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5月7日(金)曇りのち雨 「メロディック・ハード・キュア/メロキュア」

 5月5日、NHK-FMがほぼ一日アニソンを流しっぱなしという、「アニソン三昧」というイベントではじめて聴いたのがこのアルバムに収められている「agape」。なんといってもイントロのピアノがすばらしい。そして知ったのが、メロキュアのメンバーであった岡崎律子の命日が5月5日であったこと。番組の中でも、司会を務める緒方恵美が今にも崩れ落ちそうになりながら、彼女とのエピソードを語っていました。
 アルバムのオープニングは彼女たちの声質には合わないようなハードなアレンジ。どちらかといえば、「birthday girl」をはじめとするちょっと軽めのナンバーの方が声にあうのかもしれません。ただ、どの曲にも何か気迫のようなものを感じます。闘病中に作成されたこのアルバムの発売から2ヶ月もたたないうちに岡崎さんはこの世を去りました。ラストの「しあわせ」が相方である日向めぐみからのメッセージなのでしょうか。  ご冥福をお祈りすると共に、「agape」に「メロキュア」に出会えたことに感謝です。

5月6日(木)晴れ 「僕を呼ぶ声/町史寛二」

 ご存知、浜田省吾の片腕ともいえるギタリストのソロ・アルバム。全編、コーラスで浜省も参加しています。浜省ファンはひょっとしたら必携?残念ながら、それだけですね、私にとっては。試聴していたら買っていなかったかも。中古が100円だったから手元にあるのですが^^;。

3月19日(金)晴れ 「耳鳴り/チャットモンチー」

 職場の近所にBook Offができたので、昼休みによくぶらぶらしています。で、中古CD大人買い(笑)。チャットモンチーの3枚です。
 このアルバムはフル・アルバムとしての一枚目。いかにもといった3ピースで、あるときはラウドに、あるときはすきまを意識したギターを中心にシャウトするボーカルがいいです。一枚目にも関わらず洗練された感じがあるのは、やはりそれがメジャーということなんでしょうかね。

2月28日(日)雨のち晴れ 「Superfly/Superfly」

 久々に最近のCDを買いました。といっても、そこに流れるのは'60〜'70のロック。ジャニス・ジョプリン、ジェファーソン・エアプレイン等等を思い出させるパワフルで熱気に満ち溢れています。でも、曲調はバラエティに富んでいて、l聴いていて飽きさせません。なんといっても「愛をこめて花束を」が最高ですねぇ。新しいライブビデオが発売されるようなので、ポチっとしてみよおうかな。

1月23日(土)晴れ 「けいおん!/Blu-ray」

 ついに「けいおん!」のTV版最終巻が発売されました。今回は新作の番外編が収録されるということで、けっこうどきどきしてまっていましたが、ライブハウスに初めて出るドキドキ感とか、勝手がわからなくてあたふたしてしまうというあせり感とか、自分が始めて出演したときのことを思い出してしまいました。出来はいつものけいおんで各キャラの成長したところとか随所に感じさあせましたが、もうすこしライブのシーンがあればいいのに...と思ったのは私だけでしょうか。
 「けいおん!」は今年話題になったアニメのひとつではないでしょうか。なんといってもアニメの世界だけではなくて音楽関連にも影響を与えましたよね。ジャズベのレフティー・モデルが売れちゃうとか。購入者のうちどれだけの人が実際に弾いているんだろう...。自分はレスポールは既に所有しているので、赤のムスタングがほしいなぁ。娘用ってことで買ってしまおうかな(笑)。
 第二期の製作も決定したということで、今から楽しみです。

1月17日(日)晴れ 「PIC-NIC/PSY・S」

 2010年は随分と遅いスタートになってしまいましたが、今年もよろしくです。
 さて、一枚目は私がサイズを知るきっかけとなった「Woman・S」がいきなり1曲目から炸裂する2枚目のアルバムです。マルチ・プレイヤーである松浦氏が重ねる音にチャカの独特なボーカルがのるなんともポップなこのバンド。当時のSONYの音、というか時代の音ですよね。ギターでもSONY関連の面々が参加しています。
 「Woman・S」はさんまのまんまのエンディング曲に使われていて、すごく印象に残ったのがそもそものきっかけ。できればライブに一度いってみたかったユニットです。

12月31日(木)晴れ 「ふわふわ時間 コーラス ハスキーゆい/桜高軽音部」

 いよいよ2009年も最後の一日となりました。今年はあまり新しいところに手を伸ばさず、今ある音源を聞き込むといったことが多かったので、あまりこのコーナーも更新しませんでした。まぁ、仕事が大変だったというのもありますが。
 で、今回の一枚は自分にとって今年を象徴するものかなと。「けいおん」というアニメが、思いっきり自分のアニメおたく心の目を覚ましてくれました。よかったのか、これで...^^;。このCDはCDとビデオ(そう、買いました、BL..で、それを見るためにPS3も^^;)を購入した人に抽選で当たるというもので、声がかすれてしまった主人公がコーラスしているという、TVでの演奏シーンを再現しているものです。まぁ、マニアックなコレクターズアイテムなんですが、当たってしまいました。うれしい...。
 今年はほんと、いろいろアニメを見ました。映画館までいくというのも久しぶりだったし、アニメ関係の曲もiTunesでぽちっとしたり。大人が楽しめるものが多いんですね、最近のアニメって。
 来年はもうちょっとこのコーナーも更新できるようにしたいなぁと思います。

12月30日(水)晴れ 「VIVA LA VIDA OR DEATH AND ALL HIS FRIENDS/COLDPLAY」

 去年はこのアルバムからのシングルだった「VIVA LA VIDA」を耳にしない日は無かったのでは?なんて思うくらい、大ヒットしたアルバム。やっと安くなった(爆)ので入手。以前の「X&Y」の時にも書いたのだけれど、ほんと、ライブのアレンジってどんなふうになっているんでしょうか。サポートメンバーはいるのかな?とか。そのくらい、アルバムは完成度が高いと思います。次に来日したときにはぜひともみたいバンドです。でも、あんまりビッグになりすぎるとドームとかになっちゃうんだよなぁ。アリーナツアーだったらぜひとも!

12月29日(火)晴れ 「SOUL AND TEN/Robben Ford」

 ロベンの最新アルバムはバンドスタイルのライブアルバム。ラリー・カールトンとのライブアルバムも聞いたけれど、ソロの方がやっぱりいいですね。よりブルージィでファンキーで。ボーカルもいいですね。
 こうしたギター・アルバムを聞くとやっぱり自分も弾きたくなります。久々にレスポールを出してみようかなと。

12月28日(月)曇り後晴れ 「Horses/Patti Smith」

 パティ・スミスのデビュー・アルバム。初めて聴いたのですが、女性でロックやる人はとりあえず聞いとけって感じの、登竜門みたいな感じのアルバムです。どこにでもあるようなロック・アルバム、そう、今だからそう感じるのですが、当時は衝撃だったんだと思います。60年代から70年代はそうしたアルバムが多くて、刺激的だったのかなと思います。ジャケットもいい。こんな素敵なアルバム、だれか日本人の女性で出してくれないかなぁ。

12月27日(日)くもり 「Heart Station/宇多田ヒカル」

 更新しないにも程があるだろう!ってことで、年末で駆け込みですが、今年入手しているCDで〆ていきたいと思います。で、ご存知ウタダのアルバム。いろいろ話題になる人ではありますが、アルバムを買うのはこれが初めてだったりします。
 この人のすごさというのは、自分が身に付けたものををきちんと消化して、自分のものとして形をつくっているところでしょうか。タイアップ曲も多く、どこかで耳にしたことがあるというだけでなく、これが現在のポップスなんだなとなんとなく実感させられます。
 んで、どうしてこのアルバム?というところがあるかと思いますが、それはエヴァ(笑)の主題歌が入っているから。本人も随分好きなようで、歌詞もエヴァの世界まんまです。こちらに収められているのは、「序」のバージョンなのですが、「破」では同じ曲がアレンジを変えて収録。演奏も生でどちらかといえば「破」のバージョンの方が好みです。アルバムもそうですが、もっと生の楽器を使った方が、ウタダの生生しさがより伝わるような気がします。いや、どろどろしすぎちゃうのかな...。ちなみに、この「破」のバージョンは配信のみで音盤化されていません。なので、私もぽちっと。

8月17日(月)晴れ 「放課後ティータイム/放課後ティータイム」

 やってきました、月に一度のアニメコーナー(爆)(といっても、ここ自体が月一更新になっていますが...^^;)。放送終了後もさまざまなメディアを使って盛り上げられつづける「けいおん!」の劇中歌集です。ファンとしては一番待ち望まれていたところかも。
 劇中で登場する4曲をフツーの録音と、劇中のライブっぽいミックスの2種類で収録。特に後者がうれしいです。できれば、「ふわふわ時間」は「もう一回〜」まで入れてほしかったなぁ。
 そろそろDVDに手を出そうかどうしようか、思案する今日この頃です...。

