1997年10月24日 小田和正(群馬県民会館)

 秋も深まる前橋でのコンサートである(でも、紅葉はいまいち)。
 いつものようにメモを持って登場。お客さんからの小田さんコールも他会場から比べると幾分少なめだったようです。挨拶では、前回のツアーがここからスタートだったことなどを話していました。そしてメンバー紹介を「簡単に」とつけてしまい、そんなことをいうつもりはなかったんだけどと焦っていました(^^;)。相変わらずポロリが多い小田さんです。万チャンの紹介ではPRISMの新しいアルバムのジャケットも映し出されていました。アルバムタイトルは初心に帰ってという意味でつけたそうです。
 ご当地紀行のコーナーではまず前橋駅から。ここで場内からどよめきがおきます。FMでも小田さんが町を巡っているらしいとの情報が流されたとか。次に重要文化財の神社。お参りでは相変わらず賽銭をいれてませんでした。それにしてもポケットに手を突っ込んでツアーが成功しますようにと祈っても、あまり御利益はなさそうです(^^;)。そして前橋市内の朔太郎記念館へ。撮影禁止と書いてあるのにしっかりと内部も撮影されていました。そして商店街へ。いきなりおばちゃんとぶつかって、おばちゃん「ごめんよ」小田さん「すいません」には場内爆笑。今回は焼き芋屋のおばちゃんとコミュニケーションをとっていました。400円と500円のは何が違うの?とかいぢわるな質問したりして(^^;)。 また、昼間ということで全然若い人がいなくてどこへいっちゃったんでしょうねぇと嘆いておりました。(夜、飲みに行ったら若い人だらけでしたが)。
 コンサートも後半に突入。いつものように盛り上がります。「もっと近くに」ではエンディングのリズム関係のアレンジがちょっと変わっていたでしょうか。「僕のおくりもの」では頭のMCでいままでとは違って一緒に歌ってくださいと前向きにみんなにお願いしてました。
 バックコーラスは今回は山本潤子さん。相変わらずしっとりとしたコーラスを聞かせてくれます。また、ギターの稲葉さんがついにワイヤレスを導入しました。今まではシールドを引きずって前に出ていたのですが、これで縦横無人に走り回れることになったようです。
 アンコールの前半は「Yes-No」「またたく星に願いを」。今回はタンバリンは用意されていたものの稲葉さんのスキップはありませんでした。そして2度目のアンコール。ピアノのイントロからもしやと思ったらあのコーラス。「緑の日々」でした。もう、鳥肌もの。しかーし、小田さんは途中で歌詞をとばしてました(^^;)。なんでかなぁ...。そしてショートカットバージョンの「君住む街へ」でエンディングを迎えました。
 これまでに見た会場に比べてMCが控え目でしたが毎回違う内容でしゃべっているのでネタが無いときはしょうがないかも。それよりもご当地紀行では、どこをまわるかよりも小田さんのキャラクターで勝負みないな感じになりつつありますね。あと数本見る予定ですがどんなふうに変わっていくのか楽しみです。

The Band
園山光博:Sax,Flute&B.G.V
木村万作:Dr&Per
栗尾直樹:Kbd&B.G.V
山内 薫:B&B.G.V
稲葉政裕:G&B.G.V
山本潤子:B.G.V
小田和正:Kbd,G&Vo

 1.緑の街
 2.風の坂道
 3.風に吹かれて
 4.やさしさにさようなら
 5.遠い海辺
 6.秋の気配
 7.思い出にかわるまで
 8.so long my love
 9.愛を止めないで
10.もっと近くに
11.ラブ・ストーリーは突然に
12.僕の贈りもの
13.そのままの君が好き
14.伝えたいことがあるんだ
15.君との思い出
16.風のように
EC
 1.Yes-No
 2.またたく星に願いを
EC
 3.緑の日々
 4.君住む街へ

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