SURF&SNOW in Zushi Marina Vol.16

 今回の逗子はわずかに二日だけということで、チケット取得にも熱が入りましたが、幸運にも27日の8300人の中に入れました。当日はいいお天気で海からふく風も心地よかったです(あとでべとべとでしたが)。
 今回は、前座(?)として逗葉高校のブラスバンド部による演奏がありました。騒音問題などにより開催が危ぶまれる中、地元との交流を深めていこうということでしょうか。
 ほぼ定刻通りにコンサートはスタート。BGMがインストに変わりステージ上の格子部分が稼働し、キーボード、ドラムがせり出てきます。続いて流れるイントロは「心のまま」。歌へ入るところにちょっとタメを作って歌い出し。ユーミンは白のパンツスーツ。バックのメンバーも白いコーディネート。
 コンサートはどちらかといえば聴かせる雰囲気でたんたんと進みます。そしてそれを支えるのが素晴らしいセット。ライティングも美しく、また、アイデアがたくさん盛り込まれていました。可動式のディスプレイもただ表情を映し出すだけでなくエフェクトが加えられていたりと、たった2公演のためにここまでやるのか?と思わせるものでした。
 そんなディスプレイを効果的に使った新曲では「アサヒの旨茶を飲んでくださいね」とか、「私のだけ流れるスポットが少ない気がする」とかしっかりとPR。早くアルバムで聴いてみたい1曲です。
 竿オヤジ(笑)によるアンプラグド・コーナーは「ずっとそばに」そしてDWAN PARPLEツアー以来という「9月の蝉しぐれ」
 「恋の一時間〜」ではダンサーも登場。ラテンムードで盛り上がります。「さまより果て波は寄せる」では、メンバーがステージの奥へ入り、フードが降りてきます。そしてステージ上は噴水が。クライマックスではステージ中央がせりあがり、噴水もその高さが増します。まさに水と光の融合でした。
 「さよならハリケーン」からはラストスパート。水中沈没は市川さんが餌食(爆)に。そしてブルーのドレスから着替えたユーミンはgoldの水着。遠目にはとても4×歳の体には見えない素晴らしいスタイルです。「満月のフォーチュン」はダンサー、スイマーがプールの花道でコラボレーション。「星空の誘惑」ではここまで温存したオレンジの照明が印象的です。そして一気にラストまで盛り上がったあとは、花火が打ちあがりました。
 アンコールの「青春のリグレット」ではYumingもプールに飛び込み、歓声に包まれてステージは幕を下ろしました。というか、ここでお客さんが帰り始めてしまい、結局アンコールは一度だけ。もっと聴きたかった一部の人たちは拍手を続けていましたが、残念ながら
 今回の選曲はどちらかといえば地味なものであり、普段のツアーではちょっと...と私も思ったかもしれませんが、逗子で聴くにはぴったりの曲たちが揃ったものと思います。まさに逗子のための選曲、であったと思います。騒音問題など抱える問題は多いものと思いますが、是非とも続けてもらいたいコンサートです。

01. 心のまま
02. Sunny day Holyday
03. 入り江の午後3時
04. 紅雀
05. ハルジョオン・ヒメジョオン
06. TYPHOON
07. ただわけもなく
08. ずっとそばに
09. 9月の蝉しぐれ
10. サンドキャッスル
11. 恋の一時間は孤独の千年
12. さまよいの果て波は寄せる
13. 月夜のロケット花火
14. さよならハリケーン
15. 満月のフォーチュン
16. September Blue Moon
17. 星空の誘惑
18. 埠頭を渡る風
EC
19. Hello,my friend
20. 青春のリグレット

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