7月20日(月)晴れ 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破/original soundtrack」

 すっかりヲタク度が高いコーナーになりつつありますが(笑)、エヴァのサントラです。ネットでの評判につられて映画を見て、そこでの音楽にもひかれて購入となりました。というか、あの映像あっての音楽ではあるのですが...。
 アニメのサントラと侮る無かれ、しっかりと録音されていて音がいい。曲もよくて、あるときは重厚に、あるときはおちゃらけて、そうしためりはりもしっかりとついてます。鷺巣詩郎による解説もなかなか興味深い。他のアニメや映画の曲も新たに録音しなおしてつかっているというのが、庵野総監督のこだわりでしょうか。
 ギターがけっこう印象的に使われている曲も多いのですが、解説を読むと今剛、松下誠、芳野藤丸といったなかなか通なメンバーが参加しています。もう一回、映画見たくなってきました。
 ネットでは2曲の挿入歌が話題となってますが、個人的にはあれはありかな、というか演出としてはありですよね。どちらもアスカ、シンジへのメッセージとしてレイ役の林原さんが歌う曲というのは自然かな。どちらか片方というのはなしだと思います。

6月21日(日)雨 「そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実」

 ここのところ新譜を買うペースもすっかり落ちてしまい、ここに書くペースも随分おちてしまいました。まぁ、まだまだここに書いていないCDはあるのですが、最近聞きたいと思うものでもないので、聴きたいと思ったときにまたいずれ。
 で、ようやくYumingの新譜です。ここのところ、Yumingのアルバムは発売当初はピンとこなくて、しばらくたってから響いてくるようなそんな感じが多いです。で、今回もその印象は変わらないです。すごく好きだった時代を感じさせるものではありますが、でも、ちょっと遠くも感じる。何より、演奏のスケールがこじんまりしていてしっくりこないです。デジタル化されたものづくりのせいもあるかもしれないですね。デモテープをちょっとふくらませた感じのする演奏がなんともねぇ...。せめて、マンタのギターは差し替えて欲しかったです。その分、ライブは楽しませてもらいました。これはまたライブレビューで別途ご紹介予定です。

5月21日(木)晴れ 「ふわふわ時間/桜高軽音部」

 ついにかっちまいました。というか、アマゾンでぽちっと。飛ぶ鳥を落とす勢いの「けいおん!」の劇中歌です。歌詞があまあまなのでどんな曲がつくのかなと思っていたら、なかなかポップで澪のラップも聞けるサービスぶり。カップリングは「翼をください」のバンドバージョン。メンバー全員のボーカルが聞けます。
 でも、なんといってもすごいのが、全てのパートのマイナス・ワンカラオケが収録されていること。これがあったのでCDを買ってしまいました。どんな人がアニメをみているかというのをよくリサーチしている無いようですね。しかも、オフィシャルサイトでは、チューニングがドロップDであることまで周知されています。今ごろ、マイナスワンに合わせて練習しているキッズ、いやガールズがどのくらいいることか...(律にどきどきしているおっきなお友達も多数?^^;)。今後もいろいろと小出しでリリースされるようですが、いっそのことアルバムにして欲しい。それじゃもうからないって!?^^;。
5月7日(木)雨 「iTunes Special」

 GWということでもないですが、長年愛用してきた第2世代iPodをtouchに買い換えて以来、せっせとアプリの購入にせいをだすようになりました。で、ついに楽曲も購入することに...。何が便利って、試聴できるのがいいですね。歌詞カードがなかったり、ジャケットが全部みられないとかいろいろあるものの、とりあえず聴きたいってとくに便利だなぁと感じました。
 で、購入した曲がまたまたアニメ絡み(笑)。「涼宮ハルヒの憂鬱」のOP&ED、それと「けいおん!」のOP&ED。こちらはカップリングも合わせて購入。
 前者は学園コメディーと思いきや、実はSFでした。思い出すのは、そう、「ビューティフル・ドリーマー」。まさしくあの世界をちょっと違った味付けで見せてくれます。キャラもかわいいし^^;。でもって、今更ながらEDにはまってしまったわけですよ、これが。ネットでもあちこちで見られるのでぜひともご覧ください。初回放映時にはずいぶんとブームだったらしいです。なんとなくわかる気がする。
 で、もうひとつは女子高の軽音部を舞台としたほのぼの4コマが元ネタです。それをうまくストーリー仕立てにしてあるのですが、何がいいって音楽に関する描写がいいんですよ。楽器はいちいち細かいし、演奏するアニメーションもよくできていると思います。特にベースはいいねぇ。FenderのBlogにもでてきてしまうほど、音楽関係者も注目のアニメです。ギターはレスポール、ベースはジャズベ、しかもレフティですよ、あなた。でもってキャラがみんなかわいい(笑)。あなたは誰がタイプか?
 ってそんな話ではなくて、OP&EDね。OPは元気にはじめるガールズ・ポップ。何を歌っているのかよく聞き取れないのが難点かなぁ。おじさんだからか?EDはちょっと前のガールズ・ロックといった感じで、これまたいい。きっと今年の文化祭ではコピーする軽音部が続出ではないかなぁ。かくいう私もOPのコピーに精を出しています。
 こんなふうに、ちょっと一曲だけっていうときに、手軽に聞けるのがiTunesのいいところですね。

4月14日(火)雨 「 交響詩篇エウレカセブン コンプリートベスト/サウンドトラック」

 本来であれば、この時期はYumingの新譜をききまくっていなけっればならない時期なんですけど、それを差し置いて私のiPodのヘヴィ−・ローテーションになっているのがこのアニメ^^;のサウンドトラック。オープニング、エンディング、一部の挿入歌等を集めたものです。これがね、はまってます。アニメの方は、ロボットもので、いろんなカルチャーを取り入れて、少年の成長を描くBoy meets Girlものという、いろんな要素をこれでもかと詰め込んでいます。いろいろご意見はあるようですが、私はYTで全話見てしまうくらいはまりました。で、その主題歌もアニメの世界にマッチした内容で、ただのヒットシングルを集めたものとは違っています。個人的には第一期の主題歌である「Days」が一番のお気に入り。初めて通して聴いたときにラップがでてきたのにはびっくりしましたあg...。最近、映画も公開されるようなので、こちらもかなり気になります....。
 ということで、Yumingはもうちょっと聞き込んでからってことで(マンタのギターが痛い^^;)

3月5日(木)雨 「Rumours/Fleetwood Mac」

 マックの最高傑作。1977年に発表され、全米チャートを30週以上に渡ってトップを独占したなんて、今では考えられないような快挙を成し遂げています。そして、その内容は記録に生み出すに十分たる内容。ポップ・アルバムの見本のようなアルバムです。リンジー、スティーヴィー、クリスの3人のシンガー・ソングライターのバランスが絶妙。とても破局寸前の二組のカップルを抱えるバンドとは思えないのが不思議なところです。

3月4日(水)雨 「Selling England By The Pound/Genesis」

 6枚目となるピーター在籍時のアルバムです。この頃はライブで様々な演出を凝らすピーターがどちらかといえば目立っていて、他のメンバーの欲求不満が「The Cinema Show」のような曲のインスト・パートに反映されているようです。フィルのドラムも今ほどバタバタしていないのが興味深いです。この後、2枚組の大作「眩惑のブロードウェイ」をリリースしてピーター時代の総決算となります。そんな背景を考えると、今ならではの聴き方もできるのではないでしょうか。

2月26日(木)雨 「アワー・コネクション/いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー」

 1977年のいしだあゆみ(?)のアルバムはマンタ抜きのティン・パンがバックを務めた作品。変わりに矢野顕子や羽田健太郎等が参加しています。他にもコーラスで山下達郎や吉田美奈子が参加していたりと、そうそうたるメンバ。これでボーカルが...なんて思ったら失礼なんですが、同じようなアルバムで「スーパー・ジェネレーション」を思い出してしまうと、やっぱりボーカルの存在感は大事なんだなと思ってしまいます。いしだあゆみがダメとはいわないのですが、微妙なミスマッチというか、しっくりこない感があって...。どうせならユーミンあたりが歌ったらもっと雰囲気がでるのかなと。これから聞き込んでいったらもっと良く感じてくるのかなぁ...

