1999年11月の一枚
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11月30日(火)はれ 「You're My Only Shining Star/角松敏生」
2枚いっしょに買ったので二日続けて角松です。中山美穂が歌って大ヒットした曲を角松が日本語で歌いなおしたものです。ねっとりとした角松のボーカルで歌われるとこれまた雰囲気が変わってしまうのですけど、それはそれでやっぱり角松節であると思いなおさずにはいられません。
ヒットするのかどうか、これはちょっと見物かもしれないですね。何かのタイアップがあればいけるかもしれないですけど、普通の人たちはこっちがオリジナルなんて思わないでしょうから。来年発売されるアルバムへの導火線になるくらい浸透するでしょうか...。
11月29日(月)はれ 「voices under the water/in the hall/角松敏生」
海をテーマにしたインストと復活後のライブを組み合わせたライブアルバムである。インストだけ、あるいはライブだけのアルバムとして発売はできなかったのか?と私は正直言って感じる。やりたいことはわからないでもないが、やはり別々に分けて出して欲しかったな。角松は企画ものを除いてライブアルバムを出していないので多くのファンが待ち望んでいると思う。それだけに今回のアルバムは残念な気持ちもあると同時に、ますますライブアルバムへの欲求が高まってしまうのである。
11月25日(木)はれ 「ON THE STREET CONER 3/山下達郎」
年内に出したいといっていたら本当にでてしまった^^;。達郎氏の思い入れがたっぷりと伝わってくるアルバムです。こうしたセールスを度外視して作ったアルバムが話題になって3まで作れてしまうというのは、達郎ファンはすごいなって思います。
これまで出してきたアカペラものではすべてカバーだったのですが、今回はNTT-CのCMで使われたオリジナル曲が収録されています。で、この曲が一番いいですね、今回のアルバムの中で。やっぱりオリジナルを聞きたいですね。
11月24日(水)雨 「SECOND DIMENTION/DIMENTION」
結構話題になっているグループなのですが、私は人気が高いこの一枚しか持っていないので全貌はちと不明です^^;。
サックス、ギター、キーボードといういわゆるウワモノのユニットでここにドラムとベースがサポートに入ります。曲調はハードでポップなフュージョンというところでしょうか。キャッチ−なフレーズが多いようにも思います。カシオペアやT-SQUAREで物足りなくなった人達がこういったグループを聞くのかなぁなんて思います。機会があればコピーしたいなんて思ったりもするのですが、テクがついていかないのが難点かも^^;。
11月23日(火)くもり 「CATCH THE NITE/中山美穂」
アイドルシリーズ第二弾(爆)。そもそも普段の私であれば聞かない人なのであるが、このアルバムを聞く気になったのは角松敏生プロデュースだからというのがあります。「You're my only shining star」で見事なコラボレーションをみせた二人ですが、このアルバムではダンサブルな角松の曲、アレンジにミポリンの歌唱力が追いつかないという点が感じられます。オープニングから、ボーカルを差し替えればそのまんま本人のアルバムになるんじゃない?ってくらい見事に角松ワールドが展開されているのですが、どうもボーカルだけ浮いてしまっているように思うんですよね。ミポリンにはどちらかといえば、バラードのようなものが合うと思うのですがそれだけでアルバムって言うのも難しいしね、アイドルとしては。
ミポリンは、色が無いって言うか真っ白って言うかそんなイメージがあります。だからドラマでもいろんな役どころをできるんじゃないのかなと。ここでも必死に角松についていこうとする姿勢はうかがえるのですがやはりなかなかそこまでになるのは難しいかなというところです。
11月22日(月)はれ 「風立ちぬ/松田聖子」
大分秋も深まってもう冬も間近というような陽気になってきました。寒くなってくると聞きたくなるのがこのアルバムです。特に今くらいの秋と冬の境目くらいに。
