2003年7月28日 松尾一彦(新宿 Back In Town)

 最近、ABCでの活動がメインであった松尾さんが、ついにソロでライブを行うという情報を友人から聞き、また誘ってもらったので行くことにしました。ソロ・アルバムやプロジェクト等、いろいろ活動はありましたが、個人名義のライブはこれが初めてらしい。どんなライブになるのかどきどきしながら、当日を迎えました。
 ライブ会場は、地下鉄曙町駅近くのライブハウス。階段を下りていくと、途中に写真が飾られており、中にはヤッサンや仁さんの写真もありました。
 ビールを飲みながらステージ上を眺めると、左手にはキーボード、中央に5本のアコギに囲まれて松尾さんの席、そして右側にSAX用のスタンド、、マイク等がセットされています。  ほぼ時間通りに松尾さん登場。まずは、ブルースのカバーを1曲。そして、「身長2m」(爆)のキーボーディスト、土屋さんを呼び込んでクラプトン、ジミヘン、ストーンズ、ビージーズ等のカバーを披露。 
 休憩を挟んでの2部はいよいよオリジナルを中心としたセットへ。
 「Tenderly」よりゲストとして園山さんを呼び入れます。オフコース以来の競演となる二人。オフコース時代の思い出話もありました。当時のオフコースの印象を園山さんに尋ねるシーンがあり、「よく知らないで引き受けちゃったんですよ」と園山さんが答えると、「じゃあ、僕たちと一緒だ」と松尾さん。ライブの総立ちの観客をみて、オフコースに対する園山さんのイメージが変わったそうです。
 オフコース時代の曲ということで、「哀しき街」を披露。ちなみに、キーを二つ下げての演奏です。当時は声が高い人に対抗して(笑)、高い曲を作ってしまい、失敗しましたそうです。園山さんのSAXもいつもより熱いような気がします。ライブも終盤にさしかかり、「この曲をやろうかどうか迷ったんだけれども」といいながら、ツッチーがピアノでテンポをとります。そして「君を待つ渚」へ。間奏では、例のセリフももちろんあり。曲が終わった後に「愛してる、なんちゃって」と茶目っ気も出していました。そして、「Bye-Bye Baby」、「街」でエンディング。
 アンコールでは、久しぶりのハーモニカも聞けました。当初は予定は無かったようですが、前日の夜にツッチーに電話して急遽アレンジを変えたそうです。
 今回は、今の松尾さんを堪能できるステージではありました。個人的には、エレキで聞きたい曲もあったかなぁ。それは次回のお楽しみとしましょう。

1st.Set
1.?
2.Wonderful Tonight
3.Tears in Heaven
4.Little Wing
5.White Room
6.She is a Rainbow
7.First Of May
8.SanFrancisco
9.Whiter Shade of Pale

2nd.Set
1.ある朝ふたりは
2.A Day
3.遥かなる空の下で
4.最終便
5.Tenderly
6.Mornin’
7.哀しき街
8.君を待つ渚
9.Bye Bye Baby
10.街

EC1.オー・ヨーコ
EC2.ロンサムタウン


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