2月24日(火)雨 「How Long/Michael Thompson Band」

 売れっ子ギタリストのリーダー・アルバムです。マイケル・トンプソンの名前は、日本のミュージシャンのアルバムでも度々目にすることができるので、その音も一度は耳にしているのではと思います。
 そんなマイケルのアルバムは、いかにも当時のサウンドといった感じで、ギターが前面にでているわけでもなく、ボーカルをメインとしたAORなアルバムとなっています。これが本当にマイケルがやりたかったことなのかな?と思います。出来がいいとかわるいとかではなくて、スタジオ・ミュージシャンとして参加しているセッションと大差ないのかなと感じてしまいます。そういた意味では、もっとギターを前面に押し出したアルバムを聞いてみたい気もします。

2月23日(月)雨 「ONE NIGHT THEATER 1985/安全地帯」

 今から20年以上前の横浜スタジアムにおけるライブ盤です。驚かされるのはその再現力。ライブというと、スタジオ盤とは違った魅力が出されるものですが、安全地帯はたった一人のサポートメンバを加えただけで、ライブにおいてスタジオと同じ音を再現しています。エフェクティヴなギターがより一層際立って、幻想的な世界を醸し出しています。ヒット曲も多いバンドですが、確かな実力をもっているバンドでもありました。

2月22日(日)晴れ「Live Act Tulip in Suzuran2/Tulip」

 カセットのみで発売されたライブのCD化。雨のステージを全編収録しています。「Shooting Star」がこのライブで初お目見えという頃。歌詞もその後収録されたものとは異なったりします。それにしても、この黄色い声はすごいですね。リアルタイムで聴いてはいたものの、ライブには行っていなかったのでちょっとびっくりしたものでした。確かにあの頃、歴史をつくっていたバンドでした。

2月21日(土)晴れ「Back On The Block/Quincy Jones」

 1989年のアルバムです。今回も大御所満載。ついにマイルスまで担ぎ出します。そこまでするか?って感じですが、クインシーだから成せることなんでしょうね。個人的にはAOR全開の「The Dude」の方が好みです。

2月20日(金)雨「The Dude/Quincy Jones」

 クインシーの大ヒットアルバム。なぜ「愛のコリーダ」?なんて曲があるのかが不思議でならないが、そんな曲も含めた多くのシングルヒットも生れています。曲もミュージシャンも選りすぐり、ヒットしないわけがありませんよね。これだけのメンバーを集めることができるというのが、やはりクインシーのすごいところなんでしょう。

1月26日(月)晴れ 「Welcome/松岡直也」

 タイトルやジャケットの表からは想像できませんが、ライブ盤です。一枚は今は無き六ピ、そしてもう一枚はモントルー・ジャズ・フェスでのものです。この頃のギターはなんといっても是ちゃんだってのが、私が購入した理由(笑)。賛否両論ではありますが、「SUNSPOT DANCE」なんかは是ちゃんのギターじゃなくっちゃって思います。にしても、モントルーでのお客さんの反応はすごいですね。音楽に国境は無い、そんなことを感じさせる瞬間かも。

1月4日(日)晴れ 「サーフブンガクカマクラ/Asian Kung-fu Generation」

 アジカンの最新アルバムは、これまでのずっしりとした重みを感じるものから一転、バカンス・モードに入ったかのようなポップなものでした。江ノ電をなぞらえて並べられた曲は、これまでの傾向からみるとミニ・アルバムにも思えてしまいます。ここらで充電なんでしょうか?さて、次はどんなアルバムに..。

12月30日(火)晴れ 「The 24tf Street Band/The 24tf Street Band」

 2008年の最後は、7月に急逝したハイラム・ブロックの出世作です。フュージョンとロックが絶妙なバランスで、まさに「フュージョン」してます。ここではバンドとしての作品ですが、様々なセッションでファンキーなプレイを聞かせてくれます。タンクトップに改造ストラトが印象的だったのですが、TVで最近のライブを見たときにはキャプションが出ないと誰だかわかりませんでした^^;。52歳はあまりにも若すぎますね...。

11月24日(月)雨 「blance/飯島真理」

 坂本龍一のプロデュースに続く2枚目は吉田美奈子の手によるもの。そして、私が初めて聞いたまりンの一枚でもあります。この真っ白なワンピースを纏ったジャケットにどれだけの青少年(笑)がどきどきしたことか。で、後からきがついたのが、実はリン・ミンメイもやっていたということ。それまでのアーティスティックなイメージが一転、違うファンに囲まれちゃうことになりました。ライブも何度か行きましたが二極化してましたね。でも、ここで聞ける音は、マクロスからは遠く離れたあの頃のちょっと背伸びしたまりンの音です。個人的に結構気に入っている一枚です。

11月23日(日)晴れ 「Live At Montreux 1976/Stuff」

 モントルーにおける全盛期のライブです。もう、誰が上手いとか、そういうのではなくて、全員で作り出すうねりというか、その雰囲気がいいです。長く一緒に活動しているとかではなくて、それぞれが踏んできた場数がものをいう、そんなバンドですよね。ちょっとうらやましいかも。

11月19日(水)晴れ 「A Christmas Gift For You/Phil Spector」

 今日はこの秋一番の寒さ、なんてフレーズをきくともうすぐクリスマスかぁと無理やりこじつけて本日のアルバムです。
 フィル・スペクターの手によるこのクリスマス・アルバムはなぜか評価が高く、いつかは聞いてみたいと思っていました。複数のアーティストにより様々なスタイルでクリスマスソングが歌われています。よくあるクリスマス・アルバムかなぁ....って、それはこのアルバムの影響が大きいってこtでしょうか?また、23歳という若さでプロデュースしているというのもすごいところだなと思います。
 そんなこんなは抜きにして、楽しみたいアルバムのひとつではあります。

11月18日(火)晴れ 「タイニイ・バブルス/Southern All Stars」

 ご存知サザンの三枚目。最近、昔のサザンを聞きなおしたくて購入してます。で、改めてサザンはいいなぁと思うのですが、それはいつも変わらぬ音が聞こえるせいでしょうかね。もちろん、時代の音は取り入れられているのですが、根底に流れるものはメンバーのルーツを感じさせるものが初期から一貫しているように思います。ある意味、ストーンズなんかに近い境地に辿り着いちゃっているのかもしれません。それが活動休止につながったのかなぁ...。

10月19日(日)晴れ 「The Best Of Bond/Variousu Artists」

 007シリーズの主題歌を集めた企画もの。後年のアクションものに多大なる影響を与えた映画本編だけでなく、その主題歌についても毎回誰が歌うのかということで話題になっていましたね。Wingsやa-ha、デュラン・デュラン、シェリル・クロウ等その時代の代表的な面子がそろっています。中には、この人は今?的なアーティストもいますけど。そんな中で、3度抜擢されているシャーリー・バッシーの歌声は、007にマッチしているんでしょうね。
 未だに続くこのシリーズ、どこまでいくのでしょうか...

10月18日(土)晴れ 「The Gold Collection/Sheena Easton」

 最近、CMで取り上げられていて耳にすることが多いシーナ・イーストンのベストアルバム。オリジナル・アルバムはほとんどが廃盤で、こうした企画ものでしか聞くことができないのが残念といえば残念でしょうか。
 デビュー・アルバムからヒット曲が連発されて、その美貌も相まって日本でもヒットしました。「モーニング・トレイン」では曲のタイトルでいろいろ問題がおきて、当初の「9 TO 5」から変更されていましたっけ。個人的には「モダン・ガール」が大好きでした。

9月30日(火)曇り時々雨 「NISHI./西慎嗣」

 スペクトラムのギタリストでもあった西慎嗣のソロアルバムが再発されました。桑田圭祐初のプロデュース作品でもあり、ある意味タイムリーな時期にリリースされましたね。で、その内容といえば...もう、サザンそのものってっ感じです。良くも悪くも桑田色が濃いですね。1980年発売のアルバムですが、桑田はずっと桑田だなぁと。あ、西慎嗣についてもは....。^^;

8月10日(日)曇り時々晴れ 「X&Y/COLDPLAY」

 COLDPLAYの人気を決定的なものにした三枚目のアルバム。といっても、既に一枚目、二枚目共にNo1になっているので、人気を不動のものにした、といった方が正しいのかな?非常に緻密な音作りで、時にメロディアス、時にハードとドラマティックなアルバムです。最近のロックを総括してしまいそう、というのは言い過ぎか。サマソニのトリと務めているようですが、ライブではどのようなアレンジになっているのか興味があるところです。

8月9日(土)晴れ 「The Suitcase/Steve Khan」

 セッション・ギタリストのイメージがとても強くて、ソロ・ワークではどんなギターを弾くのだろうと思い、あれこれ調べてみて購入した一枚。1994年のケルンにおけるライブなのですが、アンソニー・ジャクソン、デニス・チェンバースの演奏も相まって、いったい誰のアルバムなのかわからないような感じです。スティーブの演奏は渡辺香津美を思い出してしまいました。

8月7日(木)晴れ 「Deadly Drive/伊藤銀次」

 いろんな意味でジャケットが印象的^^;な、ファースト・アルバム。「風になれるなら」「こぬか雨」といった名曲が収められています。泥臭さが残る、銀次のルーツがわかるようなトーンです。この後、5年の歳月を経て「Baby Blue」で2回目(?)のデビューを果たすわけですが、その片鱗は前述の2曲に十分感じられます。プロデュース業に精を出した5年間は、銀次にとって計り知れないものを与えたように思います。

