1999年12月の一枚

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12月31日(金)くもり時々はれ 「昨晩お会いしましょう/松任谷由実」

 いよいよ1999年も最後となりました。年を越すときに聞きたいと思う曲はユーミンの「A HAPPY NEW YEAR」。それにしても、この頃のユーミンのアルバムには隙がないですな。どの曲も捨てられないっていうか。こうした名曲たちを聞きながら新しい年を迎えたいですね。
”今年もたくさんいいことが あなたにあるように いつもいつも(A HAPPY NEW YEAR/松任谷由実)”

12月23日(木)はれ 「WINTER LOUNGE/VARIOUS ARTISTS」

 杉真理が中心となって、様様なアーチストがクリスマス関する曲を持ち寄ってできたアルバムです。ALL STARSによる「Yellow Christmas」ではソロをとる人の楽曲からワンフレーズひろって歌詞に盛り込んだりと遊び心もたっぷり。楽しいクリスマスアルバムになっています。杉真理のポップセンスというのはやはり素晴らしいですね。個人的に気になるのは今は無きPSY・Sの曲。アコギのざっくりとしたストロークをからめたすごく広がりのある曲です。明日はクリスマスイブ。みんな、どんな曲を聴くのでしょうか...

12月22日(水)はれ 「GUITAR WORKSHOP COMPLETE WORKS/Various Artists」

 ギター弾きにはたまらないアルバムです。日本を代表するギタリスト太刀の楽曲が様様なアルバムからチョイスされて収録されています。今では入手できない音源もあったりするのがうれしいです。オープニングの「READY TO FLY」はイントロだけで熱くなります。他に気になるのはやっぱり是ちゃんのテイク。廃盤になってしまったアルバムから選曲されています。こうしていろいろ聞いていると、すごく刺激になりますね。

12月21日(火)はれ 「TOUCH AND GO/角松敏生」

 今日でかけた角松のライブで感じたのは、良くも悪くも「角松節」というのが出来上がっているんだなということ。ジャンルがあるんじゃないかって思うくらいです。そして、それを確立したのがこのアルバムの頃ではないかなと思うのです。
 リズムを強調してそれでいてメロディアスな角松の楽曲たち。ちょっと聞いたら角松だってわかるって言うのはワンパターンだと思う人もいるかもしれませんが、すごいことだなとも感じます。このアルバムで好きなのはラストを飾る「THE BEST OF LOVE」。ベースソロにピアノが絡んでっていうところが盛り上がります。ライブでもイントロだけで盛り上がっていました。ちょっと資料を紐解いてみたら、このアルバムはレコード大賞の最優秀アルバム賞を受賞していたんですね。それにしては、なかなか一般に受けないのは、あの個性的なMC(爆)があるからでしょうか

12月19日(日)はれ 「1982.6.30武道館ライブ/オフコース」

 最近、忘年会だ、練習だといろいろと忙しくてゆっくり音楽聞くひまも無くなっているような気がします。でも、今日だけはこれを見ずにはいられません(詳しくは「私の愛器」のコーナーを参照)。
 5人のオフコースの最後のライブを収録したライブビデオです。これを見てオフコースのコピーを始めたギター少年達がどれほどいたことか。この完成度の高さは特筆モノのような気がします。また、最後ということで余計にテンションがあがっているのかもしれません。
 私も、バンドでコピーをするために時々音源を聞いているのですが、やっぱり映像もつくと違いますね。なにしろ、みんな若い(爆)。それはさておき、こんな演奏がいつになればできるようになるのか、まだまだ自分の練習の少なさに憤りを感じます。
 今の自分は、この武道館の時のメンバーの年齢を超えてしまっているんだなと思うと時の流れを感じてしまったりします...。

12月12日(日)くもり「THE ROAD GOES ON FOREVER/THE ALLMAN BROTHERS BAND」

 グレッグとデュアンのオールマン兄弟が結成したバンドでサザンロックの代名詞みたいなバンドです。デュアンがオートバイの事故でなくなったというのはロック界に計り知れない影響を与えていると思います。その魂を揺さぶるようなスライドギターはクラプトン他に多大なる影響を与えていると思います。今でも活動を続けてはいますが、デュアン在籍中のようなテンションの高いあおんがくは聞けません。

