1997年12月21日 小田和正(パシフィコ横浜国立大ホール)

 いよいよ97年最後のコンサートとなった。横浜といえば小田さん生まれの地でもあり観客の期待はいつもより高まっているように感じられる。パシフィコ横浜はみなとみらい21地区の海寄りにあり駅からは離れているもののデーとスポットとしては最適であろう。
 ライブはいつものように小田さんの弾き語りからスタート。前半はどちらかといえばたんたんと進んで行く。何曲かで細かいアレンジの変更を確認することができた。ユーミンが言っていたがツアーは生き物なんだなとつくづく思う。いよいよお待ちかねのご当地紀行。地元横浜ということで小田さんも気合いが入るのではと期待してきました。まずは山下公園からスタート。「めぐる季節」のジャケットを撮ったというホテル・ニューグランドでシーフードドリアを食べる。けっこうおいしそう。それにしてもあいかわらず暴言をはきまくりかも(^^;)。マリンタワーに向かったところなんと改装中につきおやすみ(^^;)。気を取り直して中華街、元町をまわります。靴屋の主人と喧嘩したとか「きくや」で待ち合わせていたって話をしていました。そして、「緑の街」のロケ地へ。ここへきてくれぐれも騒いだりしないでくださいと執ように繰り返しながらの説明でした。最後は聖光学院。はじめてステージにたった講堂や、練習していた踊り場なんかが紹介されました。最後は学生達と一緒に「愛を止めないで」。
 後半は一気に盛り上がります。「愛を止めないで」で立つ人はちらほら。「もっと近くに」でいっきに立ち上がりました。
 いよいよアンコール。小田さんが登場して一人で「君にMerry Xmas」。途中から園山さんのサックスが入り、ものすごくいい感じになります。そして、「またたく〜」「Yes-No」と続いてひとまず引っ込みます。拍手に導かれて再登場してピアノのイントロから「緑の日々」そして「君住む街へ」をフルコーラスで聞かせてくれました。横浜ということでサービスしてくれたのでしょうか。
 ライブの余韻に浸りながらホールの外へ出ると横浜港の夜景が目の前に広がりました。忘れられない夜がまたひとつ増えた気がします。 

The Band
園山光博:Sax,Flute&B.G.V
木村万作:Dr&Per
栗尾直樹:Kbd&B.G.V
山内 薫:B&B.G.V
稲葉政裕:G&B.G.V
山本潤子:B.G.V
小田和正:Kbd,G&Vo

 1.緑の街
 2.風の坂道
 3.風に吹かれて
 4.やさしさにさようなら
 5.遠い海辺
 6.秋の気配
 7.思い出にかわるまで
 8.so long my love
 9.愛を止めないで
10.もっと近くに
11.ラブ・ストーリーは突然に
12.僕の贈りもの
13.そのままの君が好き
14.伝えたいことがあるんだ
15.君との思い出
16.風のように
EC
 1.君にMerry Xmas
 2.またたく星に願いを
 3.Yes-No
EC
 4.緑の日々
 5.君住む街へ

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