8月6日(水)晴れ 「The Best of Radiohead/Radiohead」

 最近の、いわゆる新譜と呼ばれるアルバムはほとんど聞いていませんでした。チャート番組のようなものも少なくなってしまったせいかなぁ。購入するのも昔のアルバムばかりの今日この頃ですが、思い切って買って見ました。前から興味があったこのバンド。
 思っていたよりアコースティックな出だしだなと思っていたら爆音ギターが鳴り響いたり、シンセが飛び回ったりと想像以上にいろんな音が詰まっています。ギターが基本のようですけどそれだけに留まっていない。なるほど、いろいろなバンドに影響を与えているんだなと思う反面、影響を受けているところも多数感じます。あんというか、現代のロックを総括するような存在になったのかもしれないです。

7月8日(火)曇り 「FASCINATION/門あさ美」

 最近はあまり聞かなくなってしまいましたが、その昔はラジオを毎晩のように聞いていました。そこから流れてくる音楽は自分の基本となっているように思います。そんな番組のひとつが「コッキーポップ」。ポプコン、というかヤマハ関連のアーティスト専用番組みたいなもんでしたが、チャゲアスや長渕、中島みゆき、ツイストetcと一時代を築いた(中には今もバリバリですが)アーティストのデビューの場でもありました。
 そんな中でひときわ異彩を放っていたのが門あさみだったように思います。どちらかといえばフォーク系が多かった中で、ポップス系の洗練された曲は他の曲と一線を画していました。特に、デビューアルバムのタイトル・チューンでもある「ファッシネイション」は名曲です。
 アレンジャーも鈴木茂やマンタが関わっていて、当初から期待されていた人のようでいた。いかにもマンタが好みそうな感じですよね^^;。

6月24日(火)晴れ 「Live in Japan/George Harrison with Eric Clapton and His Band」

 ジョージの最初にして最後の日本公演のライブ盤です。彼自身、公式にリリースされているのはこれとバングラデシュだけなので非常に貴重です。なぜに日本で?と思うところもありましたが、今から思えばこのチャンスを逃さずに東京ドームでみることができた私は幸せなのかもしれません。
 ビートルズ時代のナンバーからソロの最新ヒットまで、満遍なく楽しめたライブでした。しかも、バックはクラプトン・バンドそのものということで、途中クラプトンのソロ・コーナーもありました。個人的には、クラプトンは何度もみているので、その分ジョージの曲をききたいなぁとも思いましたが、わざわざつきあってくれたクラプトンへの感謝のしるしだったのでしょうか。
 昔のライブ音源も期待したいですね...

6月6日(金)晴れ 「Yes!プリキュア5 ボーカルベスト!!/original soundtrack」

 すいません、アニメ3連発^^;。娘が好きなので買ってみました。プリキュア5の前作のキャラクター・アルバムのベストみたいなやつ。
 で、感想はちょっと....。主題歌やエンディングテーマはよいです。しか〜し、期待して買った各キャラクターによるオリジナル曲がいまいち。なんつーか、それぞれのキャラが活きていないというか、ただ声優さんが歌っているだけって感じ。唯一、のぞみの曲だけはそれっぽいんだけれど曲自体がまた出来がちょっと...。TVでも流れたうららの曲はそれなりなんですが、他はどの曲ももっとがんばりましょうという評価。やっぱり、TVで流れないから手を抜かれているんでしょうか?なんて思うくらいねぇ...。おジャ魔女シリーズのほうがずっと出来はいいです。
 このアルバムを買って唯一よかったのは、主題歌のぷりきゅあ5バージョンが収録されていること。今後は主題歌のシングルを買うことにします...。
 ちなみに、娘は大喜びでエンディング曲に合わせて踊ってます。(^○^)

5月18日(日)晴れ 「おジャ魔女BAN2CDくらぶ8 妹尾あいこ/も〜っと!おジャ魔女どれみ」

 すんません、昨日に続いてアニメもので^^;。おジャ魔女シリーズ3作目のキャラクター・アルバムで、歌のほかにミニドラマも収録されています。本編の中で「すいーとそんぐABC」という曲があるのですが、娘がこの歌を聞きたがっていたので収録されているCDを中古でget。
 本CDは関西からの転校生であるあいちゃんのキャラクターアルバムとなっています。歌詞も関西弁が混じっていたり、ハーモニカを生かしたアレンジ、元気でちょっぴりせつない曲調などキャラを生かしたものとなっています。アニメのCDといってもなかなか気を抜けないですねぇ。

5月17日(土)くもり 「MAHO堂CDコレクション3 そんぐ ふぇすてぃばる/おジャ魔女どれみ#」

 前回の更新からずいぶんと間があいてしまいました。で、久々がこれかい?(笑)
 1999年から4年間にわたって放映されたTVアニメのサントラです。小学生が魔女見習となって笑いあり涙アリの活躍をするっていう話ですが、とりあげる内容がどたばたなギャグから子育て、離婚、登校拒否等奥深いもので、一部はとても子供にはついていけないんじゃって回もあります。親もターゲットにしているということでしょうか。かくいう私も、娘がいなかったらCDを手に入れるほどのめりこむことも無かったわけで...^^;
 このCDは第2シリーズのもので10曲の歌と11曲のBGMが収録されています。この歌がなかなかよくできていて、各キャラクターが歌っているというものですがそれぞれのキャラの持ち味がでていてアニメを見ているおっきなお友達(笑)も楽しめるものです。アニメの音楽なんて真剣に聞いたことはなかったのですが、思っていた以上にクオリティが高くてびっくり。クレジットが無くて残念なのですが、ギターは誰が弾いているのかなぁ?

3月20日(木)雨 「Red/King Crimson」

 第一期(という表現が正しいのかどうか微妙ですけど)クリムゾンのラストアルバム。このときにはフリップ、ウェットン、ブラッフォードのトリオにゲスト・ミュージシャンを加えた編成でのレコーディングとなっています。自分がロックを聴き始めた当時(今から30年近く前)に、プログレ好きの先輩から「クリムゾン・キングの宮殿」とこのレッドは聞いとけといわれていたのですが、ようやくレッドを聞くに至りました。なんというか、「クリムゾン・キングの宮殿」を聞いたときのような衝撃はなかったです。「starless」も「エピタフ」を超えるようにも思えなかったし...。フリップの思いだけで動くゆおになってしまったバンドの最後としてはふさわしいのかもしれないですけど。

3月17日(月)晴れ 「うるさくてゴメンねLIVE/鳴瀬喜博」

 ご存知ナルチョによるロック?バンドだったうるゴメのライブ盤が再発されました。「Now or Never」が収録されていたと思ったら入ってませんでした。気のせいだったのかなぁ。やっぱり、一般的には若かりし日のTAK松本が参加してるってことでしょうかね。それにしても、ボーカルの山田信夫ががちょっといただけないです。1曲目は外れていて気持ち悪いし、その印象で最後まで??がつきまくっちゃいました。女性ボーカルはカルメン・マキ。このあたりちょっと豪華(笑)。もっとヘヴィな曲が入っていてもよかったかな。現在も再結成して活動中(TAKは参加してませんが)。みたいような、みたくないような...。

3月16日(日)晴れ 「Waltz for Debby/Bill Evans Trio」

 ビル・エヴァンスの代表作といわれる一枚。だから私も入手したのですが。^^;
 演奏もさることながら、ライブの臨場感はまるでライブハウスにいるようです。観客の会話や食器を運ぶ音、演奏者の息使いも感じられそうです。私が聞くライブの多くはラインで録音されて拍手等をかぶせるというパターンが多いのですが、ジャズのライブはこのアルバムのように録音されているのが多いんですかね?最近、ライブハウスもすっかりご無沙汰なので、ライブに行きたい熱が上がりそうな一枚でもあります。

3月15日(土)晴れ 「無罪モラトリアム/椎名林檎」

 最近では東京事変としてバンド活動に勤しんでいる椎名林檎の1stアルバム。初めて聞きましたが、このときから椎名林檎の世界は出来上がっていたんですね。本人のセンスと、それを具現化できるスタッフによる見事な世界です。グレッチやRATといった、その筋の人にしかわからないようなキーワードをちりばめたりと、歌詞の世界も独特です。聞いていておもわずニヤリとしてしまう。そんなところもファンにはたまらんのでしょうね。 かくいう私も、彼女の魅力にひきこまれつつある一人なのですが...

