2000年5月8日 FAR EAST CLUB BAND(ON AIR WEST)
小田和正のバックバンドであるFECBの初ライブである。メンバーそれぞれがキャリアが豊富なため、何度かメンバーが出演しているライブを見たことがあるのでそれぞれがキャリアを活かしたライブを見せてくれるのではとちょっぴり期待(アルバムは私にとってはイマイチだったので^^;)。それと、来場者の大半がそうであったようにバンドの主がどのような形で関わってくるのか?。
GW明けの月曜日にも関わらず会場の前にはそれなりの人だかり。知った顔もチラホラと見える。時間をちょっと過ぎて開場。なんとか椅子席を確保。ステージ上を見てみるとメンバーの人数よりもマイクの本数が多い。アルバムでは山本潤子がコーラスで参加していたのでひょっとしたら潤子さんかねぇなんて話しながら開演を待ちます。ステージ上には良く見ると小田さんが使っているのと同じアンプが。そして、ステージ袖でテレキャスらしきギターをスタッフがチューニングしているのも発見しました。この時点でどうやらバンマスは後半で登場するのではと予想しておりました。
予定時間を少し過ぎてメンバーが登場し開演です。並びはステージへ向かって左から稲葉(G)木村(Ds)園山(Sax)山内(B)栗尾(Key)の順番。いきなり聞いたこともない曲からスタート。それもそのはず、アルバムには納められていない曲だそうです。その後は楽しいMCを挟みながらアルバムからの曲が次々と演奏されます。
MCではメンバーそれぞれが持ちまわりで仕切るような感じで、特にギターの稲葉さん、ドラムの万チャンが爆発しておりました。稲葉さんの「ギターソロで前へ出てもみんな小田さんだけを見ている」という悲痛な叫びも聞こえて参りました。
ライブも中盤に差し掛かったところで園山さんから「稲葉のスキャットでは限界があるのでここでコーラスをお迎えします」と紹介があり、潤子さん登場か?と思ったところそこで紹介されたのは「小田和正!!」。なんとフルートを持って登場です。園山さんのフルートを持って登場ですが、その腕前は.....語らずにおきましょう^^;。
小田さんは一曲のみの参加で後半戦へ突入です。アルバム製作時に園山さんと稲葉さんがものすごい剣幕で口論となった話等様々なエピソードを交えながらついにアルバム全曲を演奏して終演となりました。
個人的には、アルバムだと散漫な印象があったのですがライブだとバンドらしくまとまった印象が残りました。それぞれの音楽的なバックボーンが感じられてそれなりに面白かったです。
さて、アンコールの拍手の間にマイク、エフェクター等がセットされやはり、このお方が登場しました。小田和正です。そしてもっとびっくりしたのがコーラスとして小田和正のツアーに参加するということで加藤いづみが登場したことでした。誰がコーラスをやるのか興味津々だったので、これまでの人選(安部安弘、佐藤竹善、山本潤子etc)を考えると意外な人物で場内びっくりといった感じでした。
まず一曲目^^;はライブではじめてやるということで「こんな日だったね」。そして「真夏の恋」。ラストは「Woh Woh」で締めくくりました。さながらツアーへのウォーミングアップといった感じでした。小田さんが語るFECBのライブの感想は「演奏はプロだから心配していなかったけど、MCは心配だった。みんな予想以上にしゃべるのでびっくりした」とのことでした。やっぱり猫かぶってるのね(爆)。
加藤いづみが退場して、ラストはアルバムに納められていたアカペラナンバーを小田&FECBで歌い上げて終わりました。
予想通りというか、やはり小田和正が出るとしきりまくり(爆)でしたが、見所たくさんのライブとなりました。FECBだけでもなかなか楽しいライブです。小田さんが見ていなければもっと楽しい話も聞けたかもしれませんので、これからご覧になるかたは小田さんが出てなくてもがっかりしないように!!MCだけでも楽しいですよ。
余談ですが、翌日のスポーツ新聞の芸能欄にこのライブの模様が紹介されていました。使われていた写真はリハーサルのもの(だって衣装が違うんだもん)。おまけに飛び入りという扱いになっていました(アンプまでセットしてあったので(爆))。
FAR EAST CLUB BAND
園山光博:Sax
稲葉政裕:G
山内薫:B
栗尾直樹:Key
木村万作:Ds
Guest
小田和正:fl,Vo,G,cho
加藤いづみ:cho
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