の言葉をかりればコンセプチュアルなライブになっていて、場所もあいまって統一感のあるステージとなっています。圧巻は昭和歌謡曲メドレー。ダンサーと共に踊り、そして歌うひととっちに意地のようなものも感じます。バックバンドは前作からはがらりと変えて、より職人らしさが増している感じもあります。ひととっちが何をやりたかったのか、ひとつの区切りが見えたライブのような気がします。

2月19日(日)曇り 「The Power Station/The Power Station」

 懐かしいですね。最近CMで「Get it on」が流れていましたが、T-Rexではなくこっちのカバーが使われていたのはなんとなく時代を感じさせます。当時のスーパーユニットでしたが、もう見ることはできないんですね...。

2月18日(土)曇り 「PleasureU/B'z」

 「しょ〜どうっ!!」というサビが耳に残って離れないB'zですが、昨年発表されているベスト・アルバム第二弾。サウンドはより骨太になっていますが、稲葉さんの個性がただのロックバンドにしていないんだなと改めて感じさせてくれます。

2月17日(金)曇り 「カナリヤ/種ともこ」

 発売にぜんぜん気がついていなかった種ちゃんの最新アルバムです。キーボードや打ち込みにとどまらず、アコギにもクレジットされますますマルチぶりが目立つと同時に、個人志向が深くなったように思います。音数も減ってシンプルなつくりで、その手作り感は「Mighty Love」のころに通じるような気がします。

2月12日(日)晴れ 「Feel So Good/Chuck Mangeone」

 タイトル曲は個人的に思い入れがあります。はじめてバンドで合わせた曲でした。新ためてアルバムに収録されたバージョンを聞いてみると、イントロでギターのカッティングが入っていたり、ギターソロがずいぶん長かったりと当時渡されたテープとはずいぶん構成が異なっていて、あれはシングル・バージョンだったのかなと思っています。もう20年以上前の話で、今改めて聞きなおすと、当時聞こえなかった音がいろいろ聞こえてきたりします。
 ギタリストは初めて聴く名前ですが、ワウを使ったバッキングやクリーンなソロなど、さわやかの見本のようなギターです。チャックはフリューゲルホルンの他にピアノも演奏しており、マルチぶりも発揮してますね。こうしたインスト・アルバムがチャートを飾っていた時代もあったんですね。

2月6日(月)曇り 「SPINOZZA/David Soinozza」

 スタジオ・ミュージシャンとしていろんなアーティストのバックでみかけるギタリストのソロ・アルバムです。もっと弾きまくりみたいなやつを想像するのですが、聞いてみると、いつも参加しているのと同じ感じですっかりバックに溶け込んだ感じです。逆にメロディとかとるとちょっと浮き加減だったりして^^;。自分が前にでるより、バックで力を発揮する、そんなスタイルなのかもって思います。

2月5日(日)晴れ 「Keep This Love Alive/Tom Scott」

 GRPのサックス・プレーヤーというとすぐに思い浮かぶのがトム・スコット。そんなGRPの重鎮がブレンダ・ラッセル、ダイアン・シューア、ビル・チャンプリン、デヴィッド・パックという4人のボーカリストをフューチャして素敵なアルバムを作っていました。もちろんインスト・ナンバーもばっちり。これぞAORの見本ですね。
 ギタリストとしては最近Yumingですっかりおなじみのディーン・パークスが参加してます。この人、歌物でもインストでも、とてもしっくりくるギターを弾く人なんだなと実感させられました。カッティングとかめちゃかっこいいです。

2月4日(土)晴れ 「Urban Knights/Urban Knights」

 これはもう、明らかに面子買いした一枚。まぁ、フュージョン系は外してもそこそこってことがあるので、思い切れるんですけどね。ここで気になったのは、グローバー・ワシントン・Jr。あとはオマー・ハキムかな。あ、忘れちゃいけないのはポール・ジャクソン・Jr。面子買いするときは必ずギターが入ったものばかりです(笑)。
2月3日(金)晴れ 「Tourist in Paradise/The Rippingtons featuring Russ Freeman」

 ギターマガジン等でラス・フリーマンの名前は目にしていたのですが、初めて聴きました。まさにスムース・ジャズってやつですね。それまで、ニール・ラーセンのアルバムを聴いていたので、いきなり広がりがある透明なサウンドが聞こえてきたときには、技術の進歩を感じずにはいられませんでした。ギターをがんがんひきまくるというよりは、プロデューサー的な役割のほうが大きいのかもしれないですね。ジャケットみたいに、何かをしながら聴きたくなってしまう、そんな1枚です。

2月2日(木)雨 「High Gear/NEIL LARSEN」

ニールの2枚目のアルバム。前作とはリズムセクションが変わっているものの、盟友バジー・フェイトンとのコンビネーションは健在です。その後、ラーセン・フェイトン・バンドへと進んでいくのも当然の流れだったのかもしれないですね。
 それにしても、前作といい今作といい、ジャケットの色合いが微妙ですね。^^;

2月1日(水)晴れ 「JUNGLE FEVER/NEIL LARSEN」

「JAZZ THE BEST CROSSOVER COLECTION」と銘打ってユニバーサルが70〜80年代のクロスオーバー/フュージョン系のアルバムを発売していて、そのうちの何枚かを気がついたらレジへ.....しばらく、それらを紹介したいと思います。
 で、1枚目はこれ。ニール・ラーセンの1stアルバムです。もう、いきなりAORの見本みたいなアルバム。シンセだと思っていた音は、実はオルガンでした。時代を考えたらそういう結論に気がついたのでしょうけど、録音はともかくとして今聴いてもぜんぜん色あせないなって感じました。
 特筆はやっぱりバジー・フェイトンとのユニゾンでしょうか。このあたりが他とは違った色合いを見せているので、数あるフュージョン、AOR系の中で埋もれてこなかったんでしょうね。

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