3月14日(金)雨 「From Left to Right/Bill Evans」

 これはもう、ジャケ買いした1枚。くわえタバコにエレピと生ピを片手でひくジャケットは、私の中では記憶に残る1枚です。音の方は、ジャケットほど飛んだイメージではなく、ぐっとスタンダード。ストリングスがいまいちな気もしますが、イージーリスニングとしては正解なんでしょうか?ファンの間では賛否両論のアルバムのようで。
 個人的には、カルテットだけの演奏によるボーナストラックの方が好みです。実際にエレピと生ピを引いている様子を見てみたい気がします。

3月11日(火)晴れ 「ワールド ワールド ワールド/ASIAN KUNG-FU GENERATION」

 アジカンのニューアルバム。1枚1枚、進歩というか成長というか、とにかくどんどんよくなっている気がします。演奏、アレンジ、曲そのものが。でも、まだ完成形ではない。次は何をやってくれるのか、楽しみなグループのひとつです。願わくば、アンプラグドなんてやって欲しくないぞ。アルバムの1曲くらいならいいけど...。

2月10日(日)晴れ 「ライヴ コレノス/KORENOS」

 是ちゃんに元スクエアのリズム隊というトリオによるライブ・アルバム。やっぱり是ちゃんはライブに限ります。スタジオ録音のものはどうも気合が空回りしているような気がして。それにしても、ドラマーの則竹氏はどんどんいいドラマーになっているような気がします。あーライブ行きたいよ〜。

2月9日(土)曇り後雪 「Goodbye Yellow Brick Road/Elton John」

 エルトン・ジョンのアルバムは企画ものしかもっていなかったので、オリジナル・アルバムをきちんときいたのはこれが初めてなんですが、いや〜、脱帽です。この一枚で全てがつまっているくらい濃いアルバムです。LPの時代は2枚組でしたがCD化によって1枚になってます。そこにヒット曲からレゲエからなにから、彼の音楽性が凝縮されています。もっと早くきいておけばよかった....。

2月8日(金)晴れ 「Ring-a-Bell/渡辺満里奈」

 歌手としての実質的なラストアルバムとなったミニ・アルバム。大滝詠一プロデュースによる本作はなかなかバラエティに富んでいて、彼女の魅力を十二分に引き出しているように思います。ナイアガラっぽいのは佐野元春の曲を大滝詠一がアレンジした曲くらい。もっと早くこんなアルバムができれば、なんて思いますが、でもこの時期だったからこそできた一枚なのかもしれませんね。「うれしい予感」はアニメの主題歌でしたが、そういえばそうだったかなぁ、なんて思うほど昔のことに思います。

1月14日(月)曇り 「On Tour with Eric Clapton/Delaney&Bonnie&Friends」

 デラニー&ボニーのツアーにクラプトンが参加した際のライブ盤です。タイトルからしてクラプトンの人気にあやかろうとして姿勢がうかがわれます。実際、クラプトンのライブ盤としても知名度は高くてその後のクラプトンの音楽性に大きな影響を与えています。もう一人のギタリストとして参加しているデイブ・メイスンの活躍もも逃せないところ。この人、おやっていうところに顔を出してますよね。ポールのアルバムとか。

1月13日(日)曇り 「Ultimate Christmas/The Beach Boys」

 昨年末にようやく国内盤が発売されて購入してしまいました。ビーチ・ボーイズのクリスマス・アルバム。オリジナルに、未発表となったアルバムからの曲を追加して盛りだくさんの内容となっています。ビートルズと比較されることもあるビーチ・ボーイズですが、決定的な違いはこうしたサービス精神満載の企画モノもOKだったところですね。しかも、カバーだけじゃなくてオリジナルもあって、ちゃんとビーチ・ボーイズしている。さすがです。

1月12日(土)雨 「The Song Remains The Same/Led Zeppelin」

 ずいぶん間があいてしまいました。2008年もよろしくお願いします。
 昨年の大ニュースといえば、やっぱりzeppの再結成ライブですよね。しかも一夜限り。これまでの顔見世数曲程度ではなくて、2時間以上のフル・スケールのショウだったとのことで、あちこちの報道をみるとその素晴らしさが伝わってきます。私もニュースでチラッと映像を見ましたが、うん、見たい!!と思わせるものです。
 そんなイベントと絡めて、ライブ盤も再リリースです。発表当時は収録されていなかった曲を追加してとのことで、曲順を除けばほぼ完全にショウの全曲が収録と相成りました。旧盤はレコードしか持っていないので、聞き比べてはいないのですが、若干演奏の差し替えもあるような気もするのですが気のせいですか?
 にしても、このテンション、すごいです。こんなライブを観ているとお客さんも疲れてしまいそう(少なくとも私は)。解散前に一度でいいから見てみたかったですね。

12月19日(水)晴れ 「LIVE 1976/CAMINO」

 故大村憲司が初期に結成していたユニット。ポンタ、小原礼、そしてデビュー前の是ちゃんが在籍していました。大村憲司のブルース嗜好が良くわかるライブ・アルバムです。とはいうものの録音が良くないのでファン向けのアルバムかもしれないですね。かくいう私も是ちゃんのプレイ聞きたさに入手しています。大村憲司のプレイに対して背伸びしてがんばろうとしている音がちょっとだけ伝わっているような気がします。

12月16日(日)晴れ 「White Heat/鈴木茂」

 意外かもしれませんが、オールインストのアルバムってこのアルバムくらいしかないんですよね。で、なんでかというのもこのアルバムを聞くとわかります。ギターだけではなく、歌があってのギターだということが。歌モノのバッキング、そしてソロにぴったりくるんですよね、茂さんのギターは。どうも、このアルバムのようにギンギン弾きまくるのはちょっと違うというか、しっくりきません。やはり、「卒業写真」に代表されるような、すばらしいバッキング&ソロが茂さんの持ち味のような気がします。

12月15日(土)晴れ 「Live Decade 1990-1999/矢沢永吉」

 日本のロックを背負っている一人ですよね。近年、ビールのコマーシャルにも出ているので我が家の4歳の娘も知っていますが、でも歌を歌う人とは思っていないようです。^^;
 歌もさることながら、バックをつとめるミュージシャンも気になってしまいます。元ドゥービーの面々がいたりと、どこでどうやってっていうミュージシャンがライナーに載っていたりします。いつまでも歌っていて欲しい一人ですね。

12月14日(金)晴れ 「music & me/原田知世」

 25周年記念アルバムだそうで。角川の肝いりでデビューして、歌も演技もどうなっちゃうんだろうと思いましたが、時を重ねるにつれて自分の立ち位置を作ってしまいましたね。演技だけでなく、歌でもこうしてやっているのはなかなか立派だと思います。こうしたアコースティックな肩の力が抜けた雰囲気はピカイチですね。

12月11日(火)晴れ 「MISS/渡辺満里奈」

 前日に続くアルバムです。ボーカルを抜くと、バックは蒼々たる面子が演奏していたりするんですよねぇ...。

12月10日(月)晴れ 「SUNNY SIDE/渡辺満里奈」

 すっかり脱おにゃんこしてしまった満里奈ちゃんの、まだアイドルしていた頃のアルバムです。いやー、普通に歌モノとして聞いてしまうとちょっとつらい...。後にアーティスト嗜好になってくるよおうですが、その頃のアルバムはなかなか中古でみつからないんですよねぇ。

12月9日(日)晴れ 「CODA/Led Zeppelin」

 未発表曲を集めた企画盤ですが、結果的にZEPPのラストアルバムとなりました。前半が初期、後半が後期となっているのはLP時代を意識したジミー・ペイジの選曲。どこを切ってもツェッペリンなのですが、緊張感のようなものは感じられないです。企画盤だからしょうがないのですが。なぜ、ジミー・ペイジがこのアルバムを出したのか、いろいろと考えてしまいます。やはり、ボンゾのことを何かもうひとつ残しておきたかったのでしょうか...

11月29日(木)曇り 「Time/Electric Light Orchestra」

 時をテーマにしたコンセプト・アルバム。近年の日本では「Twilight」がドラマの主題歌に使われて一躍知名度がアップしました。この頃には弦楽パートのメンバーは既に脱退していて形式的には4ピースのロック・バンドであるものの、電子楽器の技術の進歩、そしてジェフ・リンの音楽センスにより相も変らぬELOサウンドとなっています。

11月25日(日)晴れ 「Silk Degrees/Boz Scaggs」

 ボズの出世作。ボズというとそのヒット曲のせいか都会派のイメージもありますが、オリジナル・アルバムを通して聞くともっと泥臭いロッカーだということがよくわかります。後のTOTOのメンバーをはじめとしてデレク・トラックスもスライド・ギターを聞かせてくれています。そうした意味でも重要なアルバムでした。ボーナス・トラックにはアルバム発売当時のライブが収録されていて、ジェフ・ポーカロのプレイも聴くことができます。いいですねぇ、やっぱり。

11月23日(金)晴れ 「McCartney/Paul McCartney」

 ポールのソロ第一弾です。ビートルズとの決別するころにとてもプライベートな環境で録音されています。まるでこれからの手触りをたあしかめるかのように。なので、中途半端なアレンジやインストも収録されていて、決して素晴らしいアルバムとはいえないかもしれません。そんな中で、「Everynight」や「Mabe I'm Amazed」のような名曲も収録されているのは、ポールの自身につながったのかもしれません。
 個人的に印象に残るのは「Momma Miss America」というインスト。これを聞くとその昔聞いていた「SONY BCLジョッキーを思い出します。今は亡き富山敬さんがDJだったんですよね。青春の思い出です。

11月20日(火)曇り 「メルヘン・ポップ/Tin Pan Alley」

 ティンパンの手による童謡(!?)集です。鈴木茂のアレンジによる世界の音楽スタイルを日本の童謡に当てはめましたっていう企画もの。ベースは後藤次利ですが他の3人は健在です。きっと、今も昔も売れないんだろうなって思いますけど、でもなんとなく一度はやってみたくなるテーマかもしれないですね、これって。
 ボーカルは「パラシュート」とクレジットされた怪しい集団のようですがこれまた正体不明。一人は財津和夫にとーってもよく似た声なんですけど違うよねぇ...

