2002年11月16日 Far East Club Band(SHIBUYA BOXX)

 小田和正のバックバンドがフュージョン・アルバムを出したとき、一過性かなとも思っていましたが、2枚目も発売されライブも定期的に行われてしっかりとその存在が確立したように思います。私は第1回のライブ以来、久々だったのですが、以前、漠然と持っていたバンドとしての危うさというのはすっかり払拭されていたように感じます。
 最近では、企画コーナーが充実しているとのことで、今回はメンバーひとりひとりがギターを持ってフォークソングを披露する「フォークコンサート」が今回の企画。それぞれの選曲が楽しかったです。特に山内さんの「家をつくるなら」はひょうひょうとした山内さんのキャラクターと重なって、なんともいえないいい感じでした。他のメンバーは
園山:煙草のけむり(五輪真弓)
木村:岬めぐり(ウィークエンド)(おっきな歌詞カードがナイス)
栗尾:大きな古時計(Death Songシリーズらしいです^^;)
稲葉:小ネタを連発(爆)
 ちなみに、稲葉さんのコーナーでは、加藤いづみちゃんが飛び入りで参加しました。
 ライブの進行役は主にギターの稲葉さんのお笑いトークで、合間にバンマスの園山さん、ドラムの万作さんがからむといった感じ。客席との距離も、おちゃらけそうなギリギリのラインでなんとか一線を保っているといった感じでした。
 演奏の方はとてもキレがあり、小田さんのバックをやっているときより数段良かったように思います。稲葉さんはアコースティックなナンバー以外はレスポール&マーシャルのこれまた骨太なセッティングでした。
 こうした楽しそうなライブをみると、私も音を出したくなってうずうずしてしまいます。いつまでも楽しいライブを聞かせて欲しいものです。

 それにしても、BOXXのドリンク受け渡しのオペレーションはちょっと頂けませんでした。開演に間に合わないのではないかとちょっと心配しました。

戻る