7月13日 松任谷由実(横浜アリーナ)
ひょんなことから見ることになってしまった横浜公演の初日である(当初は翌日の公演だけを見る予定だった)。
久々に夏発売のアルバム、そして夏スタートのツアーとこれまでとはちょっと違ったタイミングでなんだか逗子を見に行くような気分である。なにしろ35℃を越える暑さである。入場してまずはグッズ売り場へ。今回のグッズはなかなかよいデザインが多いように思う。というか、デザインのコンセプトがいいですよね。夏らしく、Yumingらしく。
パンフを購入後、席へ。今回はスタンド席ですが円形ステージということで全体が見渡せてそれほど不満はありません。4年ぶりの円形ステージは柱が結構細く、ステージもあまり仕掛けがあるようには見えません。
客電が落ち、いよいよステージがスタート。ステージ上には向かい合わせにドラムが2セット、村石&小野のリズム隊のドラムパフォーマンスで幕を開けます。他のメンバーがステージに上がると同時に「7TRUTHS 7LIES」ががスタート。オープニングはちょっと予想が外れてしまいました。Yumingは黒を基調としたドレスで登場。「ダイアモンドダスト〜」「あなただけのもの」とノリのいいナンバーでオープニングを飾ります。「あなただけのもの」はなかなかファンキーででよかったです。
夏向けのナンバーを用意しているとのことで「夕涼み」「Late Summer Lake」等のナンバーが続きます。
アンプラグド・コーナーでは新しいアルバムから2曲を披露。できれば昔の曲をやって欲しかったと思うのは私だけ?
ダンサー無しの今回のステージで唯一それっぽい無いようだったのが「瞳はどしゃぶり」間奏でレインコートを着て傘を持ったコーラスとYumingがからみます。踊りがこれだけというのはちょっと寂しかったかな。
ここからステージ上にはすっぽりとスクリーンがかかり、そこにシルエットが映るというまったく本人が見えずに^_^;「SAVE OUR SHIP」。ラストではシルエットのYumingが宇宙服に着替えて宙吊りになったところで、ピアノのイントロが。そしてスクリーンが上がるとグランドピアノを弾くYumingがいるという久々早変わり(というか事前に映像を撮っておいて映したんでしょうけど。
ピアノを弾きながらのもう一曲は「ひこうき雲」。これもまたなつかしい選曲です。この後は一気にエンディングへ。
シンプルに見えていたステージセットですが、ここでライトが降りてきてぐるぐると動くのです。未知との遭遇を思わせるそのライティングは圧巻でした。ステージのテーマは「スターゲイザー」だそうです。なるほど、思わせるネーミング、そして内容です。ラストは「カンナ8号線」で、ステージ上をコーラス、竿オヤジ隊(爆)を引き連れて練り歩きました。熱気もさめずに場内は拍手の渦。
そして、一応アンコールというスタイルで再登場してご無沙汰の2曲を、そしてラストはバンドを従えての「acaccia」。演奏終了後、メンバー全員で輪になって挨拶をした後、客席を抜けて退場しました。
今回のツアーは円形ということでドハデな演出をちょっと期待したのですが、そうではなくて聞かせるための円形ステージのような気がしました。実質的なアンコールは無しの約2時間のステージでしたが、「カンナ8号線」のほかにもう1曲くらい盛り上がる曲があるとよかったのになと感じました。
席がコーラスのメンバーが見える席だったので、そのあたりをちょっと。今回から加藤いづみが参加しています。踊りは大丈夫かなと心配しましたが、そんな心配は無用^_^;。ほとんど踊りはありませんでしたから。その分、彼女の歌唱力が買われたのでしょう。ただ、コーラスをつけるときには動きが止まっていましたが^_^;。
松任谷由実
武部聡志
市川祥治
中川正也
田中章弘
村石正之
松岡奈緒美
加藤いづみ
今井正樹
01. 7TRUTHS 7LIES
02.ダイアモンドダストが消えぬまに
03.あなただけのもの
04.110°F
05.夕涼み
06.Summer Junction
07.Late Summer Lake
08.哀しみをください
09.acacia
10.幸せになるために
11.Lundi
12.瞳はどしゃぶり
13.SAVE OUR SHIP
14.PARTNERSHIP
15.ひこうき雲
16.Age Of Our Innocence
17.青い船で
18.MIDNIGHT RUN
19.カンナ8号線
EC
20.情熱に届かない
21.天国のドア
22.acacia
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