11月19日(月)晴れ 「Mr.335 Live in Japan/Larry Carlton」

 名作「夜の彷徨」をリリースした直後の来日公演を収録したライブ盤です。長らく廃盤となっていたのですが、このたびめでたく限定復活。ここのところのフュージョン系はこうした再発が多くてうれしい限りです。
 名盤を生み出すときの勢いがそのまま詰め込まれているようなライブです。これを生で聞けた人がうらやましいですね。随所に絶妙なフィードバックが使われていて、このあたりはライブならではですね。1曲目ではうっすらとバッキングのギターが聞こえます。これはひょっとしたら発売当初はダビングもあったということなんでしょうかね。これならわざざわざオーバーダブしなくてもいいんじゃないかって思ったりもしますが...。

11月11日(日)雨のち曇り 「Pop Steady #8/伊藤銀次」

 オリジナルは未発表曲やメドレーを集めた企画ものミニアルバムでしたが、今回の紙ジャケ化でボーナストラック満載となりました。この追加曲というのが未発表のライブばかりでファンにはうれしいですね。ソロ活動開始当時の貴重なものもあって楽しさ2倍です。
 前日のBaby Blueも含めて、今回の紙ジャケシリーズは全てLPで持っているんですよねぇ。他のアルバムを買いなおすかどうか、思案中...

11月10日(土)雨 「Baby Blue/伊藤銀次」

 ファーストアルバムの発表後、ずいぶんたって再出発的に発表されたセカンド・アルバム。銀次のポップ・センス全開です。代表曲となった「Baby Blue」や「雨のステラ」など名曲が目白押しです。スペクターを思わせるようなキラキラしたサウンド。この頃の銀次の音が一番輝いていたように思います。

11月6日(火)雨のち曇り 「Doin' Our Thing/紫」

 日本人のロックミュージシャンが一度は考える問題...「ロックは英語か否か」。ここにはその答えのひとつの到達点があると思います。対極がはっぴいえんどかな。紫は音だけ聞いてしまうと、欧米のハードロックと変わらない。ツイン・ギターのディープ・パープルってとこでしょうか。70年代の沖縄だからこそ生れたバンドだったのかもしれません。

11月5日(月)晴れ 「Slidin' & Slippin'/松浦善博」

 元ツイストのギタリストです。この人のスライドギターがお茶の間のギター・キッズに与えた影響というのは相当なもので、こぞってスライド・バーを買いに行ったという話もちらほら...私もそんな一人でありますが(笑)。
 就職してライブ通いが始まった頃にも、渋谷のエッグマンで何度か見ています。1曲目でいきなり「Walk Away」をかまされたときの衝撃というのは、それはもう大変なものでした。「Rokko Mountain Way」でのトーキング・モジュレータのプレイとか。そして、あのゴールドトップのレスポールもあこがれちゃいましたね。
 そんな松浦氏が最近発表したソロ・アルバム。うーん、スライドばっかじゃなくってもっとギター弾いて欲しいかも。今から20年以上前に発売されたソロ・アルバム、CDで再発してくれないかな。「Black Hearted Woman」なんて名曲なんだけどなぁ...

10月8日(月)曇り 「LIVE Scratch〜上がってますってばTOUR@武道館/木村カエラ」

 ついに武道館です。カエラちゃんもここまできました。どちらかといえばライブハウスとか野音とかそんなイメージが強いのですがどうしてどうして、「Circle」なんかは広い会場に負けないスケールを感じさせました。それにしてもカエラちゃん、ロックしてますね。力が抜けていて自然にロックしている感じ。ギター持って歌っている姿はなかなか様になってます。そうそういねいですね、ギターが似合う女性。ショートカットも一役買ってます。
 さて、次はそこを目指しますかね。やっぱり海外?

10月7日(日)曇り 「What If/Tommy Shaw」

 STYXのギタリスト&ボーカリストでもあったトミーのセカンド・ソロアルバム。映画の主題歌に起用されるなど話題もあったアルバムですが、映画はこけました^^;。アルバムは....うーん個人的には消化不良。STYXの時には出さないポップな面が全開ですが、逆に物足りなさを感じでしまいます。ファーストが出た後来日もしまして、そのときに中野サンプラザに行きました。これはね、楽しかったです。STYXのナンバーもやってくれたしファーストからの「Girl With Gun」が良かったので、期待してセカンドを買ったのですが肩透かしでした。今も悔やまれるのは日本限定で発売されたライブ・ミニアルバムを買わなかったことです。

10月6日(土)晴れ 「Louder Than Bombs/The Smiths」

 ポップなギターサウンドとは裏腹に社会的な歌詞で80年代の代表的なグループとなったスミス。愛読誌(笑)のギターマガジンでもジョニー・マーがたびたび取り上げられていたので、どんなギタリストなんだろうと気になって購入したシングル集です。なるほど、ポップなギターバンドでした。ただ、ギターソロはほとんどなく、カッティングやリフ等による演出はセンスの良さ一発といった感じです。ただ、このアルバムを買った当時はもっと別なスタイルを目指していたので右から左に流れてしまっていたアルバムでした。

10月5日(金)晴れ 「The Royal Scam/STEELY DAN」

 「幻想の摩天楼」と邦題がついた、スティーリー・ダンが現在のユニットスタイルへと向かい始めたアルバムです。ラリー・カールトン、ディーン・パークス等売れっ子となるギタリストが曲ごとに参加するようになるので、それはギター好きな人にはうれしくもあり、昔からのファンにとってはどうだったんでしょうね。

10月4日(木)晴れ 「Magnetic/Steps Ahead」

 Vibのマイク・マイニエリを中心に結成されたバンド。私は聞いたことはないのですが、当初はアコースティックなジャズ・アルバムだったみたいですね。このアルバムではそんなことは感じさせないエレクトリックなサウンドです。このアルバムの後にギターにマイク・スターン、ドラムにスティーブ・スミスというラインナップで来日しているのですが聞いてみたいですね。
 このバンドも再結成することができないバンドとなってしまいました。合掌。

9月25日(火)曇り 「LONDON CALLING/The Clash」

 初めて聞いたのは高校生の頃。パンクというジャンルが台頭して、そしてこのアルバムのタイトル曲でもある「ロンドン・コーリング」でクラッシュというバンドを認知しました。激しいカッティング、そしてジャケットのギターを叩きつけている写真で、これがパンクなんだ...と思っていたのですが、今回、初めてアルバムを聞いて、そのイメージはごくごく一部しか見ていなかった(聞いていなかった)ということがよくわかりました。クラッシュはパンク・バンドではなくロック・バンドだったということを。その後の解散への道のりをみていると、必ずしもその方向性が全員で一致していたわけではないとは思いますが、あの当時を代表する一枚であったとは思います。というか、一曲かな、自分の場合。

9月19日(水)曇り 「Bitches Brew/Miles Davis」

 ついに手をだしてしまいました。ギター・マガジンですら特集したことがあるこのアルバム、避けてとおることはできないですね。ジャケットも印象的ですが、マイルスが感じる音を探しているような気がしました。その音が出た瞬間を切り取ってアルバムにしたような...。ギターがどうこうというよりも、ロックとかジャズとかでくくれない、マイルスという大きなジャンルの一枚に感じました。

9月15日(土)晴れ 「GETZ/GILBERTO/Stan Getz&Joao Gilberto」

こうも暑い日が続くと、せめて音楽くらいは爽やかなものを聴きたくなってしまいます。ということで、ボサ・ノヴァの名盤。誰もが一度は耳にしたことがあると思う「イパネマの娘」で幕を開けるこのアルバム。ボサ・ノヴァだけでなくジャズっぽさも感じられるのは、ゲッツがボサ・ノヴァを消化しきれなかったため?なんて思わせるような、どろどろしたやりとりがこのアルバムには渦巻いていたとライナー・ノーツで読んで意外に思いましたが、でもこのアルバムのよさは色あせることはないですよね。

9月2日(日)曇り 「All Things Must Pass/George Harrison」

 2枚の実験的なインストを経て発表された実質上の1枚目ともとれるソロ・アルバムです。レコードの時代はなんと3枚組のボリューム。レコード時代はそのボリュームに入手をためらったものですが、CD化されたものを聞くと終盤のインストジャムはちとつらいですが、レコード2枚分くらいの歌ものはすばらしいでう。今までなんで聞かなかったかなと悔やむくらい。ジョージがビートルズ時代培ったものをすべて注ぎ込んだような力作です。特に冒頭の4曲でたたみかけられてしまう迫力。もっと評価されてもよかったですよね。それは後年叶うことになりますが...

