1996年8月10日 Super Jam'96〜夢のまた夢〜
8月10日、皆の願いが通じたかのような晴天の四国で香川県志度町で行われた「Super Jam'96〜夢のまた夢〜」に行ってきました。
会場は岬のさきっぽにある野外音楽広場。ギリシャを思わせるような柱が並んだ円形ステージを囲むようにすり鉢状に客席が並びます。ステージの後ろは瀬戸内海が広がり、壁がないので演奏者のバックに船の明かりが瞬いたりして、なかなか雰囲気が良かったです。
オープニングは、小田和正のステージ。「Yes-No」でスタート。曲がはじまるといきなり鈴木雅之、佐藤竹善も登場し3人で熱唱。ここでいったんマーチン、竹善は引っ込んで小田さんのみとなる。「愛を止めないで」「もっと近くに」「ラブストーリーは突然に」「秋の気配」「真夏の恋」「だからブルーにならないで」「君との思い出」「君住む街へ」を演奏。オフコース時代の曲はいずれもアルバム「Looking Back」のバージョン、ギターを持つ小田さんにも最近では違和感がなくなってきた。ステージの進行を間違えたり、歌詞を忘れたりしていたけど、終始楽しそうであった。パワステより参加のコーラスのまりこちゃんもステージ最初から登場し一部男性ファン(爆)も喜ばせたし(^^)。
小田さんのステージが終わるとバンドは下がって、マーチンと竹善が登場。なんと3人でトークコーナーとなる。小田さんがマーチンに曲を提供したときの話や、竹善がリハに4時間遅刻してきた話などが語られる。小田さんはどうも落ち着きが無い(^^;)。
ここで竹善がキーボードにつき、小田さん、マーチンをコーラスに従えてSLTの「Spirit of love」。まさかSLTの曲を聴けるとは思わなかったので感激!!
3人が下がり、いよいよマーチンのステージの準備に入る。日も落ちてきてちょっと落ち着いた雰囲気になってきた。BGMが流れる中、バックのメンバーが登場。おネーちゃんは色っぽいし(^^)、衣装も派手め。そして聞き覚えのある山下達郎のコーラスのテープにのって「いとしのロージー」でスタート。「恋人」「もう涙はいらない」「さよならいとしのBaby Blues」「アダムな夜」「夢で逢えたら」「Rats&Starメドレー」「Dry・Dry」「プライベートホテル」までマーチンが熱唱。小田さん目当てでいった私は、マーチンのステージはあまり期待していなかったんですけど、いやー、よかったっす。知っている曲ばかりということもあったかもしれないけど、エネルギッシュにステージを動き回って歌うマーチンはかっこいい。ラッツの曲も聴けてゆーことなし!!「め組のひと」では思わずあの振りをやってしまいました(^^;)。
バンドが下がり、小田さんがステージに登場。小田さんのピアノで「私の願い」をマーチンが熱唱。小田さんのコーラスも聞きたかった。そして、竹善、小田さんとマーチンのバンドのメンバーが登場し、「夢のまた夢」。小田さんがコーラスを歌うシーンを何度夢見たことか。ステージの最後は、もちろん「またたく星に願いを」。ああ、CDとおんなじコーラスだ...。ここでひとまずエンディング。
アンコールに答えて3人が登場します。栗尾さんのピアノのイントロから小田さんが歌いはじめたのは「Oh!Yeah!」。3つの個性が一つになったこの曲が聞けただけでも四国に来た甲斐があったというもの。そして小田さんの絶叫が心に響きます。今日のステージを焼きつけようとするかのように花火があがり、そして終演を告げるアナウンスが流れます。ここでちょっとびっくりは、席を立つ人が多かったこと。会場がちょっと田舎のせいかみんな帰路を急ぐ様子。小田さんの「今日はノリ次第でどうにでもなっちゃうから」というMCが頭に焼きついて離れない私は、まだやってない曲があるだろーと心の中で叫びながら最後まで拍手を続けました。
夢のようなひとときでした。
曲目
1.Yes-No(「Looking Back」バージョン)
2.愛を止めないで(「Looking Back」バージョン)
3.もっと近くに(「Looking Back」バージョン)
4.ラブストーリーは突然に
5.秋の気配(「Looking Back」バージョン)
6.真夏の恋
7.だからブルーにならないで
8.君との思い出
9.君住む街へ
10.Spirit of Love(佐藤、小田、鈴木)
11.おやすみロージー
12.恋人
13.もう涙はいらない
14.さよならいとしのBaby Blues
15.アダムな夜
16.夢で逢えたら
17.ラッツ&スターメドレー(ランナウェイ、め組のひとなど)
18.Dry・Dry
19.プライベートホテル
20.私の願い(鈴木、小田)
21.夢のまた夢(鈴木、小田、佐藤)
22.またたく星に願いを(小田、鈴木、佐藤)
<アンコール>
23.Oh! Yeah(小田、鈴木、佐藤)
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