小田監督の第2作「緑の街」のエキストラに参加しました。友人と待ち合わせの後、集合場所である渋谷文化村オーチャード・ホール前へ。そこでスタッフの方が整理券を配っていました。私たちは125番くらい。知人も来ていたので整理券の番号を聞いたところ5時ころ来て10番台とのこと。私たちは4時30分に渋谷で待ち合わせていたのでまっすぐ集合場所に来れば良かったとちょっぴり後悔(後にこれはちょっぴりではなく大きな後悔になるのであるが)。
 オーチャード・ホール前には劇中の映画である「遠い海辺」の看板やポスターが見られました。ここで、私たちはまず記念撮影。これが口火をきったようで、他の人も撮り始めました。
 ホールの周辺をうろうろすると「夏目組」と書かれたトラックやマイクロバスを発見。その付近の駐車場に機材のセッティングをしているスタッフがおり、その近辺に小田監督もいそうであったが既に暗くなっているために確認できず。
 スタッフより整理番号順に並んでくださいとの指示があり整列。看板に明かりが灯り照明などのセッティングも進んでいる。整列した後も暇だったので道路の方を見ると帽子を被った小田さんらしき人影が...しかし、よくみると違うみたい。しかし、そこから10mくらい離れたところにそれらしき人影が二人..しかし、暗いし遠いし判らない。偵察に行った人の話によるとどうやら小田さんらしい。
 エキストラがざわめき始めたところで、助監督が登場。「あれは違います」のコメントに皆大爆笑。シーンの説明にはいります。津川雅彦扮するプロダクションの社長が仕事の帰りに映画館の付近を通ると、そこには長蛇の列...というシーンの撮影。このため今回は役者さんはなし(;_;)。いいかえればエキストラが主役のカットでした。小田さんは撮影終了後にご挨拶してくれるとのこと。がっかりしながら撮影を待ちます。ふと気がつけば稲光が..そして大粒の雨が落ち始めました。いやな予感が..。
 雨が小降りになったころ撮影のためにホールの横の歩道に並びなおします。そしていよいよ撮影開始。車からのショットなのでゆっくりと車が走っていきました。終了後に助監督から「小田監督からのコメントです。車を見ていた人がいます。前を向いて車を見ないように」との指示。もう一度同じカットを撮影します。またまた小田監督からの伝言が。「表情がかたい。もっと楽しそうに」。しばらくここで間がいたので談笑していると、抜き打ちで撮影車が通りました。え?!と思っていると伝言「今のはとてもよかった。もう一回いきます」。ここで、大粒の雨がおちはじめ、屋根のある部分に避難しましたがここでアクシデント。電源ケーブルがパチパチと音をたて、ついには火を吹いて切れてしまったのでした。スタッフが飛んできて復旧作業とケガ人の確認。幸いけが人はなし。でも、ここでケガをしていたら小田さんからお見舞いも...なんて不届きなことも考えたりしたりして(^^;)。こうして最後のカットも終了していよいよ小田監督の挨拶。
 近所から苦情もでているとのことでマイク無しの肉声での挨拶でしたが、割り込みはあるは人のカメラの前で手を振るやつはいるはで、一部の人のマナーの悪さにはがっかりしました。キャーキャーいってるので小田さんが何をしゃべったかほとんど聞き取れなかったし。結局1分にも満たなかったと思います。
 最後は記念品の「小田監督バッチ」をもらって解散となりました。9時50分くらいでしょうか。なんとか時間内に終了したようでした。映画の完成が楽しみです。

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