9月1日(土)曇り 「Harry Hosono/Crown Years 1974-1977/細野晴臣」

 クラウン在籍中を総括するBOX SET。「トロピカル・ダンディ」「泰安洋行」の2枚のソロ・アルバム、中華街でのライブ音源、もひとつおまけにライブ等の貴重な映像を収めたDVDまでついてます。2枚のソロアルバムにはボーナス・トラック入り。せっかくのセット物なのだから、ボーナストラックは別CDにしてくれた方が収まりがいいような気がするんですけど。
 この頃の細野さんはアルバムや曲のタイトルからわかるようにアジアンでトロピカルな雰囲気満載。ティンパンやはっぴいえんど、YMOは聞いていましたが、改めて細野さんのルーツの一端を垣間見たような気がします。
 ところで、さして大ファンでもないのにこのセットを買ってしまったのは「鈴木茂」のキーワードがヒットしたから。「砂の女」を見ることができるなんてうれしいです。とまぁ、やや不純な動機でしたが、細野さんの新たな一面を知ることができてなかなか有意義な買い物だったなと思います。
 それにしても、直接紙ジャケットに入れないでせめて袋に入れて欲しかったです。

8月31日(金)曇り時々雨 「Every Single Day -Complete BONNIE PINK (1995-2006)/BONNIE PINK」

 シングル全部にB面やアルバム未収録曲等を収めた2枚組みベストアルバム。レーベル毎に分かれています。名前はなんとなく知ってはいたんですがそれほど耳にしたこともなく、ショップでもなんとなく手にとっては棚に戻していたんですが、たまたまCSで見たスウェーデンでのライブで歌っていた「Perfect Sky」が耳に残ってついに買ってしまいました。(えびちゃんが出ていたCMで流れていたようですが全然気がつかなかった^_^;。
 思っていた以上に「ロック」ですね。どこか影があり、かといってはかなさではなく力強さが感じられる、そんなイメージを持ちました。ギターがメインのサウンドも私にはうれしいですね。歌詞が英語の曲も多いのですが、すんなりと耳に馴染んで聞こえてしまうのは、サウンドのせいか、彼女の発音がいいのか...とにかく不思議な魅力がありますね。

8月26日(日)晴れ 「また明日/村田和人」

 ソロデビュー・アルバムです。当初は鈴木茂プロデュースだったのが何曲かで山下達郎が行ってます。こうして聞いてみると、山下達郎の音作りとあうところがあったんでしょうね。そして、達郎のツアーへの参加、アルバムプロデュース依頼ということにつながっていきます。
 鈴木茂もギターで参加しているトラックがあるのですが、個人的にあまり好みの音ではないかな^_^;。イメージと違うというか。当時はこんな音がはやりだったということでしょうかね。

8月25日(土)曇り 「OFFICIAL BOOTLEG USA '06/Jeff Beck」

 当初、ライブ会場やオフィシャル・サイトでの通販のみでしか入手できなかったライブ・アルバムが日本版として正式リリース。bootlegではなくなりましたな。バックを勤めるメンバ、内容ともに2005年の来日公演と同等の内容。前作のライブ・アルバムでは収められなかった「Star Cycle」「Led Boots」「Over The Rainbow」といったナンバーとともに、ヴィニー・カリウタのドラムが聞けるのもうれしいです。これでキーボードがヤン・ハマーだったらもっとうれしいのだけれど。
 それにしても、この人、ギター一本でどこまでいくんでしょう。ロックがどこへ行くかわからないのですが、どこへいってもジェフはジェフ、そんな気がします。

8月19日(日)晴れ 「Strikes Twice/Larry Carlton」

 大ヒットした「夜の彷徨」に続くアルバムで、稲妻と雄たけびをあげる本人のイラストから「やってやるぜ!」という意気込みがやたらと感じられますが、内容的には前作を引き継ぐ形で、それを超えるものでもなかったように思います。全体的に前作より明るいイメージがあります。珍しくヘビーな音色の曲もありますし。ライナー・ノーツではギター・シンセでソロもとっているとありますが、個人的にはそうかな〜って感じです。

8月18日(土)曇り 「Teasin'/Cornel Dupree」

 後に結成されるstuffのメンバーでもあり、売れっ子セッションギタリストのソロ・アルバム。どうだ、これが俺のプレイだっていう音色、フレージング。セッションの時よりも泥臭さが際立つような気がします。

7月31日(火)晴れ 「Yellowjackets/Yellowjackets」

 ロベン・フォードのソロ・アルバムを作ったメンバーで結成されたバンドのファーストアルバム。もちろん、ロベンも参加してゴキゲンな演奏を聞かせてくれます。自身のアルバムより、ブルースっぽさをちょっと削った正にフュージョン、って感じです。

7月30日(月)曇り後雨 「"LIVE" ON TOUR IN EUROPE/The Billy Cobham-George Duke Band」

 タイトルの通り、ヨーロッパにおける演奏を収めたライブ盤です。ストレートなフュージョンから語りが入るスペイシーかつプログレッシブであったり、かと思えば甘いポップスが出てきたりと実に多彩な曲が収録されています。でもって、ギターはジョン・スコフィールド。一曲目のカッティングなんか、イメージにありませんでした。うん、いいです。
 それにしても、このジャケットのデザインは、子供が見たら泣きそうです。^^;

7月24日(火)晴れ 「Weekend in L.A./George Benson」

 ジョージ・ベンソンのエンターテイナーぶりが如何なく発揮されたライブ・アルバム。どちらかといえば、ボーカルとしてのヒット曲のイメージが個人的には強いのですが、ここではギターも全開。改めて、ギタリストであることを実感させられました。また、バックのフィル・アップチャーチのバッキングもいいです。どちらかといえばストレートな音色のGBに対してワウやフェイザー等を駆使して多彩なバッキング聞かせてくれます。ちょっと得した気分かも。

7月20日(金)曇り 「SPECTRUM/BILLY COBHAM」

 ジェフ・ベックが影響を受けたとのこのアルバム。うん、一曲目を聴いただけで納得。ヤン・ハマーと一緒にやることになったのも判ります。そして、トミー・ボーリンのギターがこれまたいい。ジェフほどぶっとんではいないものの、ディープ・パープルでの演奏はなんなの?っていうくらい素晴らしいです。トミーはジェフのようなわがままな道を歩めればよかったのかもね。

7月16日(月)曇り時々雨 「The Best Of The Velvet Underground/Velvet Underground」

 アンディ・ウォーホールのプロデュースによる一作目から、ルー・リードの個性がたってくる解散間際まで、時代を象徴するようなバンドのように思います。特に、音楽ではなく芸術として捉えられた初期のスタイルは、その後のシーンに大きな影響を与えています。時々、自分が普段触れている音楽に「?}をつけてくれる不思議な存在かもしれません。

4月17日(火)雨 「LIVE IN TOKYO/Larry Carlton with Robben Ford」

 その昔は、音楽雑誌を見ながら「アメリカやイギリスはいろんなライブがみられていいなぁ」なんてうらやましい思いをしていたものですが、最近では日本でもそんなライブが数多く見られるようになりましたね。で、このライブもそのひとつかな。ルカサーとやったと思ったら今度はロベン・フォードですか!!このアルバムを聞くと、ラリーもブルースがルーツなギタリストなんだな感じます。それにしても、同じアンプでギターも似た系統だと、普段から両アーティストをよく聞いていない自分ではどっちがどっちやねん!と悩んでしまいます^^;。ロベンはラリーのレスポールを借りて弾いているみたいだしね。

4月12日(木)晴れ 「REIMY BRAND COMPLETE/麗美」

 Yumingが絡んだ曲を全て集めた麗美のコンピレーションです。タイトルもYumingのアルバムをもじっていたりしてgood。ジャケットをもっと凝るとよかったのにね。ライナーノーツやジャケット写真等も充実していて資料としても興味深いです。
 曲は、Yumingが後に自らのアルバムでカバーするものもありますが、なんといっても「星のクライマー」がいいです。曲は麗美が書いたものですがこんなところにその才能の片鱗をのぞかせていました。次にカバーするなら、ド派手なアレンジで「Time Travelers」なんてライブ向きでいいのになって思います。それにしても、この頃の音は耳に痛いですね^^;。

3月24日(土)曇り後雨 「London Town/WINGS」

 レコーディング中にメンバーが脱退するという相変わらずの騒動を起こしながらのWingsのアルバムです。しかしながら、個人的にはWingsの中では一番の出来では?と思います。ポップ・チューンからロック、トラッド、プログレとあらゆるスタイルの引出しを開けた、Wingsにおけるひとつの到達点に思えます。個人的には、「Cafe on the left bank」「I've had enough」のようなロック・チューンをぜひともライブで聴いてみたいですね。最近のポールのセット・リストをみるとやたらビートルズ・ナンバーが目立ちますが、Wings時代のナンバーも捨てたものでは無いですよ。2度も来日公演が流れているんですから、ぜひとも当時のナンバーで来日公演をやってほしいもんです。