「パイナップル」のときにも書いたけれど、この頃の松田聖子はけっこう好きだったんですけどそのきっかけを作ったのが「風立ちぬ」です。特にA面(LPでは)の大滝詠一プロデュースによる楽曲です。そこは本当に唄が始まるまでは絶対にわからないくらいそのまんまの大滝ワールドが展開されています。バックのミュージシャンも大滝ファミリーの面々。そして素晴らしいのはこの舞台に負けない松田聖子なんですよね。彼女のちょっと甘ったれた感じのボーカルが大滝ワールドにぴったりとはまっていると思います。それにしても、仕事の遅い(爆)大滝詠一がA面5曲とはいえ、よくも当時のアルバム発売スピードに合わせて製作できたものだとちょっと感心しています。
B面は既発シングルだった「白いパラソル」を除いて鈴木茂がアレンジを手がけるというトータルな作りになっています。作曲陣も財津和夫、杉真理、鈴木茂とニューミュージック陣を揃えています。アイドル歌手に作家陣がニューミュージック系というのは松田聖子が口火を切った組み合わせかもしれないですね。というか、他にも例は多かったと思うのですが、これだけうまく行ったのは彼女が一番かなと。
松田聖子はちょっと...と思うあなたも、大滝詠一のアルバムを聞くつもりで聞いてみてください。はまりますよ、絶対。もう20年近く経つアルバムですけど、まったく色あせない大滝ワールドを堪能できます。
11月21日(日) 「I.O.U/ALLAN HOLDSWORTH」
SideStepsを聞いて、久々に聞いてみたくなってしまったギタリストです。売れ線というスタイルではないので資金難で引退寸前に追い込まれていたところを、エディ・バンヘイレンの援助によりアルバムを発売して見事によみがえった人です。私もコンサートを何回か見に行ったのですけど、もう、今まで自分が聞いていたギターとはまったく違うものをみているような気がしました。
スケールやコードボイシングが独特で、キーボードかとおもわせるようなところもすべてギターで音作りをしています。こういったスタイルに影響を受けたのでは思わせるギタリストはけっこう多いです。和田アキラなんかはそうじゃないかな。こうした形で名前を世に残せるのは、彼のような芸術家タイプの人には本望なのかもしれないですね。
11月20日(土)はれ 「LOVE GOES ON…/Dreams Come True」
最近、ドリカムは次ぎに発売するベストアルバムのためにファンからリクエストを募っている。今朝の朝刊にその途中経過が発表されていたのであるが、ベストテンにこのアルバムから3曲がチャートインしていた。しかも、上位2曲はドリカムのナンバーの中で甲乙つけがたいくらい飛びぬけている2曲なんではないかと思う。
私とドリカムの出会いは「うれしはずかし朝帰り」をラジオで聞いてからである。なんか、面白いなぁと思いアルバムを購入した。レコード店のレジで「こいつはきっとビッグになるよ」と店員に言われたのを今でも覚えている。このアルバムで一番すきなのはやっぱりオープニングを飾る「うれしい!たのしい!大好き!」である。いきなりこの曲でノックアウトされてしまいました。だけど、こんなに楽しい曲なのにちょっと目頭が熱くなったりするんですよね。なんでだろう?
そして思い出深いのが「LAT.43°N」。その昔、職場がいっしょだった人とから、「今の私の気持ちはまさにこの曲と同じ」とうちあけられたことがある。彼女が想っている彼のことも、そして彼が想っている彼女のことも私は事情を知っていたので二の句を次げなくなってしまった。彼女は今ごろどうしているだろうか。
最近のドリカムはちょっと...と私は思ってしまったりするのであるが、うちの妻は「やっぱりアメリカいったせいだよね」なんてことも言ったりしている(それはそうかも思ったりして^_^;)。でも、このアルバムのような名盤を残したのは揺るぎ無い事実で、これからもそれを背負っていく彼らがこれらの曲を超えていけるかどうか、見守っていきたい。
11月19日(金)はれ 「ALIVE/Side Steps」
フュージョン好きの間では話題のバンドである。ジャンル的にはプログレッシブ・フュージョンってなところでしょうか。本業は全員サラリーマンというアマチュアバンドだったんですけど、フランスのレーベルから認められてメジャーデビューしてしまったというちょっと変り種です。最近では日本盤も発売されているようなので、インディーズ系が豊富なショップで探してみるのも良いんじゃないでしょうか。
