1999年11月6日 あんべ光俊(中野サンプラザ)
昨年、デビュー20周年を迎え今年は新たなスタートだということで中野サンプラザでのイベントです。これまでに何度かライブを見たことがあったのですが、今回は久々にバンドでのライブです。特に千葉和臣&松尾一彦という二人のコーラスもできるギタリストが加わったおかげで幅が出ていてすごくよかったと思います。また、そうした後世のために、アンコールでの弾き語りなどが一層映えたと思います。
オープニングは荒川少年少女合唱隊のコーラスに続いて、暗転してメンバーが登場し「JALANの風」からスタート。途中、少年少女合唱隊、コーロはまゆりをコーラスに迎えての曲や、倉橋ルイ子、沖縄のフォークシンガー(名前失念)をゲストに迎えての沖縄の歌、そして昨年に引き続き飛行船の再結成と見所も多く、アンコールも含めて2時間以上のステージがあっという間でした。
私にとっては一番の聞き所は元オフコースの二人を従えての「一億の夜を越えて」でした。うーん、本当に胸が熱くなりましたよ、あの曲では。
今回のライブはあんべさんの歌手生命をかけた?ライブだったらしいです。そのせいか、お客さんにはどちらかといえばあんべさんの歌よりも人柄にほれたっていう方々が多く見うけられました。それはそれですごくいいことだと思います。ちょっと空席も目立ちましたがまぁまぁ入ったほうでしょう。でも、これで胸をなでおろしていたらいつまでたっても岩手出身の一アーティストでおわってしまうような気がします。周りの人々を巻き込んで動因するのではなく、純粋にあんべさんの歌を聞きたいって人たちをもっと増やしてけるように皆で考える必要があるのでしょうね。それにはやっぱり他の人とのジョイント等がいいのかなと。その昔谷村有美目当てで言ったコンサートで競演した山崎まさよしにノックアウトされてしまったように、もっともっと他の人々の耳に触れるように活動を考えていきましょう。ただ単位、あんべっていいから聞いてみんしゃい、だけじゃなくて、こんなにすごいんだぞっていうのをファンじゃない人たちに知らしめる、そんな活動を望んでいます。ただ、私にはわからないのですが、あんべさん自身はどういったスタンスなんだろうなぁ...。
なにはともあれ、バンドを従えたライブはまた聞きたいです。待ってますよ、あんべさん。
さて、おまけで松尾さんの機材。ギターはクラプトンモデルのストラト、アンプはマッチレスを使っていました。エフェクターはちょっと見えませんでしたがけっこうコーラスが効いたオフコース時代っぽい音でした。スペアのギターが用意されていたようですがアンプの陰で見えませんでした。
あんべ光俊(VO,G)
竹田元(K)
中井一郎(Violin)
大間ジロー(Dr)
山内和義(B)
千葉和臣(G,Cho)
松尾一彦(G,Cho)
荒川少年少女合唱隊
コーロはまゆり
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