2000.11.2 Acoustic Beatles Club(渋谷ON AIR EAST)

 ABCの久しぶりの東京でのライブはミニアルバムながらオリジナル曲のみで構成されたアルバムの発表記念であった。
 なんとか仕事を終わらせて外へでると雨。渋谷へ到着して雨の中ON AIRへと足を速めます。なんとか開演前に到着、その前にCDも購入(一緒にあんべさんのCDも(爆))。特典ということで3人のサイン入り紙(爆)がついていました。これでヤッサンを除いて全員のサインが揃ったことになります^^;。
 定刻をちょっと過ぎて客電が落ちメンバーが登場。清水、松尾、大間の3人にいつもの城間&土屋というサポート隊です。オープニングは「I want to tell you」。ジョージの日本公演と同じ選曲にちょっと感動。地味だけどギターのフレーズが印象的な曲です。今回は「ロケンロールをなめるなよ」ということで、タイトル通りロックンロールを連発。ポップな曲が少なかったのでビートルズをあまり知らない人にはちょっととっつきにくいかも。
 パートとしては松尾&城間でギター、仁さんはギターとベース、ジローさんはドラム、つっちーがキーボードという構成で時にはベースレスという場面もありました。誰がポールとか決まっているわけではないのですが、それぞれが持ち味をだしてビートルズの楽曲を元曲の印象を損なわずABCのレパートリーとして消化しているあたりはさすがと言うほかはありません。以前に比べると、松尾さんが活躍する場面が増えてきてだいぶバンドとして固まった印象を受けました。
 東京では毎回ゲストを呼ぼうと考えているらしく、今回はあんべ光俊が登場。オフコースの前座をやっていたときにさきっちょまで落書きされてしまった話とか楽しそうにしておりました。ただ、英語の歌は苦手そうでした^^;。
 そしていよいよオリジナルを披露するときがきました。まずは松尾さんのバラードなのですが、いつのまにかステージのバックにスクリーンが下りてきて曲の開始と同時にオフコース時代のフィルムが流れるではありませんか!!小田さんのライブなどで何度か目にしているものとあまり変わらない内容なのでビデオ自体に目を奪われっぱなしということはありませんでしたが、松尾さんの切ない歌声とシンクロして切ない気持ちになってしまいました。中にはビデオに集中しすぎて曲なんかほとんど聞いていなかった人もいたことでしょう^^;小田さんといい、ABCといい、このビデオがライブで流れるというのはそれぞれがオフコースに対して何かを越えた証なのでしょうか。ちなみに、このビデオはオフコース時代にビデオを担当していた方が提供してくださったもののようで本来であれば今回のゲストとしてお呼びしたかったようなのですが都合がつかずビデオの提供、そして仁さんが撮ったホームビデオでの挨拶となりました。
 オリジナルとしては他の曲は今回のテーマに沿った「ロケンロール!!」している曲で仁さんが気持ち良さそうに歌っているのが印象的でした。
 アンコール終了後、お客サンの再度の熱い拍手に応えて予定外の「I saw her stnding there」で終了となりました。
 今回はロックンロール主体の内容でしたが個人的には中期〜後期の作品が好きなのでビートルズがライブで披露していない曲を再現するような内容でやって欲しいなと思います。そして、オリジナル。これも、今後どんな曲が飛び出すのか楽しみです。

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