彼らの曲は、フュージョンファンが聞きたいって思う曲をやってくれているというところが人気の秘密ではないでしょうか?4人が素晴らしい力量を持っていて、時にはメロディアスに、時には激しいバトルなんかも展開します。ライブも一度拝見しました。場所は渋谷のEgg-mannだったのですが、満員の盛況でした。噂ではあまりにテクが凄過ぎて疲れるなんて話も聞きましたが、私はそんなこともなく堪能させていただきました。また、ベースの岩井さんのMCも楽しかったです。(チケットを手配してくれた伊藤さんに感想のメールを送らなくては思っていたのに、とうとうそれっきりになってしまいました。ゴメンナサイ)。年に何回かのライブもやっています。情報はここを参照してくださいませ。
ある意味で、アマチュアバンドとして目指すところの理想の形かなと思います。SSVもこんな風になれるようにがんばっていかなくては。
11月18日(木)はれ 「FROZEN ROSES/松任谷由実」
ユーミンは時代を映す鏡のように思う。ユーミンの感性が時代に反応し、そして松任谷正隆が形にしていくという作業をもう、何年も続けている夫婦である。最近のユーミンのアルバムはセールス的にも今一つ、出きる曲もどちらかといえば灰色がかった似通ったようなタイプが多かったように感じていた。
そして、今回のアルバムである。サウンド的にはシンプルになって交換が持てるのであるが、アルバムを通してジャケットの配色のようなトーンで覆い尽くされているのである。これまでは、どんなアルバムでも一曲くらいははじけそうなやつが入っていたのであるが、このアルバムにはそういった強がりにも似たものがなくなってしまったのである。ユーミンには、今の時代がこんなふううに移っているんだなと思うと、ちょっとやるせない。内容的にも思いっきりジャズしている曲や、目覚ましテレビで使われている曲などそれなりに話題にならないこともないが、うん、あまりセールスには結びつかないだろうね、残念だけど。
ファンが求めているのは、「パールピアス」や「昨晩お会いしましょう」のような何かがキラキラしていた頃の曲が多いんじゃないかと思う。そして、それはそのまま曲を通してそんな時代を求めているのではないかとも思える。
11月16日(火)はれ時々くもり 「21世紀への贈り物〜オフコース・メロディーズ/Various Artists」
予想以上によかったです、これ。選曲を見たときに、どうして小田作ばっかりなのだぁと思っていたのですが、実際にそれぞれのカバーを聞くと不思議と「オフコース」として聞こえてくるのです。やはり、それは小田さんが歌うということをのぞけば、オフコースの曲であったということなんでしょうか。ヤッサンが自分のライブで「さよなら」「愛の唄」を歌った時に「これは小田の曲じゃなくてオフコースの曲だから」といったそうですが、まさにそれを実感できた気がします。
意表をついたアレンジは無かったのですが、気に入ったものとしてはスクーデリア・エレクトロ、SALT&SUGARでしょうか。岡本真夜の「愛を止めないで」におけるアレンジもなかなかカッコイイです。全体的に秋という季節を感じさせる出来だなと思います。
ただ、残念なのは、最後の2曲。矢野顕子と小田和正。前者は既に発表された曲だったから。出来が悪いとかっていうわけじゃなくて、わざわざ引っ張ってこなくても新しく録音してもらうとか、他のアーティストを使うとかできなかったのかなと思います。また、小田さん本人のカバーは入れて欲しくなかった。どうして小田さんだけ入れるの?と考えてしまいます。なんだか、せっかくいいアルバムだったのが、最後で、特に小田さんが登場することによってぶち壊しになってしまったと思います。オフコースをあまり知らない人が聞いたら、別にどうでもいいことに聞こえるかもしれませんが、オフコースのファンとして残念に思います。
11月15日(月)雨 「CAFE BLEU/THE STYLE COUNCIL」
バンドを解散するとき、それにはやはりわけがある。メンバー間の確執、音楽性の違い、マンネリ化、売れないからetc。ジャムの場合は、やはりポール・ウェラーがジャムと違う音楽へ進みたかったからに違いないと思う。そして、それはこの新しく結成されたユニットに如実に現れている。
ジャズ、シャンソン、ポップス、ラップなどをちょっと古めかしいスタイルで演奏する。ジャムとは正反対のスタイルをあえてやっているのではないかと勘ぐってしまうくらいである。その後の彼のスタイルを考えると、ジャムを経て見つかった自分がやりたかったスタイルということなのであろうか。