3月23日(金)晴れ 「Scratch/木村カエラ」

 カエラの今年発売の新しいアルバムです。前2作のいいとこどりみたいなロックな部分とポップな部分のバランスがとれているなという印象です。動物ネタの歌詞がいくつかありますが、新たなアプローチで面白いですね。初回限定版ではライブを多数収めたDVDつき。購入されていない方はぜひともこちらがお勧めです。

3月15日(木)晴れ 「Red Rose Speedway/Paul McCartney & Wings」

 Wingsとしての2枚目のアルバム。「My Love」という大ヒット曲を収録してようやくポールらしさをしめしたところですが、それ以外の曲についてはがんばれ!って感じでしょうか...^^;。アルバムのクレジットをみると、レコーディングでもデニーがベースを弾いていることがわかりました。ライブだけだと思っていたのですが...。ポールはバンドを意識してのレコーディングを行っていたということなんですかね。そしてWings消滅まで、デニーはポールの影武者の如くサポートを続けます。
 現在発売されているリマスターもののCDではボーナストラックとしてシングルで発売されていたものやアルバム未収録曲が収められていて値段も安くてとっても御得感があります。このアルバムでは「C Moon」「HI HI HI」といったヒット曲やシングルB面でライブバージョンしかない「The Mess」といったおいしい曲もはいっていてうれしいですね。もっとWingsのライブトラックを出して欲しいです。

2月27日(火)晴れ 「Born at The Right Time The Best Of PAUL SIMON/Paul Simon」

 ポール・サイモンというとアコギの名手でもあり、フォークなイメージが強いのですが、ソロ活動をまとめたベストアルバムをきくと、バックは名うてのスタジオ・ミュージシャン。時にはアフリカン・ビートも交えながら多彩な音楽を楽しませてくれます。オザケンの「僕らが旅に出る理由」はポール・サイモンにインスパイアされたような曲で有名ですね。そのくらい、日本のアーティストにも影響を与えている一人です。

2月26日(月)晴れ 「shaking the tree SIXTEEN GOLDEN GREATS/Peter Gabriel」

 ジェネシス脱退後、90年くらいまでの代表曲を集めたベストアルバムです。「sledgehammer」のヒットにより一般人にも広く知れ渡るようになりましたが、「red rain」や「biko」のようにメッセージ性の強い曲も彼の一面でした。そういえば、最近はあまりきかないけど、どうしているんだろう?

2月25日(日)晴れ 「Best Of Leon Russell/Leon Russell」

 シンガー・ソング・ライターとして、そしてまたセッション・プレーヤーとして70年代に無くてはならないプレーヤーでした。「Song for You」が一番の代表曲とは思いますが、「マスカレード」等のカバーも、その特徴的なボーカルで味がある仕上がりになっていました。ピアニストの印象が強いのですが、マルチ・プレーヤーでほとんどの楽器を演奏して自身のアルバムは録音しているようです。その器用さがある意味災いしてしまったところもあるのかもしれません。


2月12日(月)晴れ 「LOOK SHARP!/Joe Jackson」

 このデビュー・アルバムの頃は、パンキッシュなロックが流行していて、似たようなビートを持つバンド、アーティストが多数出現しましたが、その場にとどまらずそこから様様なスタイル(とちうかやりたかったスタイル?)へ変わっていって、その後のロックシーンを担っていったアーティストが多かったように思います。スティング、ポール・ウェラー、エルヴィス・コステロ、そしてこのジョー・ジャクソンもそんな一人のように思います。
 オープニングの「One More Time」からして飛ばしています。このアルバムのサウンドを根底に、その後様様なスタイルのアルバムを発表しますが、ライブではここから取り上げられる曲も多く、彼にとって重要な位置をしめるアルバムだったんだなと思います。

2月11日(日)晴れ 「Big World/Joe Jackson」

 それまでのサウンドの集大成的なアルバムです。どちらかといえばテーマを持ったアルバムが多かったのですが、ここでは多様なスタイルの楽曲を取り上げ、正に世界旅行、そんな感じです。また、全曲一発録りのライブ形式で録音されていて、中には何度もやり直した曲もあったようです。ギター、ベース、ドラムのバックにジョーの鍵盤系というスタイル。バンドサウンドが好きなんだなと実感します。このアルバムのツアーも行きましたが、それはもう内容が濃いものでした。「Man In The Street」がとても印象的に使われていましたね。

2月4日(日)晴れ 「Surrealistic Pillow/Jefferson Airplane」

 代表曲「Somebody to Love」「White Rabitt」を収録したセカンド・アルバム。ピンクのジャケットが時代を象徴しています。とてつもないエネルギーがありながら、もてあましてとりあえず「愛」を歌っとくか、みたいな。その後の紆余曲折した活動やメンバーの動向を考えると、とても不思議な感じがします、このグループ。
 Yumingの曲に「グレイス・スリックの肖像」という曲は、このバンドのメンバーのことですね。この時代へのオマージュでした。

2月3日(土)晴れ 「Portrataits of Duke Ellington/Joe Pass」

 その名のとおり、デューク・エリントンのナンバーをフューチャーしたアルバムです。どちらかというと、ソロ・ギターの印象が強いジョー・パスですが、トリオの方が聞いていて落ち着きます。ソロだとスキマを埋めようとする音があって、聞いていて緊張してしまって...。そこがジョー・パスのすごいところでもあるんですけどね。

1月23日(火)晴れ 「jupiter/BUMP OF CHICKEN」

 これまたギター・オリエンテッドなバンドです。ちょっと前に「天体観測」がヒットして気にはなっていたのですけど、最近、その曲が収録されているアルバムを購入。
 オープニングの「Stage Of The Ground」で一気に引き込まれました。大地から湧き上がってくるようなサウンド、激しく、丁寧に重ねられたギター。2曲目は「天体観測」。改めて聞くと素晴らしいです。曲、詞、アレンジ共にこのアルバムの中で一番。最近聞いた曲の中でも一番かも。その後も歌詞が意味深い曲が続きますが、やはり最初の2曲がいいですね。もう一曲くらい後半にこういう曲があるとよかったかな。
 先にも書いたけど、歌詞が深い。みんな悩んでおおきくなった、そんな感じがします。
 最近CMで流れている曲もいいですね。最新のアルバムも買ってみようか。うーむ...

1月14日(日)晴れ 「Time Exporsure/Stanley Clarke」

 またジェフ関連^^;。とはいうものの、全編で弾きまくりちいうわけではありません。ほんのちょっとの短いソロや、モダンなプレイがちょこっと。
 一曲目でいきなりチョッパー。あれ、スタンリー・クラークってこんなプレイしたっけ?と思ったら解説によれば別のベーシスト^^;。本人のプレイは、リズム体というよりはメロディをなぞるような、歌うプレイをきかせてくれます。一発もののセッションではすごい武器になりそうですが、ふつーのプレイが欲しい時には難しいプレイヤーですね。

1月13日(土)晴れ 「She's The Boss/Mick Jagger」

 85年のミック初ソロ・アルバムです。ビル・ラズヴェル、ナイル・ロジャースというプロデューサと交わりながら、でもやっぱりそこにはミックがいました。泥臭さも感じるストーンズとは異なるバックながら、根底はやっぱり変わらないなと思わせます。ジェフのモダンでトリッキーなギターが合いますね。ストーンズでは溶け込まないとは思いますが、ミックとは相性がいいと思います。確かソロのツアーにも一部参加していたと思いますが、いつものこと(笑)で途中で脱退(爆)。キャラが立つ同士が集まっても上手くいかないという典型例ですね。^^;
 他にもピート・タウンゼントのようなロックの重鎮からハービー・ハンコックのようなジャズ・フュージョン系の面々まで多彩なバック。ミックをどう生かすかというプロデューサの意図がみえるような気もします。

1月4日(木)晴れ 「Soul Session/布袋寅泰」

 ここで紹介してきたCD、ビデオ等も新年を迎えるにあたりついに大台を突破しました。だからというわけでもなんでもないですが、今回は布袋のセッションアルバムです。char、ブライアン・セッツァーのギタリストはもとより、葉加瀬太郎やデビッド・サンボーンといった意外な組み合わせもあったりします。個人的には、女性ボーカルでもうちょっと意外な組み合わせが欲しかったです。吉田美奈子も意外といえば意外なんですが、ロックのフィールドから離れた人がよかったかな。それとも、美樹ちゃんがいるから十分ってことかな?紅白でも競演しちゃったし...
 布袋のソロといえばデジタルな感じがまず思い浮かぶのですが、本作でもバック・トラックは打ち込みによるものが多数収録されているものの、ギターの音はストレートでアナログの匂いがします。
 今回の中ではやっぱりcharとのstereocasterが一番ですね。タイトルからしてかっこいい。なかなかこうしたインストってないんですけど、charが好きな布袋ならではのアプローチがあるのでしょうか。

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