1997年11月12日 小田和正(大宮ソニックシティ)
久しぶりに首都圏に帰ってきたコンサートで、小田さんもMCで「ついつい知り合いや親戚が来ているんじゃないかと探してしまう。いたからどうしたってこともないけど(爆)」といっておられました。
さて、このソニックシティというホール、初めて来たのだけれどなかなか見やすいホールです。適度な段差もついているし。ただ、今回は音がいまいちでした。ドンシャリしてしまって耳障り。ピアノとボーカルだけのときは良かったのだけれど他の楽器が入ったとたんにもう音がぐちゃぐちゃ。ホールのせいなのか、PAのせいなのかはたまた席のせいなのか(前から11列目の真ん中くらい)
ステージはいつものように小田さんが一人で登場して「緑の街」からスタート。このときにぐずっている子供がいて、小田さんは気になっていたようです。途中のブレイクがいつもより長かったから。また、歌の途中で握手を求めに行く人がいたりとお客さんがちょっと...てな気がしました。へんなところで歓声をいれたりとか。もっと一緒にステージを作っていけるような雰囲気になればいいのにと思わずにはいられません。
ご当地紀行ですが、氷川神社と大宮公園、そしてソニックシティの展望台でした。埼玉って日本でいちばん観光客が少ないところだそうで、確かにそんな感じがします。でも、小田さんはのりまくりでした。サングラスを外すときのしぐさ、かなり自分で気に入っているようです。また、氷川神社では珍しくおさい銭をいれていました。マクドのお釣りの小銭処理だっていいながら(^^;)。しかもおさい銭をいれただけでお祈りはなし(^^;)。いのることはないんですかねぇ(^^;)。
今回のコーラスは今滝真理子でした。私は仙台でみて以来なので随分久しぶりの気がしました。今滝をじっくりみた感想としては「あなたちょっと動きすぎ(爆)」「風の坂道」とかでそんなに体を動かさなくていいじゃんとか思ってしまいました。ノリのいい曲ではいいんですけどね。潤子さんがちょっとものたりないなと思うことがあるけど、動きすぎも問題です。声はね、潤子さんのほうに軍配があがるかなと。これは好みの問題でもあるのかもしれませんけれど、しっとりとした声の潤子さんのほうが今回のツアーの選曲ではあっているかなと思いました。やはり、今回のツアーでコーラスをダブルキャストにしたのは、あまりうまくなかったんじゃないかなと思います。出来がいい潤子さんをまだ一度も見ていないし。今滝のノリもちょっと違う気がする。これも中途半端に入れ替わっているせいではと思えてしまいます。バンドの出来がいいだけに、残念な点です。
小田さんの出来はといえば、声はまずまず出ていていいのですが、相変わらず歌詞を飛ばしてました(^^;)。「君との思い出」であ、飛ばしたと思ったらアンコールの「真夏の恋」ではいきなり頭の歌詞をまちがえて演奏を止めてしまうという一幕も。このときは稲葉さんの機材もトラブっていたようでイントロでギターの音が出てませんでした。小田さんが止めてる間にいろいろ復旧作業をしていたようなのでこれはケガの功名かも。で、小田さんは「君住む街へ」でも飛ばしてました。今回はちょっと多かったです。
ツアーもいよいよ後半戦ということで、これまらますますのっていくのではと思います。楽しみですね。
The Band
園山光博:Sax,Flute&B.G.V
木村万作:Dr&Per
栗尾直樹:Kbd&B.G.V
山内 薫:B&B.G.V
稲葉政裕:G&B.G.V
今滝真理子:B.G.V
小田和正:Kbd,G&Vo
1.緑の街
2.風の坂道
3.風に吹かれて
4.やさしさにさようなら
5.遠い海辺
6.秋の気配
7.思い出にかわるまで
8.so long my love
9.愛を止めないで
10.もっと近くに
11.ラブ・ストーリーは突然に
12.僕の贈りもの
13.そのままの君が好き
14.伝えたいことがあるんだ
15.君との思い出
16.風のように
EC
1.真夏の恋
2.Yes-No
EC
3.君住む街へ
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