私がスタイル・カウンシルに興味をもったのは「MY EVER CHANGINGS MOODS」という曲なのであるが、これが最近CMで使われていたりしてちょっと懐かしくなってしまった。この曲はアルバムとは別バージョンがあってどちらかといえばそちらのバージョンが私は好きなのであるがアルバムのゆったりとしたバージョンもそれなりにお気に入りではある。そういえば、最近のCMは昔のちょっと良い感じの曲を使うことが多くなっているような気がする。年代的に私達くらいの人が主体となっていろいろ提案しているのかなぁなんて思ったりしながら、CMに使われる曲に耳を傾けるのである。
11月13日(土)はれ 「We are/OFF COURSE」
昨日に引き続きオフコースで申し訳無いが、4人と5人では基本的に別のバンドのように思う。たとえばYESのように。
5人時代の集大成といえば「over」であるとは思うが、好きなのはこっちのアルバム。前作の「Three and Two」で打ち出したバンドサウンド路線を自分たちのものにしたのがこのころのように思う。もともとライブではもっと前から5人でやっていたのだけれど、レコーディングでその勢いをキープできているように感じる。それと、特筆すべきは音がよくなったこと。やはりビルの手腕によるところが大きいのだろうけど、ヘッドフォンなんかで聞くとうっとりしてしまいそうである。
初めて聞いた頃は、最後の2曲がゆったりとしていた曲なのでちょっとしりつぼみかなと感じていたのだけれど、今ではこの流れではないとしっくりとこない体(爆)になってしまった。やっぱり、この頃のオフコースが一番好きです。
11月12日(金)くもり時々雨 「as close as possible/OFF COURSE」
「3年だけやろう」と小田さんが決めて再出発したオフコースが当初予定通りに解散していれば世に出ていなかったアルバムですね。グループとして肩の力を抜いて結束できていると同時に、徐々にベクトルが違うところへ向かい始めたことを感じさせます。
「Tiny Pretty Girl」なんかは、間違いなく4人のオフコースの代表曲であろうと思っています。5人のオフコースでは生まれなかったんじゃないかと思うし。その反面、どうしてこの曲をいれんたんだい、小田さん?と思う曲もあります。そういった新たな方向性と不安を覗かせてくれたこのアルバムを聞くと、ちょっと複雑な気持ちになります。
11月10日(水)はれ 「A FILM ABOUT THE BLUES/TRICERATOPS」
CMで流れているのを聞いて気になっていたので買ってしまいました。どちらかといえばナツメロ志向の私のCDラックにあって思いっきり新目のグループです。
ギター、ドラム、ベースというロックの3ピースの王道を行く編成で、パワフルな演奏を聞かせてくれます。「GOING TO THE MOON」「if」といった曲が耳に馴染みのあるところなのですが、ドキッとしたのが「SECOND COMING」です。
”本物って何だい?過去のものじゃないのかい?”(by SHO WADA)
まるでトライセラを批評したがる大人達に向けてのメッセージのようです。そんな意気込みも含めて、これからも注目していきたいアーティストです。
11月8日(月)はれのち雨 「僕が歌う理由/call」
残念ながら活動を停止してしまったcallのセカンドアルバム。デビュー当時はオフコースを彷彿させるさわやかなコーラスとポップな曲調でけっこういいせんいってました。ちなみに、グループ名のcallはオフコースの曲名からとったものです。彼らのラジオ番組にヤッサンがゲスト出演したことがあったのですがめちゃめちゃ舞い上がっていました。
さて、このアルバム。オープニングの「someday」からして私好みのかっこよさ。でも、どちらかといえばしっとりとした曲調が多いようにも思います。そんな中で「冬の情景(1)」なんかはもろにオフコースを意識した曲だったりします。もう一曲私が好きな曲はこれもポップな歌ですが「Pure」。このあたりはもっと売れてもよかったんじゃないのかなって思います。
ちなみに、ギタリストでお医者様でもある小林さんの使用機材は、ギターはストラト、アンプはマッチレス、エフェクトはダイナコンプとサンズアンプだそうです。