12月11日(土)はれ「POP DECADENCE/MOON CHILD」

 占い師の友人から結婚のお祝いにいただいたCDです(ありがとうございました>Sさん)。ビートルズの孫たちっていう感じでなかなかバラエティに富んだ音を聞かせてくれます。しかも、POPな感じがするあたりがまたお気に入りだったりします。実はCDをもらうまでムーン・チャイルドってグループの存在を知らなかったのですがもらったCDを聞いてCMなんかで流れてりう曲もあったりするのでなかなかヒットしていたようです(どうも最近の音楽は弱くって、っておやじですな^_^;)。
 個人的な好みとしては「joy of life」みたいな曲がかっこいいですね。こうやっていろんな曲を聴いてきた若い(?)人たちがそれらをうまく消化して新たなスタイルを作っていくんでしょう。でも、それは古い人からみるとどっかで聞いた曲を思い出させるんですよね。
 このグループは結局解散してしまったようです。多子化に、このバラエティさは逆にメンバー間の個性のぶつかり合いととれなくはないですからね。ちょっと残念です。

12月10日(金)はれ「シングルコレクション1983-85/杉山清貴&オメガトライブ」

 「どうして”ふたりのHolly Night”が入っていないの?」といわれても入っていないものはしょうがない。もともと「ふたりの夏物語」を聞きたくて買ったんだから...。どこがよかったかって、間奏の短いギターソロが良かったから。テクニックがどうこうとかじゃなくてすごく印象的だったんですよね。いずれ機会があったら他の曲もなんとかしましょうか?
 オメガトライブは杉山清貴脱退後、新ボーカルを迎えてヒット曲も出しましたが結局解散してしまったみたいですね。あのさわやかな感じがなんともいえなかったんですけどねぇ。この頃のバンドってすごくこなれた感じがします。いろんな意味で。

12月9日(木)はれ「TATSURO YAMASHITA PRESENTS X'mas Songs」

 ここのところ外へ出る仕事が多いせいか、家へ帰るとメールのチェック程度でぱったりと寝てしまうような生活が続いてしまっている。このコーナーを楽しみにしてくれている人(っているんかい?(爆))ごめんなさいね。時々思い出したように更新しますんで^_^;。まぁ、こんなありさまなのでなかなかCDを聞くなんてこともできないってわけです。
 そんななかで入手した、今回ご紹介するCDはケンタッキーフライドチキンの企画ものです。企画物にしてはものすごくセンスがいいじゃありませんか。なんと山下達郎が参加しているのです。無いようはこれまでに発表しているクリスマスソングのカバーを2曲、同じくまりやさんがカバーしているのが一曲、そして、たぶん今回のために新たに録音したのではないかと思われる「ジングルベル・ロック」の計4曲が収録されたミニアルバムです。こいつがケンタでセットになって売られているんですよね。たまたま昼食ではいったところで見つけて思わず食べて、じゃなくて買ってしまいました。サンドとのセットで900円しませんでしたのでCD自体は400円くらいかなと。裏ジャケには本人がサンタの格好をした写真まで入っている熱の入れよう。これはもう、おまけの域を飛び出しているようにも感じるのは私だけでしょうか?

12月5日(日)くもり 「CHIC'S GRATEST HITS/CHIC」

 「おしゃれフリーク」で一世を風靡したシックのグレイテストヒットである。なかでもナイル・ロジャースのカッティングはカッコイイのひとこと。ギュイーンと決めるギターソロもいいが、カッティングのかっこよさを多くの人々におしえてくれたギタリストではないかと思う。最近ではプロデュース業がメインであまりギターが目立たなくなっているが、またバリバリと弾いて欲しいと思う。

12月2日(木)雨のちはれ 「HITS!/BOZ SCAGGS」

 ドーナッツ屋のBGMでいきなり「ロウダウン」が流れてきて、思わずかっこいいなぁと聞き入ってしまいました。TOTOの面々をバックに大ヒットさせたシルクディグリーズからのナンバーをメインに、代表曲が目白押しとなっている子のアルバム、アルバム未収録曲なんかも聞けたりします。
 ギタリストの私としては、やっぱりバックの面々が気になってその中でも「YOU CAN HAVE ME ANYTIME」でのカルロス・サンタナのソロや、「HARD TIMES」でのレイパーカー・Jrのカッティングなど聞き所も多いのですが、なんといってもジェフ・ポーカロのドラムが一番のポイントのような気もします。
 最近ではヒット曲にも恵まれず音沙汰もないのですが、この人無くしてはあの時代のアメリカのAORチャートは大流行しなかったのでは?なんて風にも感じます。

12月1日(水)くもりのち雨 「本能/椎名林檎」

 衝撃的なビデオクリップですっかり話題のこの曲ですが私が気になっているのはカクテルバーのCMに使われていた曲です。カップリングの曲にクレジットがあったので買ってみたのですが、ジャジイなアレンジになっているのでこの曲のような、そうじゃないような...。
 ただ、このマキシシングルを聞いてみて椎名林檎に対する見方はちょっと変わりました。意外に間口が広いと思います。シングルだけだと挑発的な面だけがクローズアップされがちですけど、それ以外の局もなかなか、と思わせます。アルバムは出ているのでしたっけ?もしあるようなら買ってみてもいいかなって思います。

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