もう一人の桜井さんはサラリーマンになりましたが、また音楽活動を再開したときいています。またあのさわやかな歌声を聞かせて欲しいものです。
11月7日(日)くもり 「HEAVY WEATHER/WEATHER REPORT」
天才っているんだなーって思わずにはいられなかった、まさに天才ベーシストのジャコ・パストリアスが加入しての一作目のアルバム。オープニングの「バードランド」のイントロのベースの音色からしてどうやって弾いているんだろうって興味津々です。残念ながら若くして他界してしまったため、過去の映像でしか彼の姿を見ることhあできないのですが、その中で自分が見てショックを受けたのがNHKでやっていたなにかの来日公園の模様。ハーモニックスを駆使して美しいバラードを奏でるその姿に、ベースという楽器の見方が変わってしまうくらいショッキングなものを感じてしまいました。
11月6日(土)はれ 「Born to be Wild/あんべ光俊」
今日は20周年+1コンサートということであんべのアルバムです。
このアルバムはかなてから親交のあったオフコースの鈴木康博がプロデューサーを勤め、小田さんを除くメンバーがバックを勤めています。そのせいか、サウンド的には「We are」を感じさせるものがあります。
独特のねっとりとした歌いまわしですが、フォークっぽいメロディに胸にくるような歌詞を乗せています。このアルバムの頃は本来の姿を模索していた時期だったように思います。大ヒットはないよりあったほうがいいとは思いますが、自分の持ち味を生かしたスタイルでいつまでも歌いつづけて欲しいと思います。でも、これはジレンマですよねぇ....。
11月5日(金)はれ 「SHE'S SO UNUSUAL/CYNDI LAUPER」
この方も最近CMでカバーが使われていますよね。
デビュー当時はちょっとキワモノっぽいところがクローズアップされていましたけど、ちゃんと実力も伴っているんですよね、この人。ちょうどMTV全盛時にビデオクリップも楽しいものでいっしょにヒットしました。一気にブレイクした「Girls Just Want To Have Fun」からバラードの名曲である「Time After Time」「All Through The Night」など、シンディの才能の奥深さを感じさせます。なにより、センスがいいと思ったのは、ジョンレノンのトリビュートコンサートで「Hey!Buldog」を取り上げたこと。これもなかなか見物です。
最近は消息をきかない彼女ですが、たった一枚でも後世に語り継がれる名盤を残せたのは素晴らしいことですよね。
11月2日(火)はれ 「A DECADE OF STEELY DAN/STEELY DAN」
ユニットものといえば、この二人をあげないわけにはいかないでしょう(って、いつユニットものが話題になった?(爆))。ウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンの二人組です。バックを務めるミュージシャンがいずれも名高いメンバーたちで、ギターではラリー・カールトン、リー・リトナー、ジェフ・バクスターなどがいます。自分たちが表現したい音を出せるメンバーを集めてのレコーディングは、ある意味で理想に近い形かもしれませんね。
数年前に再結成して来日したときにはもちろん聞きに行きました。できれば最盛期のメンバーで聞けたらなぁなんて贅沢な希望も言ってみたくなりました。
11月1日(月)雨のち晴れ 「PARTNERS IN CRIME/RUPERT HOLMES」
私が洋楽に目覚めたきっかけは、FM東京(当時)で土曜日の午後に放送されていた「ダイヤトーン・ポップスベストテン」でした。毎週のランキングが楽しみで、この頃からFM雑誌(私は週刊FMを買っていた)なんぞも読み始め音楽やオーディオに興味を深めていきました。
そんなころ、チャートインしていたのがこのアルバムの一曲目に収められている「エスケイプ」でした。スローなテンポでちょっと独特なメロディーラインが流れるこの曲、日本にはあまりない感じでしたのですごく気になったものです。ちなみに、このアルバムのギター、誰が弾いているのかクレジットはないのですがバリエーション豊かな演奏をきかせてくれています。意外なところで意外なプレーに出会ったなと思います。
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